みんみんのざる碁日記

みんみんのざる碁日記

2008.03.11
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1)呉清源の碁経衆妙1「活きの部」(池田書店)

将棋好きの小学生が詰め将棋に興味を持ち、ついでに詰碁ってなぁに・・と立ち読みを始めたら、面白いってんでお年玉で本を買ってしまった。将棋は父に教えてもらったが、碁は詰碁の本を読んで覚えたのだった。大学入学まで私は囲碁の実戦経験はほとんどなかったが・・碁経衆妙・玄々碁経・前田詰碁などをほとんど解いていたおかげで1年から試合に出る事ができた。

2)名作詰碁辞典(誠文社新光堂)橋本昌二・斉藤謙明
これも絶版で入手困難。14歳の夏に購入したが1)と同じく三田学園高校の囲碁好きの先生方の手に渡ってしまった。神戸大学入学後探したがすでに絶版だった。
内容は玄々碁経から200題、発陽論から100題選んで解説されていた。詰碁そのものも面白いが、この本の特筆すべき点は、玄々碁経の「亀之勢」とか「金蝉退殻之勢」とか「高祖栄陽囲破之勢」などの題の意味と故事来歴を斉藤氏が解説していた。
また発陽論には、名言・箴言が添えられていて実に味のある本だった。それ故に著作権的な問題からか、早く絶版になってしまったらしい。実に惜しい本と言える。中学・高校の頃の私は何百回と読んだ本なのだ。

3)前田上級詰碁(東京創元社)前田陳爾
中学生の時380円で買った。がボロボロになった。大学5年の夏、税理士試験が終り、本屋に飛び込んだ。久しぶりに囲碁の本を立ち読みしていると前田詰碁があったので中級・上級を買った。550円だった。後にページをばらして一枚ずつパウチして、風呂の中で見ながら長湯するようになった。


3分冊で再販されているようだが、2分冊の古いのを2セットもっている。法律関係の国家資格受験者は、法規集を2冊購入し、1冊はばらして小冊子にして電車などの中で読んだり、書き込みを入れて汚したりする。囲碁部員&国家資格受験者だった私は同じ事をしました。

5)傑作詰碁辞典(関山利一・利夫著)(誠文社新光堂)
大学生の時、大阪府の中学生大会の進行係をしたんです。その時関山兄弟(双子)が出場していまして、利夫九段が観戦にこられました。そこで私はこの本を持ち出し、サインをしてもらいました。「わかりますか」「いやぁすぐに答えを見てしまうんです」「プロを目指すんじゃないなら、それで結構です」「ありがとうございます」
その数年後、利夫九段は他界されました。問題の面白さだけでなく強い思い入れがある本です。

6)死活小辞典(加藤正夫著)(誠文社新光堂)
これも良い本です。hide-wさんほどではないけれど、随分ながめました。

7)玄妙道策(日本棋院)
酒井猛解説・中山則之著、両者が時間をかけて作ったのがわかる本です。道策先生の棋譜を並べてもよくわかりませんが、部分に拘泥しない自在の発想に目を奪われます。

8)碁きちにささげる本(青春出版社)田村竜騎兵
大学生の時に買いまして、死活の基本を工藤紀夫氏が解説した部分をコピーして囲碁部の級位者の後輩に配った覚えがあります。武宮流置碁下手の打ち方などが印象深い。
「すべての囲碁ファンに捧げる本」と改題されて毎日コミュニケーションズから再版されています。初段前後の方にお勧めします。







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最終更新日  2008.03.11 23:56:35
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