希望の綴り

お通夜



4月3日 お通夜
朝起きた時 明日は主人の体はなくなってしまう(T_T)と思いが・・・
最後に主人にお別れがしたかった。
まだ誰も起きてない時に 主人に最後の○○をした。
冷たかった(T_T)

夕方近くになって遺体を 自宅から斎場に運んだ。
会社関係 友達等 沢山の方が来て下さった。

お通夜の最中次男は、お坊さんがお経をあげて下さっている間 チョロチョロして、前の空いている席に座ったり 私にこっちに来てと手招きしたり・・ ダメと言うと泣き叫んだりすると思い やりたいようにやらせておいた。父親の死など全く理解できない次男だった。

会社の取引先で仕事の都合で、お通夜には参列出来なかった方々が、仕事が終わってからいらして下さった。

しかし、私は素直に喜べなかった。
なぜなら 主人は休みの日でもその取引先のお手伝いに行っていた。
ほとんど休みなしに・・・暇さえあれば手伝いに行っていた。
家族と居る時間よりも 仕事に行っている事の方が多かった主人(T_T)
その取引先に お手伝いに行ってもお給料としては、かえってこない仕事だった。
なんとなく その取引先に命をとられた様な気持ちになっていた。
あなた方が お線香を上げてくれても主人は、戻っては来ない(*_*)
「今日は、お手伝いいいですよ」と言って帰してくれたら 主人は、少しでも家でゆっくり出来たのでは、無いか??
もしかしら、そういう言葉をかけてくれていたのかもしれない?
それでも主人は、手伝いをしていたのかもしれない?
主人にしてみれば 家に居るより仕事をしていた方が、楽しかったのかもしれないが(?_?) 
私の中では被害妄想が 渦巻いていた。

その日の夜は、雨が強かった。
主人の涙雨だったのだろうか?


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