◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

コーディーのお話


少しは回復して来たみたい♪

昨夜MIKEからTELがありまして、ニュージャージーは
まだまだ寒いって嘆いてました(笑)

それと、コーディーの話も出たの。
コーディーは、日本人とポーランド人のハーフの母親と
イタリア系アメリカ人の父親から生まれました。

分からない人の為に、詳しい事は (3月30日の日記参照)

コーディーは、MIKEが養子として迎え入れた訳だけど、
何と今はMIKE宅を出て、お婆ちゃんの家に居るという。

実の母親が、
「コーディーに少しでも近くに居て欲しいから」
という要求を出して来たみたいなんです。

何だか「???」って思いませんか?

育児放棄をしておきながら、何が「近くに居て欲しい」?

         自分勝手もいい所じゃん!

私はその実母に会った事はないけれど、

      やっぱり子供の気持ちを優先せずに、
     自分の要求を優先させる人なんだなって思ったわ。





    コーディーは、どう思っているのかしら.......。

でも、今まで通りにMIKE達がお世話はすると言っていました。 
MIKE達の家からお婆ちゃんの所までは、車で20分ほどの所。 そんなに遠い距離ではないですよね。


*******************


この間MIKE達が夜遅く家へ空港から着いた時に、
コーディーは真っ先にバックヤード(裏庭)へ出て行きました。   
PALM TREE(椰子の木)に感激し、でっかいトカゲを追い掛け回した後,暖かい空気を思い切り吸い込んで


「あ~~~!気持ち良いなー!

    Uncle゛P”!(家の旦那)

          僕を養子にとってよ!!」


      そう叫びました。


  一瞬皆返答に困ったけれど、

 私は直ぐに、 
 こういうジョークが言えるって事は



       「彼は今幸せなんだな」

と、直感しました。

でもちょっと際どいジョークで、2秒ほど空気が真空状態って感じでしたけど(笑)

その後の滞在中彼は、今まで通りの

    ゛礼儀正しい挨拶がきちんと出来る、
      目の輝きが印象的な少年”

というイメージは少しも変わってはいませんでした。


しかし子供にとって、どんなに親が馬鹿親でも

  ゛親は親”
なんですよね。


それを痛く感じたのは、皆でOld San Juanのお土産やさんを探索中の時でした。



$100札を握り締めたコーディー。
あちこちと渡り歩き、ぎりぎりまで何も買いませんでした。

私はちょっと気になったので彼と行動を共にしました。

私:「何を探し続けているの?
随分色々と吟味をしているみたいだけど?」

コーディー:「うん。お母さんのネックレスを探しているんだ。」


(うわ~~~。参っちゃったな~。)

私は、子供の親に対する情の深さに暫し言葉を失いました。

実母に対して私は軽蔑とも言える感情を抱いていましたが、

今コーディーが母親にネックレスを買って行ってあげたいという純粋な気持ちを知って、

軽蔑心を抱いた愚かな自分が、情けなくなりました。


一緒に探し回り、結局$100ぎりぎりの手作りの素敵なネックレスを購入。

自分には、貝殻で出来たネックレスを買い、
早速そのネックレスをつけて皆にご披露。


゛Island Boy”等と皆に囃し立てられ、
満更でもない様子(笑)



   夜になったり、

  何か楽しい事をした後等は、必ずと言って良いほど


「HITOMI~~!!」って、満面の笑みを浮かべて
両手を広げてHUGをしに来ます。

   逆境に負けずに素直に育っているコーディー。

そんなコーディーを、私はいつも思いっきり抱きしめてあげます。


そして私の口から出る言葉は、




         ゛Thank you.”


゛Thank you.”は、コーディーがしょっちゅう口にする言葉。


私は彼に対して ゛Thank you.”と、

自然に言いたくなってしまうのです。



こんなに素直に、素敵に成長してくれて



         ゛ありがとう”ってね。





Cody

CODI2







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