梅林庵

平成27年4月1日水曜日

　午前5時起床。曇り。朝の外気温12℃。

　朝一、辞令を受け取りました。合わせて部下の分も。異なるフロアの席に移りました。これまで2回の北側、陽の当たらない奥まったところでした。今日からは南向きの場所。背中は見晴らしのよい景色が拡がります。九州百名山の一つ、元越山がよく見えます。

　終日、雑事に追われました。合間に机周りの整理をしました。夕刻になって一段落。

　新しい席は、スケジュールの差配を担当するところです。組織改編もありました。これまで別チームの担当だった複数のギュラー案件を寄せ集め、そこにも一つ小チームがくっつきました。3月末まで私のチームが担当した分野の幾つかも持ち込まれることになりました。ということでキンノジ、7段、キリノスケがぞろぞろ付いてきました。顔に｢なんだ、またお前か、勘弁してよ｣各人の顔に書いてありました。ということで傘下は小チームが二つ、合計7名の部下です。各人ともいい感じの手練れです。楽しみです。

　明日からは出勤を30分早めます。会社を後にするも1時間ほど下がりそうです。終業時刻にハイサヨナラ、運動公園直行とはいきそうにありません。日の暮れるのが遅くなりましたが、猶懐中電灯の世話になることもありそうです。今日はまだ明るさの残る時刻に退社。しかし、気疲れに加え、昨夜の深酒のせいもあって、走る気分ではありませんでした。真っ直ぐ帰宅。家に着いたら、長靴を履いた妻がサザンカの下草を毟っていました。笑顔で｢お帰り、お疲れさま｣を言ってくれました。嬉しい気分になりました。疲れが吹っ飛びました。古女房も悪くない。

　熱い風呂を終えたあとの楽しみはビールです。プルトップを引く瞬間は至福です。次いで日本酒を少しだけ舐めました。北海道・旭川の酒｢男山｣です。生酒のような香りはありませんが、いい感じです。明日は燗にしてみよう。うるかの残りを当てに流しました。

　テレビをつけました。カープと横浜戦。今日もやられました。貧打です。どうしようもありません。しっかりせんかい！

　早めに就寝。眠り薬は今日届いた朝日のムック｢司馬遼太郎の街道4｣です。特集の一つに｢嵯峨散歩｣がありました。これはいい。来月連休明け、京都に遊ぼうと考えています。参考になりそうです。これとは別に、1月21日に亡くなった陳舜臣の哀悼エッセイの掲載。｢街道をゆく」の旅で、彼は司馬と台湾を一緒したのでした。大阪外大の同級生だったそうで、交誼は生涯続いたとのこと。その際のエピソードを週刊朝日編集部の人が懐かしんで書いた内容でした。

今日の一句

花曇り酢沼田を流す男山

妻の顔晴れたる今日はエイプリル

今日の写真は庭に咲く花点描です。先ずは満開の桜。梅林の端にあります。

こちらは茶株の手前。名を知りません。去年、妻の植えたものです。

おっ、梅の木の根元にクリスマスローズ。まだ咲いている。花が緑色になったぞ。

こちらはヤマブキ。清々しい色合いです。

もう一枚、これも名を知りません。