◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

とぉ~っても不思議体験



火曜日の昼頃、買い物に出掛ける準備をして、Tiffanyをカーシートに乗せてシートベルトをかけている所に、旦那がTELで家へ来るように手配をしていたらしく、ケーブル会社の人がタイミング良く!?現れちゃったんです。

子供たちが学校から帰って来る時間を考慮すると、もう絶対に買い物はいけません。

仕方なく諦めて点検が終わるのを待っている所に、子供達が学校から帰ってきて、いつものように

「腹減った~!」攻撃。 急いで食事を用意しながら考えたんです。  

折角支度をしたんだし、宿題が余り無いようだったら、買い物に行っちゃおうって。

という事で、子供達4人ぞろぞろ引き連れて先ずはドラッグストアーへ。

実は子供達と買い物に行くのは極力控えたいんですよね。

何でかって言うと余計なものまで買うことになっちゃうから。(笑)
やっぱりなんだかんだこれが必要とか、何とかごちゃごちゃ言われ、子供達の要求と格闘しながらも、急いで買い物を済ませ、

さあ今度はスーパーマーケットに行きましょう!って思った矢先に、

「無い!!無い!!!」

私の左中指に光っているはずの指輪が無いんです~!!!

私その場で脱力&顔面蒼白。そしてパニック。

慌ててドラッグストアーに引き返して、頭の中で今して来た事の巻き戻し。多分その時の目は、

飢えた人間が食べ物をあさる時の様な目だったでしょうね。

一から辿って来た道のりをチェックしたけど、指輪はどこにもありません。

誰かが見つけて、手にしているんじゃないかって思って、お客さんの手元もジロジロ見て回っちゃった。(笑)

今考えたら、凄い変な奴ですよ。
でも、必死だからお構いなしなんですよね。

もうスーパーマーケットで買い物する気力も失せちゃって、フードコートのベンチでぐったり。

途方に暮れながらも、拾った奴が私の大事な指輪をニヤニヤして指にはめている様。
ラッキー!ってなもんで、彼女や奥さんにプレゼントかなんかしちゃってる男のうれしそうな顔。

などと考えると、悔しいやらしゃくに障るやらで、居ても立っても居られない。

指輪の値段なんて、どうでもいいの。
何が悔やみになるかって言ったら、やっぱり、母親から貰ったって事。  

お金の問題じゃないんですよね。

暫く子供達と手配して探しても、埒が明かないし、
ここにこうしてずっと居る訳には行かないから、気力を絞って、買い物に行きました。

もう買い物だって上の空ですよ。

でも、不思議な事に心のどこかで、指輪は絶対家の中にあるんだって、確信みたいな変な自身があった事は確かなんです。

家へ帰ってから車の中や、出掛ける直前に洗濯物を洗ったりたたんだりしてたから、洗濯機の中や、乾燥機の中、挙句の果てにはカウチの隙間や積み木箱の中etc....。

どこを探しても見つかりません。
何回も同じところを探し回ったりして、やっぱり無いのかって諦めようとしながらも、

「いや、絶対家の中のどこかにある!」って、思い込んでるんですよね。

どこに行っちゃったの~!私の指輪ちゃん~!

ちょっとブカブカだったから、普段は余りつけて出掛けない指輪だったのに、どうしてか今日に限って着けて出掛けちゃった自分を責める。

そういう事ってないですか?
普段しない事を、何故かその日に限ってやってしまい、
へまをしたり、事故に遭ったりって事。

自業自得とはこの事よね....。
ゆるい指輪だったら失くすの当たり前だわ。

「HITOMIの馬鹿! どアホ! 間抜け!」自分に嫌気が差してくる。 

夜になって、旦那が仕事帰りにレストランへ行くから、ついでに何か買っていこうかって、TELをして来ました。

普段はご飯を食べてお腹一杯でも、必ず何か買って来てもらうのに、この日はそんな元気ないから

「いらない」って断ると、異変に気付いた旦那が
「具合でも悪いのか?」って聞いて来た。

その声を聞いて、思わず涙声になってしまう。

旦那が帰って来て、
「指輪の事はもう忘れるように」って話をし、その後は気分を紛らわせる為に掃除をしたり、

あの指輪が、誰か心の優しい素敵な人や、お金に困っているような人に拾われたんだって事を頭に描いて、心を落ち着かせました。

すると自然に今までイライラして、どうしようもない程に荒れていた心が、スーッと落ち着いてきて、諦めの境地へと向かって行ったんです。

暫くは眠れない夜が続くと覚悟をしていただけに、あっけなかったですね。

そしてその夜、夢を見たんです。

私が忙しくその日の午後にやっていた事。
子供達の夕食の準備をしている光景なんですね。

その中で、断水中だった為に氷の量が少なかったので、製氷機の中につま立てをして左手を突っ込み、氷を掴んでコップの中に急いでいる為に、夢中になって入れている私の姿を、第三者の立場になって見ているんです。

そこで「ハッ!」と目が覚め飛び起きると、一目散に下へ降りて行って、冷凍庫の中の氷り受けの中を椅子に登ってのぞいて見ると、

そこには冷たくなった私の指輪ちゃんが、氷受けの底の方で、
輝いていました。

もう、あごが外れるくらいにお口あんぐりって感じで、驚きましたよー!

こんな不思議な事があっていいのかって。

感激と、なんともいえない嬉しさで気分が高揚しちゃって、
指輪にKISSをし、その場で大声で、オイオイと号泣してしまいました。←夜中の3時過ぎにです。(笑)

もしかして天国に居る私のパパが

「又HITOMIが何か仕出かしたな!」って半分呆れながも、
途方に暮れて可愛そうだって思って助けてくれたのかもって、勝手にですけど、そう解釈しています。

そして、本当になくしてしまう前に、私に警告してくれたのかな?って。

パパありがとう! これから気をつけます!

この後暫くの間、この不思議体験に酔ってたんです。

変ですけど、日記にもすぐ書く気にもなれませんでした。

皆さんも、こういった不思議体験した事は無いですか?

Ring見つかった幸運なRING♪







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