◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

第2、第3のアクシデント



まず初日に、従兄弟のルイホ(アンディー・ガルシアのハゲ版のような顔です)、が合流したので、ちょっと遠出をして、あちこちの島や珊瑚礁を巡って歩きました。

ティファニーは自ら水中眼鏡を付けて潜ると言い出し、
教えた訳でもないのに、手に網を持って夢中になって目の前に広がる熱帯魚の群れに大興奮をしていました。

とは言ってもまだ3歳なので、息を止めて顔を水につける程度なんですけどね。
鼻に水が入っちゃったり、海水を思いっきり飲んじゃったりして、ヒーヒー言いながらも、魚を捕まえようと手を伸ばして深く潜ろうと、頭を深く突っ込み始めたのには驚きました。
自然の力って凄いですね!
親が無理強いする事無く、自ら行動させちゃったんですからね!

実は私、口には出さなかったけど、内心サメやバラクーダ,ウミヘビの事が気になって、怖かったって言うのがあります。

旦那は大丈夫だって言ってたけど、こればっかりは保証無いじゃないですか~!?

浅瀬ならまだ良いとしても、深くなるといくら綺麗な水の色とはいっても、海底はおろか周りに何も見えないと、一体何が出てくるか分からないと言う、まるでお化け屋敷にでも入った時と同じ様な恐怖感が出て来ちゃうんですよねー。

今回の収穫はコンク貝や、様々な種類の貝を採りました。

ところがですね~、コンク貝ちゃんの渦巻状の目を見ていると
「助けて~!」とでも言っているかのようで、下手をするとhypnotize(催眠術にかかる)されそうなんです。

私、コンク貝と目を合わせる事ほんの十数秒...........。
ひょろろろろ~~~ん。

私ったら折角子供が採って来たコンク貝を、思わず海に放してしまいました。

Nicole:「マミー!私の貝が~~~!」

私:「ご、ごめ~ん!手を放すつもりはなかったのよ~!」

恐るべし!!! コンク貝のグルグル目ん玉!

皆さん、コンク貝と目を合わせるのは避けましょう!


その後、ニーボーディングやその他のマリンスポーツを楽しんだ子供達、

「今度はダディーが水上スキーをする姿を見たいな~!」って言い出した。

旦那:「えへへ~!でも何せ20年振りだからな~!」
と、ニヤニヤしながらとっても嬉しそう。
でもさ、ちゃっかり前もってスキー板を購入して用意してたのは誰なのさ~!って感じじゃない?


それじゃーってなもんで、旦那スキー板を一本だけ取り出して足に取り付け始めた。

私:「何で一本だけなの?」

旦那:「昔からいつも一本でやってたからさ。」

子供達:「ダディー凄い!カッコイイ~~!!!」

私:「久しぶりって言うのに、大丈夫なの?」
と言う私の不安をよそに、

旦那:「何せ20年振りだからなー」←だったらやるなよって?

と、しつこく言い訳をし、海に入り合図を待っている。

子供達はうきうきしてJENはビデオカメラを構えて準備万端で待機。

ルイホがカメラに向かって、
「彼は20年振りとかって言い訳してるけど、さあ~、どんなもんでしょうねぇ~、ひひひひ。
お手並みご拝見ですね~!」とか何とか言って、眉毛を上下させてふざけている。

READY,SET,GO!


「キャ~~~~!!!!」


ルイホが思いっ切りエンジンを全開にした為に、私も子供達も全員ドッデーン!とひっくり返ってしまった。

JENはカメラを抱えて転んだ為に打ち所が悪くて,泣き出しちゃった。

ダディーはー!!!????







旦那:「グエ~~~~~!!!!%#@*^$@#@!」

何と片足に無理に強い力が行き成りかかった為に、旦那は海の中で肉離れを起こして、もがき苦しんでいる。(勿論、ライフジャケットは着用してます)

直ぐにボートを脇に付けて救出。

苦しみながら旦那はルイホに何やら叫んでいる。

旦那:「ルイホー!!!%^&*#@%$^%!!!!」


ルイホは、今回大きなボートだと言う事をつい忘れてしまったのと、おふざけ気分もあって、昔の小さいボートの時の習慣で一気にアクセルをふかしちゃったんです。

ヴァケーション初日にこのザマですよ。  とほほほ...。

病院に行かないと駄目だと言いながらも、クーラーから氷を取り出して来て冷やしているうちに、痛みはだいぶ和らいだ様子。

私:「これはもう、諦めて家へ帰った方が良いよ。」
って言ったけど、明日になってから決めようと言う事で、その日はパルゲラに残りました。

怪我をさせた当のルイホ。
おい! こら! 
オトボケ顔ですましている。

バツが悪かったのか何だか知らないけど彼は翌日現れずに、私達だけで無理をしなければ大丈夫、って旦那が言い張るので、沖に出てみました。

家族総出で協力してスムーズにボートを海に出して行きました。

旦那は急に晴れ晴れとした顔で、

旦那:「気持ち良いな~!
家族(女、子供)だけでも、きちんとやれるじゃないか!
Everything under control and I feel very confident!(全て順調でとても自信がある。)
この間のハビエルの座礁事件(3月29日の日記参照)といい、今回のルイホの肉離れ事件といい、俺の従兄弟達は海やボートの事をよく知っているつもりらしいが、慎重さに欠けるという大きな落とし穴があることがよく分かったよ。」
と言い出した。

私も脇で大きく頷く。

そしてその翌日も、旦那はびっこを引きながらも、家族だけで頑張ってクルーズを楽しみました。

最終日、旦那のおじさんが手術を受けた為にそのお見舞いに行くのに、ちょっと時間があるというので、再び海に出てsnorkelingを楽しみました。

そのおじさんなんですが、手術前日までヨットに乗ったり、水上飛行機に乗ったりとバリバリ元気だったんです(爆)。

お昼になりいざ帰ろう、となった時です。

エンジンがかからないんです!!!

スイッチを入れても、

カチッ、カチッっとしかならず、反応なし。

旦那は私の顔を見て半分笑い顔。

もう、こうなってくるとアクシデントを楽しんでいるかのよう。

私も何だか、へらへら笑い出したい気分になって来たから不思議。

子供達:「嘘でしょう~~~~~!?
今度はエンジンがかからないなんて~~~(涙涙涙)」

旦那は大きく溜息をついて、妙に落ち着き払って携帯で従兄弟のハビエルにTELを入れて話をしている。

思い当たる原因をチェックするけど、エンジンは無反応のまま。

仕方なく知り合いの救助のボートが来るのを待って、景色を眺めながら海の上でランチをとった。(のんき!?)

あ~あ、これで駄目押しって感じ?
友達がボートでやって来て、時間がかかったけど引っ張られて帰って来ました。

ボートやさんがメカニックを送ってくれるって言う事で、来週末までに直っているんでしょうかねぇ~?

直ったとしても、ちょっと不安ですわ(笑)

旦那はボートでは様々な事が起こるし、仕方ないって言うんですよね。
でも私はやっぱり構えちゃうわ(笑)


KIDS6UCHYJEN&MIKE Ocean View





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