ソムリエ ラ・パッション

Taillevent

タイユヴァン

お待たせしました!!
やっと、やっと!!のタイユヴァン編です。

凱旋門から北東にむかって少し歩いたところにパリを代表する・・・ いや!フランスを代表するレストランであり、激戦区パリ8区にあって、もっとも優雅、洗練されているが心温かいサービス、もっとも伝統的でありながら決して古びれる事のない偉大なるレストラン、それが『TAILLEVENT』

私たちがレストランの方向へとなにげに歩いていくと、入り口のドアマンの方がきちんと見分けてくれ、『こんにちは。ご予約のお客様ですか?』と声をかけてくれた。このへんからしてさすがにちょっととちがうな・・ とか思いつつレストランにはいる。 (注:毎度ですが、言葉は全て日本でのイメージを含めて勝手に訳してあります・・・ こんな感じだったはず!ってやつですね。。。)

そして、メインダイニングに案内してもらう・・・
準備されていた席は奥のコーナー側のテーブルで二人が横に並んで中心を向いて座る席だった。(4人掛けのテーブルの片方だけに2人が座る感じですね。)日本ではまずないスタイルだが、フランスでは稀に見かけるスタイルである。最初はちょっと落ち着かないかな?とか思ったのだが、この方が相手と話しやすいし、店の雰囲気も良くわかって◎!

 クープ・ド・シャンパーニュをアペリティフに頼んで、お約束?のグージェールをつまみながら、さっそくメニューを・・・ と思ったら、メートル・ドテルの方が『フランス語、英語、そして日本語のメニューがあるけどどうします?』というのでフランス語メニューをひとつ、そして日本語のをひとつ頼む・・・フランス語のメニューは最近多いスタイルである一皿のネーミングがとてつもなく長いスタイル(JDSはこれ)ではなく、5単語ほどの料理名があり、その下につけあわせが記載されているだけのシンプルなスタイル。で、とってもわかりやすく、見やすい。
 料理はさすがに全て美味しそう!で、それほど高くはないように思えました。前菜は30ユーロ、魚料理と肉料理は50ユーロぐらいですね。
連日の暴食続きで、さすがに『デギュスタシオン』は頂けそうにない・・・ で、迷いながらもアラカルトでオーダー。
Epeautre du Pays de Sault en risotto truffe. Cuisses de grenouille dorees
トリュフ風味のリゾット、グルヌイユ添え
 一粒一粒がプリッとした触感のリゾット、甘~い香のトリュフ。そして口に含むとねっとりとした触感のグルヌイユ!(日本語メニューでどういう風に訳してあったのか忘れましたが、これ、蛙のもも肉のことです。笑。)、もうタイユヴァンに行く機会がある方はぜひとも試してみてください。かなり絶品!!というか、自分がもう一回食べたい・・・ 笑

Raviolis de crustaces,coquillages et poireaux
甲殻類と貝、ポワロー葱のラビオリ、バジルのオイル風味
 ・・・・・・・。 とっても美味しかった。柔らかい触感のラビオリ生地、そしてなかにはプリップリの海老、そして甘い風味のポワロー葱。
 とっても美味しかった・・・・。 でも・・・ これは点心? いや!点心でしょう! あぁ~~、日本に帰ってうまい点心食べたい!!そんなホームシックにならせる味わいでした。。。

Coquilles Saint-Jacques roties au beurre demi sel
 シンプルなスタイルの帆立貝のロースト。外はしっかりと焼き色をつけ、でもなかは帆立貝のねっとりとした食感と身の甘さを強く感じさせる。そんな絶妙な焼き加減。それにやさしい味わいのセルフィーユのムースリーヌを添えて・・・

Chausson feuillete a la truffe noire
 フォワグラとトリュフが一杯一杯詰まったパイ包み焼き。それにさらにトリュフの入ったソースをかけてくれる。
 かなりクラシックな料理スタイル。パイの表面は蜂蜜を塗ってラッケ(照りをつけるように焼き上げる)してある。う~~ん。。。あまぁ~~~いぃぃ!!ちょっといくらなんでも甘いぞこれは!でも、美味しいからなにも言いません!トリュフの余韻に浸れる一皿。。。

Beignet au Chocolat et a la liqueur de mandarine
 チョコレートのベニエ(日本語で言うなら天婦羅??ちょっと違うか・・・)

Assiette de sorbets du moment,financiers tiedes
 季節のシャーベットの盛り合わせ、焼きたてのフィナンシェを添えて

13時の席を予約して入店。で、4時前ぐらいには他のテーブルは帰ってしまって・・・ やっぱりパリの人達、モンペリエに比べると食べるの速いのね・・・。

で、帰り際にヴリナ氏(オーナーさんで、もちろんとってもとっても有名人・・・)が挨拶に来られ、メニューにサインをして頂き、がっちりと握手。とても柔らかい物腰で、いろいろとお話をさせていただきました。
 うぅ~~~ん・・・・ 一生かかってこの域まで達する事ができれば本望です・・・・ などと思いつつお店を後にしました。

やっぱり、やっぱりすばらしいレストランですね。。。


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