その彼の全キャリアを振り返る、レーベルを超えた"ベスト・アルバム"が登場。CD2枚からなる本作『THE BEST OF ME』は、彼をスターダムへと押し上げた80'sヒット・シングルから、最新アルバムからのシングル「Beautiful Life」などを集めたシングル・コレクションだ。その中にも"隠れた名曲"的存在の2010年シングル「Lights Out」が収録されているのもファンには嬉しいポイントだろう。
そんな『BEST OF ME』のオープニングを飾るのは、新曲にしてアルバムのリード・シングルでもある「Every One Of Us」。彼自身が作詞作曲とプロデュースを手掛けただけでなく、全ての楽器も担当した、現時点のリックをパワフルにレぺゼンするナンバーだ。またアルバムにはシングルの他、ポップなビートの代わりにしっとりとしたピアノを聴かせる「Never Gonna Give You Up」の"ピアノフォルテ・ヴァージョン"をはじめ、「Together Forever」や「She Wants To Dance With Me」などの往年のシングルを、時代を重ねるごとに彼が身に着けていった様々な音楽的スタイルでアレンジした"Reimagined""ヴァージョンもCD2にフィーチャーしている。
「『Never Gonna Give You Up』を新たにレコーディングできたのは最高の経験だったよ」そうリックは語る。「僕のDNAの一部でもあるし、自分にとってとても大切な曲だ。この曲の新しいヴァージョンを自分と同じぐらい、みんなにも気に入ってもらえたらと思っている。あと『Every One Of Us』は、誰もが持っている内なる炎についての曲だ。誰もが皆、他人に与えられるものを持っている、例えそんな風に思えない時があってもだ。幸運なことに僕は、毎回ステージに上がる度、自分の中にある炎を感じることが出来る。そしてそれが、僕の日々の暮らしに大きな力になっているんだ」