◆ラテン旦那と大和撫子妻◆

ギニア体験

ある日いつものように公園へ、子供達を連れて遊びに行くと、

見慣れない黒人の子供3人が来ていた。



彼らはとっても人懐こくて、

頼みもしないのに家の子達の遊び相手になって、細かく面倒を見てくれる。



子供達は、Yanik(♂11歳)、Jasmine(♀9歳)、Merissa(♀6歳)。

アフリカはギニア出身です。(あの、サンコンさんの国です)

フランス語訛りの、上品な子供達でした。


後で解ったんですが、お父さんは国連のギニア大使だそうで、



半年間はニューヨークで、残りの半年はギニアで、

という風な生活をしていた。



彼らは殆ど毎日のように、私達のアパートメントにやって来て、


長男のYanikは、

JenやNicoleを肩車をして公園へ連れて行ってくれた。



日本のお菓子をあげた時は凄く喜んでくれて、

次に来た時は必ずお返しなのか、ギニアのお菓子を持ってくるんです。



ある時は、カレーライスを作ったので、

ルーをおすそ分けとして家に持たせてあげたところ、

後日ギニア料理だといって

ちょっとすっぱくて、とても美味しいチキン料理を持って来てくれました。



お母さんはちょっとSHYでしたが、色々話をしてくれました。

これもまた、フランス語訛りが強くて聞き取りずらいのなんのって!

ふと私は、オスマン サンコンさんの事を聞いてみた。



私:「オスマン サンコンという元ギニア大使だった人が、

日本のTVで活躍しているんだけど、知っていますか?」



「知らないわ。もう一回名前を言って?」



私:「オスマン サンコン.......」

“そういう名前は、ギニアの名前ではないわね。”


私:「え~! まさかそんな~! オスマン サンコン ですよ~!」


彼女は首を振って否定します。



私は、きっと発音が悪いのだと思いアクセントを変えて、色々試してみる。



“オスマァ~ン サンクォ~ン?


“オスマン~ サァ~ンコオ~ン?”



すると彼女はハッとした顔をして、



「オスマン サンコンというのは無いけれど、


オースマン ソンコン という名前は、よくある名前よ。」
と言ったんです。



サンコンじゃなくて、ソンコンですか?


どうやら、正しい言い方は



「ソンコン」だそうです。



そんな事はどうでも良いって!?




お別れの時に大小様々な、玉虫色の綺麗な折り紙で、

家族の人数分の折り鶴を折ってあげました。



何か意味があるのですか?と聞かれたので、



家族皆が健康で、末永くHAPPYでいられますように。って


メッセージを添えました。





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