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ねたのりわまひはのなきすいだ 。
とっても疲れた。
学会発表なんかよりはるかに疲れた。
今日は取材があった。
我校に興味のある高校生向けに作られている、○○たま通信とかいう小冊子に載るのものだ。
学科ごとに1人、研究に励む学生の一例として、どんな研究室でどんな研究をしているのかを語るのだ。
語るというのは私がもっとも苦手とするものの一つだ。
なぜそんなやっかいな仕事を受けてしまったのだろうと自分を恨めしく思いながら研究室で時間が来るのを待っていた。
1時間前からソワソワしつつこれまで生きてきた中で最も長い1時間を過ごした後、先生に連れられて彼らがやってきた。
そして出鼻を挫かれた。
せいぜい2,3人だと予想していた彼らは、はるかに多い7人という軍勢で現れた。
もはや数の暴力である。汗びっしょりだ。
わたしこういうもんですこの2人が訊いて回った体でいますやらなにやら説明され、
カメラにひきつった笑顔を向けた後、インタビューが始まった。
どのような研究をしているのか。
有機ELの研究をしています。有機ELというのはこういうもので、テレビとか携帯に利用されています。実際の研究では パルスのファルシのルシがパージでコクーン という手法で行っています。
あくまで例えではあるが、知識のない彼らにとってはわけがわからないという意味では同じでありそれと同時に、いかにも研究者っぽく知的っぽく聞こえただろう。
後先考えず意味不明な言葉で啖呵を切ってしまったが、ここからが
あの単語は何か、それを発生させるためはどうするか、これを使うことによってそうなる。
漫然として締まりのないグダグダな説明をし、聞き手をさらに混乱の渦に巻き込んでいた。いくらしゃべれども理解されないこの時間はとても苦しかった。
ここで先生の助け舟が入った。
先生がホワイトボードを使いながらとてもわかりやすく説明してくださった。
私は横でうなずくばかりである。
先生はしゃべりだすとなかなかとまらないので、私の言いたいことを全部言ってもらえた気がする。
そしてこの体系、私が種を蒔き先生が懇切丁寧に解説してくださるという形が定着し、以後のインタビューはスムーズに行われていった。
とても疲れた。
いかに自分が説明下手かを思い知らされた。
この取材を快諾したときはこれを乗り越えることによって何かしら自信がつくのではないかと希望を抱いていたのだが、そううまくはいかなかった。
先生の話術のおかげで取材自体は大団円で終えることができたのがせめてもの救いである。

聞き手のB1の女の子はまあまあかわいかった。