◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

Part6



* MAKE HAVE TAKE の違い



まず、Make+目的語の例を挙げてみると。。。。

make a contact (契約を結ぶ)
make a promise(約束する)
make a deal (取引する)
make love to someone(性交する)
make an attempt(試みる)
make an impression(印象を与える)
make a secret of(秘密にする)
make a plan(計画を立てる)
make a discovery(発見する)。。。。。。。

等ですが、これらの行為に神経を集中して考えてみると、平然と行っているものが少ないのに気が付きます。
make+目的語=「~する」は、新たな企てに用いて、しかもtakeやhaveよりも強い行為性、すなわち強靭な意志の力でなされるものと考えます。

逆にtakeの方は、反復あるいは習慣的、通常的な行為であって、haveよりは活動的だけど、makeの持つ新奇性に欠けるもの。と考えます。

have+目的語では、単に行為をするという事実を示すものと考えられます。


Make + Obj
(make this tree to firewood) w/strong will

Take + Obj
(take medicine) habitual ways

Have + Obj
[Let's go out and have a lunch.] Just a fact




下の例を見て下さい。

Let's have a trip.  (旅行をしましう)
Let's take a trip.  (重い腰を上げて、さあ、旅に出かけよう)
Let's make a trip. (思い切って、新たなたびに出てみよう)
と言う風に解釈すると、ニュアンスが伝わると思います。


* Take はHave と異なって、行動的に手や脚を伸ばして目標や対象に働きかける。
Makeの場合はもっと行動的に(積極的)に目標や対象自体を変えてしまうほどに激しく向かっていきます。

(物理的用法)
take a walk (歩く)
take the path (小径を取る、選択する)
take a medicine (薬を取る、飲む)
take a day off (休みを取る)
take an action (行動を取る、する)
take time (時間をとる、費やす)
take it off (さっと、取り外す、除去する)

(精神的な用法)
take it for granted (当然と受け入れる)
take courage (勇気を奮い起こす)
take it easy (簡単だと思う。気楽に事を処する)
take care (世話をする)
take it (取る、理解する、受け入れる、我慢する)
take it into account (計算に取り入れる、考慮する)


*HaveはTake と違って、わざわざ動き出して手に入れる事をしません。
その場に居ながらしにして、主体となる人物や物、状況が何を所有しているか、どんな属性を持っているか、どんな経験を行っているか、どんな主張をしているかを示すのです。

Haveは下部構造で、その上にTake やMake が乗っかっていると考えて見て下さい。

Have志向の人は、状況的、かつ静的で、一方Take志向の人は行動的で、Make 志向の人は芸術家のように創造的です。

余談ですが、Beと言う動詞ですが、これを存在的ないしは実存的と考えると面白いんですよ。


  (自然的進化)
Be ⇒⇒⇒⇒⇒⇒Become  ex. (She'll become a good wife for him.] (彼女は彼にとって、自然に良い妻になるだろう。)
↓ 




Take


↓ (選択的行為の一つが突然変異のように新しい状況を作り出す時、Makeとなる。)


Make  ex.[She'll make him a good wife.](彼女は何とかして彼の良い妻になるだろう。)



Be (存在)     Have(属性、所有、経験)     Take (選択的行為)     Make (新たな状況を作り出す行為)
↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑    ↑
左から右へ行くにしたがって、人間活動の広がり、静から動へエネルギーの使用が大きくなる(広がる)。



















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