【猿のごとく読み、人のごとく考える・その 351 ・ 344 冊目】
・紹介する本
チーズはどこへ消えた? [ スペンサー・ジョンソン ]
・サノーさん一言コメント
「くるはずだった未来が失われたとき、それが幻想に過ぎなかったことに気づけるか。全ての岐路で試される、本当の勇気」
【サノーさんおすすめ度★★★★★ + ★】
・ウノーさん一言コメント
「小人とネズミの違いは、どこから生まれたのでしょう。成功した人も、失敗した人も、これから成功する人も、読むべき一冊です」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★ + ★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん ( 以下サ ): 迷路の世界に生きる、小人とネズミの物語だ。
ウノーさん ( 以下ウ ): 彼らの食料であり、生きる糧は「チーズ」です。
サ : 迷路におかれたチーズ、これを求めて、二つの種族は活動する。
ウ : ある日、膨大な量のチーズが置かれた「 C 地区」が発見されます。
そこに至るまでは、迷路をいったり来たり、小人もネズミも、色々な道筋を試していました。
サ : ネズミは、ただただ、直観と歩行能力に頼って、小人は、推測や洞察、分担などの戦略も使いながら、チーズを追い求めていた。
ウ : 莫大なチーズを得た彼らに、安定と平穏の時が訪れます。
サ : その時間は、恵みの時間であり、それまでの試行錯誤や苦労、戦略の数々が報われた結果だ。
ウ : ところが、とつぜん「チーズはどこへ消えた?」となるわけです。
サ : あるはずのチーズがない、昨日まで存在していた「恵み」が C 地区から消えている、それの事態に直面した時、小人ネズミに現れる「変化」は、現実という「迷路」のなかで「仕事」や「報酬」、「成功」というチーズを探し求める我々が直面する「現実」と、重なるものとなる。
ウ : この本は「変化」を捉えること「変化」の本質を解説し、「変化」によって起こり得る「失敗」と「回復」を、わかりやすく、面白く教えてくれます。
サ : 「知能」や「経験」、「予測」や「戦略」が、いかに「変化」への対応に「役立たない」かを示唆している。
ウ : 「役立たない」どころか、「変化」への対応を遅らせ、感覚を鈍らせながら「衰退」へと誘う要素であることが理解できます。
サ : それは、浅読みだ。そうではなく、それらの「要素」の前に、やるべきこと、整えるべきことがあるということを教示している。
ウ : 確かに、「絶滅」の直前に気づくことを、事前に理解していたなら「知能」は変化へ適切に対応する「武器」になりますね。
サ : 「人間が見えている世界は、その人が見たいと思っている世界だけ」というのは、真理だと思う。
ウ:さらに「危機」や「危険」に直面し、「恐怖」と「不安」に捉われると「さらに、見たいものしか見ようとしない」というのは、とても大切な「教訓」です。
サ : 「知性」や「教養」や「データ」の前に、知っておかなければならない「法則」を学ぶ必要がある。
ウ : それを優しく、面白く教えてくれるのは、こういった本ですね。
サ : 「油断」や「傲慢」といった表現だけでは片づけられない「法則」を、知る必要がある。
ウ : そして、いつも「なぜ?」という問いかけを、忘れないようにしたいです。
【了】
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