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私のR1250Rにはワンダーリッヒのハンドルバー・ライザーが取り付けてある。 25mmアップであるが、ライディングが楽になった。
先日、V社の25mmアップのハンドルバー・ライザーを手にしたので、比較してみる。
ワンダーリッヒはW社とする。
どちらの製品も TÜV によるテストを通過し、KBA による
ABE
を取得している。
まずはW社。ネジ頭は純正のナビゲーション・ホルダーが取り付けられるようになっている。

撮影角度が変わってしまったが、V社。

ボルトに目が行くが、まずは本体から。
W社は日本代理店のサイトを見ると、ジュラルミンの削り出しで高精度・高強度となっている。表面は細かいヘアラインが入ったように見える。
ただし、ドイツ本国のサイトを見ると、「Individually milled from high-strength aluminium」となっており、高強度アルミニウムであることがわかる。
V社はアルミ合金の削り出しで、表面はガラズ・ビーズ・ブラスト加工がされ、アルマイト処理が行われている。サイトでは「CNC milled, glass bead blasting and anodized」となっている。
素材から見ればジュラルミンもアルミ合金なので、どちらもアルミ合金ということである。
アルマイト処理は、アルミニウムの表面に酸化被膜を生成させる表面処理方法で、日本が発祥の地だという。酸化被膜は素材に浸透した状態なので、耐久性が非常に高いそうである。
W社の表面処理については、日本代理店のサイトに記述がないが、ドイツのページを見ると「Anodised silver」となっており、アルマイト仕上げである。
V社はガラス・ビーズ・ブラストをしているので、バイクのアッパー・フォーク・ブリッジとハンドルバー・ブラケットの表面のテクスチャーに近く、W社よりも違和感がないように見える。
並べて置いてみると、表面のテクスチャーが異なるのが良くわかる。好みもあると思うが、単体で見るとW社のヘアライン仕上げ?も重厚で高級そうに見えるような気もする。

ボルトも並べて置いてみた。右がV社、左がW社である。
色が違って見えるのは素材が異なるからなのだろう。

左のW社のボルトは、ホームセンターで販売されている、ユニクロメッキと記載されたボルトに色が似ている。
対して、V社のボルトはまさしくステンレスという輝きを放っている。
W社のボルトの頭の削れは、角の両端にあり、工具とうまくかみ合わないのが原因で付いたものだろうか。
次に、BMW Motorrad純正とV社、W社のボルトを並べて置いてみる。上から純正、V社、W社である。

形も色もBMW Motorrad純正に似ているのはV社の方。
頭側から見ても同じ。純正とV社のネジ頭のフランジの存在が大きい。これがあると無いとでは工具の使い方に大きな差が出る。
よく見ると、BMW Motorrad 純正よりもV社の方が表面の処理が滑らかである。
BMW Motorrad 純正のボルトの方が削りが荒いというのだろうか。
加工機械の刃の経時変化によるものかもしれないが、よくわからない。使用には何の支障もない所ではある。
総括すると、本体の素材は恐らく同じようなものであるが、本体の表面のテクスチャーが異なり、ボルトの品質も異なっているように見える。
どちらがいいとは言えないが、バイクに取り付けてからの見栄えはV社の方が私は好みである。
ボルトの品質はV社の方が上に思える。
なお、W社のボルトの頭にフランジが付いていれば、ハンドルバー・ブラケットに傷をつけることはなかった。
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