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アリはどのような視界でものを見ているのだろうか。人間が上からアリを見下ろせばアリの行く先々まで見通せる。
問題点に当ったとき、視点を変えることが効果的である。もっと端的に言えば、次元を変え、高みから「観る」のである。「見る」ではなく、「観る」のである。「観る」とは本質を見抜くことなのである。
ある質問をお客様から戴く。私が出ていけば解決するだろう。しかし、そうしたら、その職員のためにならない。だから、やってもらう。あとは、その職員が「面倒だ!」と感じるか、「ああ、ありがたい。私を高めて下さるための課題だ!」ととらえるかでその職員の今後の成長が決まるのである。
先日もある職員に、注意したことがある。私のところに、何も解決策を用意せずに相談しに来たのである。答えはすぐにでる。しかし、私は敢えてつっぱねた。「このような質問を戴き、自分はこの根拠からこのように回答しようと思うのですが、いかがいたしましょうか。」と上司に問うのが職員の勤めなのである。上司の言葉を伝書鳩のように(残念ながらその通り伝えられることも少ないのだが・・・)伝えるだけではいつまでも伝書鳩の役割しか出来ずに終わってしまう。
今後は、どのような会社でも、指示命令で動く、低生産性の社員と自立的・自発的に働く高付加価値社員とで大きな格差が生まれるであろう。格差社会といわれる昨今であるが、結果の格差までを平等にするのではなく、機会を平等にすべきなのである。研修の機会等は平等に与えるが、その後の成長は自己の努力に負うべき、と私は考えるのだが、いかがであろうか。
渋沢栄一記念館 2008.12.22
波に乗る 波にのまれる 2008.11.09
夢を持つ人は輝いている 2008.11.06 コメント(1)