◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

マイケルジャクソンとシザーハンズ


家でお化けの様にボーっとしちゃってる。ドロロ~~~ン。

Jenは可哀相に、学校からのプロジェクトが溜まっていて,この出来具合が又成績表に響くらしい。
と言う訳で、MIKE達が来ている間中、どこへ行くにもノートパソコン持参で、皆が遊んでいる時にも一人でプロジェクトにかかりっきり。

“マミーが手伝ってあげるよ”
って申し出たんだけど、パーフェクショニストの彼女に

“自分で全てやらないと意味が無いのよ”って断られた。(笑)

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ところで最近、マイケルジャクソンのDVDを、つい懐かしくて購入。一連の事件続きで彼のDVDも大幅に値下げ。

早速家に帰ってDVD鑑賞。
TIFFANYもMICHAELもNICOLEも、DVDをかじりつく様にして見入って何度もアンコールの催促です。

以前、マイケルジャクソンはJENがまだ2歳の時に、熱狂的に夢中になっていた彼女のアイドル。
彼のミュージックビデオに釘付けになって、繰り返し何回も踊っていました。

当時マイケル命だったJEN。
今はどうなのかな?

今日学校から帰ってきたら聞いてみようかなー。
色々巷で騒がれているけど、世間の反応は2つに分かれているよね。

マイケル支持派が多いのは黒人で、反対派は白人が多いなどと、人種がどうのって持ち出す人間が必ず居る。
非常に不愉快だわ。

彼に対して嫌悪感を抱いたり、毛嫌いしている人は多いよね。私の旦那もどっちかと言うと

“彼は才能はあるけど、Wierd(変わり者)だ。”って言って、良い風には思っていない。

私は彼の生い立ち全てを、付きっ切りで見て来たわけじゃないけれど、彼が気の毒で仕方ない。

まだ遊びたい小さいうちから厳しいお父さんにレッスンを強いられ、休む暇なくTV出演や地方のドサ周り(笑)、やコンサート、って大人でもハードな生活を、大人相手にして来た。

一歩外にでればプライバシーなど全く無い。
お兄さん達とホテルの部屋が同室で、ファンの女の子達とお兄さんの性行為を、ベッドのなかで寝たふりをして耐えたと彼は告白していた。
こういう異常な体験は、幼いマイケルにとって心の奥にトラウマとなって残っているに違いないと私は思う。

1週間に何百万、何千万と稼いでいたけれど、お菓子屋さんで飴玉やガムを買う事がとても嬉しかったって。
でもそれすら不可能に近かった子供時代。

私の勝手な判断だけど整形手術を何度もして別人になってしまった異常な行為は、彼が自分のアイデンティティーを変えたい。自由になりたい。って言う心の現われなんじゃないかなって、思えて来てしまう。

とにかく私達には想像のつかない、異常な生活を送って来ている筈。

彼が子供にこだわるのは、経験できなかった子供時代を取り戻すかのようで、そして子供は正直でピュア。
幼い頃から大人との付き合いをして来た彼は、大人の汚い面も嫌というほど見て来たんじゃないかな。
マスコミの餌食にされて、大人は信用できないと思っているのではないかな?

ジョニー・デップ主演の“エドワード・シザーハンズ”っていう映画、観た事ありますか?

ストーリー、覚えていますか?

私はマイケルジャクソンと、あの映画がダブって見えてしょうがないんです。

見かけが異常なシザーハンズのエドワードだけれど、心はとっても優しくてピュア。

人々は初めは興味本位で彼に近付き、そして彼の芸術的才能に気付き、その後ちやほやともてはやした。

ところがそれを快く思わない、悪ガキの罠にはまってしまい、世間は一転して彼を「化け物」として扱う。

やっぱり見かけと一緒だったのねって。

それに対して無防備で純粋なエドワードは、猛然と立ち向かうでもなく、人々からの迫害を黙って受け入れるのです。

この映画は私の心に残る、とっても好きな映画なんだけど、その結末といい、ストーリー中の人間の嫌な部分、心の移り変わりの描写があまりにもリアルで,胸が痛くなっちゃって観ていられないんです。

好きだけれど、観たくない映画なんです(笑)

話は飛んじゃったけど、エドワード=マイケルだなって、密かに思っている私です。


彼の歌、例えば“BEAT IT",“BAD"などは、若者達への“peer pressuer”(友達が悪い事をした時に、自分はやりたくないと思っても、仲間の目、体裁を気にして悪に手を染めてしまう。という、ティーンエイジャーが抱える深刻な問題)に打ち勝つための、強烈なメッセージを送っている。

現にこの“peer pressuer"(仲間からの圧力)については、道徳の時間に学校で習いますよね。

私も10代に入って,この“peer pressuer"に何度悩まされた事か。
悪いと分かっていても、格好悪いと思われるとか、仲間はずれにされるのが怖くて、嫌と言えなかったり。
心の中の葛藤ですよね。

“BEAT IT”では、“悪”同士で誰が強いの、正しいの、ってくだらない事に拘ってないで、そうなった時には取り返しの付かない事になる前に、BEAT IT(逃げろ)って、encourage(励ます)している。
逃げる=格好悪いんじゃないんだって歌っている。

BADにしても、BAD=悪い事をする。っていうんじゃない。

悪に染まって無駄な人生を送るな。WISE(賢く)になれ。
目を覚まして、自分の将来を考えろ。

彼は彼のfameを利用して、若者が抱える問題にストレートに、激励と問題対処のメッセージを送っている。

その他にも人種問題や,地球で繰り広げられている戦争や殺し合いに対する歌もある。

人間口では何でも言えるわ、って言われてしまえばお仕舞いだけど、私はマイケルジャクソンが悪い人間には思えない。

見かけが異様なだけに、シザーハンズのように展開して行ってしまっている様に思えてならない。

青少年が非行に走るのだって、彼らがなりたくてなったのではないと思う。
彼らの生い立ちや、家庭環境、様々な事が複雑に絡み合ってでた結果。彼らは寂しくて、愛して欲しくて、認めて欲しくて、誰かにどうにかして欲しいいんじゃないかな。
不器用でいて、ひねくれてしまった心は、安易に世間に反抗をし、非行に出ているんだと思う。

本当は赤信号を点滅させ続け、誰かに助けて欲しいんだよね。

ってまたまたずれて来たような感じなのでこの辺にしておこうかな。

マイケルジャクソンの件に関しては、意義のある方沢山居ると思います。

私はこの間、マイケルジャクソンについて旦那と話をしていたのが、段々とヒートアップしてしまい、大喧嘩に発展しちゃって、その結果旦那は一階のカウチで寝るという日が2日続来ました。(笑)






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