みんみんのざる碁日記

みんみんのざる碁日記

2011.02.17
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神戸大学教養部図書館には歴代名人打碁大系という和綴の本が所蔵されていました。これは丈和(3冊)・秀和(6冊)・秀策(4冊)・秀甫(4冊)の19世紀の本因坊家から出た4人の天才棋士のほぼ全棋譜が掲載されています。

和綴じで漢数字の本は見てもわかりにくい。並べてみる必要があったが・・ヘンな手が多いなぁ・・という印象だけが残りました。
後に道策の打ち碁集を並べて、はは~ん、そういう事だったのか」と思いました。道策師の打ち方・考え方が後世の棋士にすごく影響を与えていたからです。

江戸時代の布石の特徴を列挙してみます。
a 隅は小目が8割、目ハズシと高目も打たれている。星と三々はない。
b 小目に対して9割以上ケイマにカカる
c カカった石をハサまれてもすぐに動かない
d かかった石を捨てる事が多い


後に道策先生の碁を見て、特徴 c d が道策流である事に気づきました。
秀策流というのは道策流の一部を訂正したものなのです。
そして秀策のコスミが有名なのは、それが道策流を否定するニュアンスがあったため当時の棋士にとって衝撃的だったからではないか・・と私は思っています。

次の記事で道策流の特徴について説明します。

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最終更新日  2011.02.17 15:22:15
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