日本のお医者様体質
日本の母が救急車で運ばれたとの妹から連絡がありました。
全身から血の気が引いて、
早速妹にTELを入れて状況を確認したら、
幸い今のところは落ち着いて家に戻っているとの事。
安心はしたんだけれど、その後が良くなかった。
折角ネタを色々仕入れて来て
何から書こうかなって、
あれこれ考えて居たっていうのに
市立病院の母を担当した医者について妹から話を聞いて
急遽変更して
今回の日記になりました。
妹曰く、
先ず、救急車で運ばれたにも拘らず、
何もしようとはしない。
血圧が２００を越していたのに、
初めは計ろうともしないし
当然脈も計ってくれない。
母は昔看護婦をしていたので
それなりの知識はあるんですね。
一応不安になって医者に聞いたら、
何もする必要は無いと言う。
不安な気持ちで居たら妹が丁度駆けつけてくれて
医者に言ってくれた所、
しぶしぶ検査をしてくれたそう。
その後母が医者に
母：「先生、このような発作が起きたのは今回で３度目です。
考えられる原因は何なんでしょうか？」
と聞いたら、
医者：「さぁ～～～？ 何なんでしょうねぇ～？」
と答えたそう。
ふざけてんの？って思いませんか？
たとえ原因がその場ですぐ解からないとしても
もっとプロフェッショナルな言い方ってものがあると思う。
これじゃあ、患者が不安になりますよ。
そう云う答えを受けた患者が、
一体どういう気持ちになるのか
この医者は考えた事があるのでしょうか？
これに似た例は、皆さんも少なからず経験していると思う。
患者がビクビク医者の顔色を伺っている。
質問をすると面倒くさそうに
ぶっきらぼうに答える。
母が前にあたった医者は
ランチタイムを気にしてそわそわし出して
質問をした母に
「あ～だこ～だって！ これから昼飯なんだよ！」って
罵声を浴びせた。
質問や意見をしようものなら、
キッ！っと母の事を睨み、
「そんな事素人に言われなくたって解かってる！」
と怒鳴る始末。
きっとプライドがお高いんでしょうねぇ～。（笑）
その形成外科の先生、他の身動きの取れない患者にもハラスメントとも言える
言葉の暴力を浴びせまくっていたらしい。
相当にひどいことを言って
しゅんとして唯、
「はい。 はい。」
とうなだれて聞いている老人を何人も目撃したそう。
こういう目に遭う度に思う事。
この人、何で医者になったんだろう？
医学学校で何を学んだの？
唯、病気を治せばそれで良いのでしょうか？？？
昔から
“病は気から”
と言うじゃないですか！
患者の精神面もケアーしてあげてこそ
“本当の医者”と、言えないでしょうか？
何で患者が縮こまって
びくびくして、
遠慮をして
聞きたいことも聞けず
不安なまま医療行為を受けなくちゃいけないの？
私も日本に居た当時、掛かり付けの医者に
薬の飲み方を確認する為に、２度聞いたんですね。
その瞬間、
医者：「どこ聞いてんだぁ～！
さっき説明しただろうが！
同じ事を２回も言わせるんじゃない！！！」
って、ものすごい剣幕で怒鳴られ
余りの剣幕に
私はびっくりして椅子から飛び上がりそうになりました。
心臓がバクバクし始めて、
私の小さな、小さな乙女のハートは
ズタズタに切り裂かれ、
その場で唯下を向いて
悔し泣きをした経験があります。
その先生は病院でも有名な、お天気やな医者でした。
他にも、長女を妊娠中に脂汗が出る程の酷い下腹部痛に
一日に２度見舞われて、
その都度緊急で都立病院へ行った後の事。
２度目は大事を取って入院になったんです。
その日の未明、担当医が私のＢＥＤへ来るなり
「ＨＩＴＯＭＩさん、一体何事なんですか？
一日に２回も緊急であんな掛かり付けの仕方をして！
看護婦も皆、呆れていますよ。」
この言葉、
耳を疑いました。
何でこんな事を言われなくちゃいけないんでしょう？
悔しくて先生に
「本当に物凄く痛かったんです。大袈裟でも何でも無いです！
２度目はかなり我慢をしたけど、一向に治まらないから.....」
そこまで言いかけると、その医者
「え～～～～？
きっと便秘なんでしょう。
便秘だったんですよ、便秘！」
私：「便秘のはずは無いです！
今日は２回も便通がありました！」（汚い話ですいません）
医者：「いやいや回数の問題じゃないんだよ。
１０回便通があったって、便秘は便秘なんだよ！」
そう言って断固として譲りません。
どうしても便秘に結び付けたいらしい。
それじゃあ私、
便秘で大騒ぎをして２回も救急で入院をした、って事に
なるんでしょうか？？？
悲しいですね。
こういう対応って。
痛くて、そしてお腹の赤ちゃんの事が心配で心配で
不安におののいているのに、
何でこんな屈辱を
味あわなきゃいけないのでしょう？
インフォームド・コンセント
この言葉は最近日本でもよく耳にすると思います。
医者は患者に納得するまで
どういう治療をするのか、他にどのような手段があるのか、
副作用は、リスクは、etc....
その他諸々、
患者が納得するまで
じっくりと説明をし、
話し合う義務がある。
実際、日本に１９９６年に里帰りをした時に
長女のＪＥＮが脱水状態になり
救急で医者にかかった時の若い先生は、
点滴を娘にするので，私に部屋から出て行くように言ったんですね。
娘（当時３歳）が、一人点滴を不安な気持ちで受けるのには
抵抗があった為に
その若い先生に、娘の側に居させてくれるように頼んだら
私の希望を尊重してくれ、色々と医療の話もしてくれました。
日本の医者も変わってきたなーと思っていたら
その若い先生は、
シカゴの病院で研修を受けてきたばかりだったそうで
妙に納得しましたけど。（笑）
皆さんもご存知の通り、
アメリカのお医者さんは
本当に良く、患者の話や質問に対応してくれます。
患者が気に入らなければ
どんどん医者を変える事だって出来ます。
セカンドオピニオンも、
掛かり付けの医者が推薦してくれたりします。
だからアメリカ人の患者さん達は皆
医者に食い下がって話を聞いています。
フロリダで初めて小児科医に掛かった時に、
旦那が医者にあれこれ希望を出したんですね。
私はまだ日本から来たばかりだったから、
旦那のそう云う態度に度肝を抜いたというか、
そんな事を言ったら、ドクター怒っちゃうんじゃないの？
って心配したものでした。（笑）
でも、こちらでは当たり前。
どんどん患者も積極的に医者と係わって行く。
変な話、薬の希望も出せる。
これはドクターが保険との関係で考慮をした上で
処方はしてくれますが、
薬の希望なんて出したら
日本ではそれこそ
怒鳴られ捲くるんでしょうね～。
昔通っていた、ニューヨークの内科の待合室に
一見メニューのような物が、雑誌と共に置かれていて
何だろうと思って見てみると、そこには
“私達は、皆さんのケアーをすることに最善を尽くします。
そして患者である皆さんは、
如何なる事でも、
医者、又はナースに
納得がいくまでとことん聞く、話し合う
義務があります。
私達は又、それに対して徹底的に最善の
対処をする義務があるのです。”
前文ははっきりとは覚えていないのですが、
患者である私達が
医者に色々と聞く義務がある。
という文章に、大変なショックを覚えました。
唯単に、医者になるがままにして貰うのではなくて
自分の身体に施される医療行為に
自らも責任を持って医者と共に取り組む
という姿勢。
その場で私、
“メニュー”を持ったまま一人で唸っていましたね。（笑）
チラッと昔聞いた話ですが
あ～だこ～だとウルサイ患者さんの事を
影で、
“ＵＢ”と呼んでいる医者もいるとか。
“ＵＢ”イコール
うるさい ババァ
の略だそうです。（ぷっ！）
日本の医者が全員横柄で
そっくり返っているとは言いません。
中には素晴らしい先生も居ると言う話は聞きます。
でも総括してみて未だに,まだまだ古い
“お医者様”体質は残っているようですね。
大体にして、
“お医者様”なんて言葉があるからいけないと思う。
何で
“様”なんでしょう？
神様でもあるまいし。
横柄で嫌な医者には
【治してやってやる】
みたいな、驕るような態度が、
自然と出てしまうのでしょうか？
患者は、怒鳴られたり萎縮させられていては
治るものも治りません！
この体質、
どうにかならないのぉ？？？？
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