◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

ハリセンかましたくなる今日この頃


昨日○ーダーズという大きな本屋さんへ、Jenの8年生用の教科書を買いに行ったんです。

雨がザーザー降る中、お子達をゾロゾロ連れて行ったわけです。

店内に入って店員を見つけ、


「○○Schoolの8年生の教科書はどこにありますか?」
と、聞くとレジに揃えてあると言うじゃないの!


あらま、これは早く事が済みそう~~♪




そう思ってレジの方へ行ってみると長蛇の列。
溜息が出てしまったけど並んでみたら、以外にも10分程で私の番が来た。


鼻、眉毛、唇、耳等に痛々しい位の量のピアスを開けた,パンク風のねぇちゃんが接客してくれた。


早速学校の名前を言って、教科書が欲しいと告げると、

はいはいはい。って感じで、
パンクねぇちゃんはちゃんと心得ていて、如何にも Everything under control.って感じだった。

安心してねぇちゃんに、学校から貰った教科書リストのプリントを手渡す。


ガムをくちゃくちゃ噛みながら、時折首を傾げてプリントに見入ったりしながら、
レジの後ろに積んである教科書の山から、1冊ずつ鼻歌交じりに取り出していく。


レジの辺りをチョロチョロする マイケルとティファニーに時々気を取られながらも待っていると、

パンクねぇ:「この教科書は無いです。」と、ペンで丸をして私に言って来た。


私:「え? ちゃんとじっくり探してくれたんですか?」

パンクねぇ:「いいえ」


私:「・・・・!?
ちゃんと探してくれませんか?」


何やらパソコンでカチャカチャやってる。


パンクねぇ:「あ、ありましたぁ~。」


その時点でムッと来ていた私。
黙って彼女の顔を見て2,3度頷いただけにした。


カウンターの上は、見る見る教科書の山が出来て、
私達は20分は軽く待っていたと思う。

マイケルとティファニーが飽きて来ちゃって,私のイライラも募って来た。


すると彼女が又私に紙を見せながら、この本が無いといって来たんです。

「ちゃんと探した?」 

「ハイ」と言う言葉を期待しながら一応念を押してみる。


すると彼女、ムッとしたように再びパソコンでカチャカチャやり出した。


それでも無いと言って来た彼女。

私は何だかその時、何故か絶対あるって確信みたいな物があって、

「もう一度きちんと探して下さい。」って食い下がったの。


すると彼女、3つ離れたレジで接客をしていた若い男の子に甘える声で、


「この本、どこにあるか分かるぅ~?」(スペイン語だったけど、これ位は分かるぞ!)


って聞いていた。男の子は女の子に甘い声で聞かれちゃうと断れないようで、
接客していたお客さんの用事が済むと、わざわざこちらのレジまで来てくれた。


「あ、この本は確か2階にあったよ。」男の子がそう言うと、パンクねぇちゃん
更に甘い声で、

「悪いけど取って来てくれなぁ~い?」と、
パンクなのに少女漫画風にお目パチパチで、私が赤面する程乙女チックにお願いしていた。


(お前が自分で取りに行けよ!!!
かぁ~~~!タマンナイわ~こういうの!)

JenもNicoleも、あっけに取られてみているし。。。


おにいちゃん、またまた断れなくて2階へ走って行き、直ぐに本を持って戻って来ました。


40分以上が過ぎて、やっとどうにか終わって、
結果3冊本が足りない。と言う事なので、
後日,本が全て揃い次第連絡をくれる。と言うことで、

私達は重い本を引きずるようにしてパーキングへと向かった。



家へ帰って来てJenが紙を見ながら本をチェックをしていて、キッチンで夕食の準備をしていた私に、
笑いながら叫んでいる。


Jen:「マミー!今本をチェックしたらね~、
3冊も間違って渡されたよ~! 学年が違うのが2冊でしょう。
もう一冊はシリーズが違うのよ。」


さっきのパンクねぇちゃんの甘ったるい声と微笑みが脳裏を過ぎった途端、彼女の後頭部に、

“パコ~ン!”と思いっきりハリセンをぶちかましたくなる衝動に駆られた。



「ちゃんと仕事しろよぉ~~~~!!
ごぉぉおおおおぉぉおおおぉぉぉおおおぉぉおぉ~~!」
!←怒りの炎




思わず手にしていたスパチュラ(フライ返し)を折りそうになった。




「I knew it! I knew it!」 (やっぱりね~!)
帰って来てからも、実は嫌な予感はしてたんだよね~。。。


この件を今朝、日本の母に国際電話をして思いっきり愚痴った私。


でもこの後の母の一言が余りにも的を得ていて、返す言葉も無くなっちゃった。




母の素朴な疑問:「頭の足り無そうな従業員だなって思ったんだったら、
どうして会計をする時に、自分で教科書を確認しなかったの?」



それもそうなんですけどねぇ~。。。。
何せ待たされて疲れちゃってたし、チビ助達は飽きちゃって手に負えなくなってたから。。(情けない、トホホ顔の私)


その晩旦那が仕事の帰りに、
コンタクトレンズやメガネを何時も行くお店に寄って、新しいのを購入して来たんです。


ガサゴソと、袋から中身を取り出してから彼は叫んだ。


旦那:「何だこれは!!! 全部違うんじゃないか~~!!!」



どれどれ。。。脇から覗き込む私。
レシートと照らし合わせてみると、やっぱり旦那の物とは違っています。


旦那:「全く!どいつもこいつも間違える事ばかりで、胸糞悪くなる!!!」


私:「あら~。。いつも間違えるのが当然の国だからって言ってたじゃない?
だったら何でお会計の時に自分で確認しなかったのよ~?」


一度“あ~”と言う風に口を開けてから、何も言わずに(言えなかった)ニヤッと笑った旦那なのでした。


やっぱり買い物をする時は、中身をきちんとチェックする。
これって原則ですねぇ。。。  

あ~~~疲れるわ。。






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