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はやいもので、ネイチャーセンターが復旧してから1年が経過しました。この一年もあっという間に過ぎてしまいました。達成できたこと、できなかったこともありますが、ネイチャーセンターがさまざまな活動の拠点として機能し、今後の活動の幅が広がり、発展していく可能性を強く感じています。研究、教育、そして交流の場として、ネイチャーセンターの役割をしっかり果たしていけるよう、来年度も応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。下記のページで、最近の志津川湾とネイチャーセンターの取り組みが紹介されています。是非ご覧ください。ラムサール条約登録湿地関係市町村会議のHP海洋政策研究所 Ocean Newsletter 第495号富士フィルムグリーンファンド グリーンレターNo.42.
2021年03月31日
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先日、志津川で民宿を経営されている漁師さんから、「逆巻きのツブが獲れた」との連絡を受けました。この辺りでツブというと、エゾバイ科のヒメエゾボラのことを言います。このツブは、魚屋さんでも普通にみることのでき、酒のつまみのレギュラーメンバー。実際に確認してみると、上から(殻頂から)見ると右巻き(時計回り)に成長していくはずのツブが、左巻きになっているではありませんか!写真左が逆巻き(左巻き)のツブ、 右が普通のツブ(右巻き)大変貴重な標本をご提供いただき、ただただ感謝です。河北新報でも大きく報じていただきました(^^)https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202011/20201105_13030.html先月岡山大学の福田先生よりご教授いただいた「肉抜き」によって、軟体部も綺麗に取り出すことができました。現在、貝類の特別展示を検討中です(^^)
2020年11月09日
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ネイチャーセンター近くの港で、綺麗な貝殻のようなものを拾いました。形は楕円形で、肉厚なのにとても軽い不思議な質感です。実はこれは、コウイカ類の体の中にある殻です。イカが貝(軟体動物)の仲間である証と言えるでしょう。かつては、アンモナイトやオウムガイのような頑丈な貝殻を持っていたものから、長い年月をかけて大きさや形を変化させてきました。スルメイカなどではすっかり薄くなっていますが、コウイカ類では、しっかりした殻が残り、身体を支えたり浮力を確保するのに役立っています。コウイカ類は南の温かな海に分布するイカです。毎年夏になると、こうしたコウイカ類の甲が見られるのですが、こんなに大きな甲は初めて見ました。もしかしたら、志津川湾で冬を越して大きく成長したものもいるのかもしれません。立派なコウイカを見つけたり捕まえたりしたら、ぜひネイチャーセンターまでお知らせください!
2020年09月17日
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先日、建物内で立て続けに3匹のカニが見つかりました。ネイチャーセンター1階(戸倉公民館1階)の廊下や玄関です。カニの正体は「アカテガニ」でした。アカテガニはその名の通り、成熟するとハサミが真っ赤になることで知られています。この個体はまだ小さいので、ちょっとしか赤くないのでしょう。ヨシ原やその周辺の草原や松林に生息するとのことで、ネイチャーセンター周辺の草むらが生息域だと思われます。夏の大潮の夜に、卵を抱いたメスが海岸まで移動するとのこと。先週はちょうど大潮だったので、夜中にたくさんのアカテガニが賑やかに走り回っていて、そのうちの数匹がセンター内に迷い込んだのかもしれません。捕獲された3匹のうち、2匹は標本になりましたが、1匹は飼育中です。
2020年09月08日
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今年度3回目の潜水による生物調査へ行ってきました。今日の調査地は、凪の日でないとアクセスできない外洋よりの島です。穏やかな海峡で透明度も良く、抜群のコンディションでした。海底の断崖絶壁をぐぐり抜けながら島の周辺を調査します。ふと、岩穴をのぞくと、今まで見たことのない小魚が岩にへばりついていました。捕まえて持ち帰り良く調べて見ると、「イチモンジハゼ」という南の海のハゼでした。イチモンジハゼ。小さくてもこれで成熟サイズです。ここ数年、調査の度に南方系の生物が採集されます。海底では、ベラの仲間やスズメダイがたくさん泳いでおり、まるで伊豆の海で調査しているようでした。今年はマダコの数も多いようです。もうすでに産卵して卵のお世話をしてるメス親もいました。この秋はマダコが大漁かもしれません。子育てをするメスのマダコ。岩の天井からぶら下がっている卵の房に、せっせと新鮮な水を送っていました。
2020年08月27日
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先日、ネイチャーセンターに珍しい魚が届けられました。地元漁師の方が漁獲したもので、このあたりではなかなか見ない魚です。 その魚の正体はホッケでした。まだ30cmくらいの若いホッケのようです。ホッケの開きはよく知られていても、魚としてのホッケを見る機会は少ないと思います。 ホッケの産地は北海道です。若いホッケは群れを作り沖合を回遊するので、何かの拍子に普段より南下して湾内に入り込んだのかもしれません。こうした魚たちからも、近年の海の環境の変化を感じずにはいられません。
2020年05月15日
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1月、志津川湾内でコクガンをつかまえ、発信機と足輪を取り付ける調査が行われました。写真のコクガンは、そのときに捕獲した1羽。いつも戸倉地区の某港のスロープで餌のアオサを食べたり休んだりしています。 春は、志津川湾で冬を越したコクガンたちが遠くシベリアに向けて旅立つ季節。この若いコクガンも、無事に繁殖地にたどり着き、また冬にこの港にやってきてくれることを願わずにはいられません。
2020年03月19日
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いろいろありましたが、やっと南三陸町自然環境活用センター(南三陸ネイチャーセンター)が施設として本格的に復旧し、先の記事でもご報告しました通り、先日(2月1日)、無事地域向けの復旧記念シンポジウムが開催されました。 研究と教育の拠点施設としての再スタートです。 これまで、実に多くの方々が関わり、町内外、国内外から応援や励ましを頂いてきました。全ての方々に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。 復興予算での改修ということや、近隣施設との兼ね合いなどから、必要最小限の改修となりました。また、備品類はこれから徐々に揃えていくため、スロースタートとなります。施設としても、また、体制的にも、まだまだベストな形ではありませんが、どうか今後とも、南三陸の宝と未来を共有できるよう、ネイチャーセンターと共に歩んでいただけたらと思います。 どうぞよろしくお願いいたします!シンポジウムの様子は、以下に詳しく紹介されております!南三陸なうhttp://m-now.net/2020/02/naturecenter-2.html観光協会HPhttps://www.m-kankou.jp/archives/233665/https://www.m-kankou.jp/mina_repo/233713.html/河北新報https://photo.kahoku.co.jp/graph/2020/02/02/01_20200202_13013/001.html
2020年02月12日
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皆様、こんばんは。南三陸はまた急に冷え込んできました。第3庁舎よりは暖房が充実している新設のネイチャーセンター事務室ですが、廊下はやっぱり寒い!激しい寒暖差がきつい今日この頃です。2月1日のシンポジウムは皆様にご好評いただき、100名近い来場者を記録することができました!ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。さて、シンポジウムの準備ですっかり滞っていたブログの更新…その間にネイチャーセンターに大きな動きがありました。今まで南三陸町役場本庁舎1階のマチドマ前で展示していたクチバシカジカの水槽を、戸倉公民館2階のネイチャーセンターに移設しました!税務の窓口等の待ち時間で楽しみにしてくださっていた皆さん、どうもすみません…これからは戸倉のネイチャーセンターまで水槽をぜひ見にいらしてください!南三陸町役場のHPにも情報を掲載していますのでご覧ください!F
2020年02月07日
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皆様、こんにちは。ついに今月、ネイチャーセンターの職員も戸倉公民館2階のオフィスに一部移転し、自然環境活用センターの活動も本格的にスタートしようとしています。まだ細々としたオフィスの引っ越しや館内備品の整理等残っておりますが、気持ちを新たに、頑張っていきたいと思います。標本庫にも標本の搬入を始めました。これから各分類群ごと、各No.順に整理し、研究活動に使いやすいように整理をしていく作業を行います。一応学芸員の資格を持っている私の力の見せ所?です。ネイチャーセンターの本格的な始動に伴い、2月1日(土)に「南三陸町自然環境活用センター復旧シンポジウム」の開催が決定しました!当日は、青森県むつ市海と森ふれあい体験館の館長である五十嵐健志氏に基調講演をいただくとともに、南三陸少年少女自然調査隊、南三陸町立戸倉小学校6年生、宮城県志津川高等学校自然科学部の皆さんの活動紹介も行います。シンポジウム終了後は、戸倉婦人会と漁協の皆さんのご協力により、カキ汁を用意いたしますので、是非ご賞味ください。〇南三陸町自然環境活用センター復旧記念シンポジウム開催日:2020年2月1日(土)時間:午前9時30分から12時場所:自然環境活用センター(戸倉公民館2階)宮城県本吉郡南三陸町戸倉字沖田69番地2詳細は南三陸町役場のHPをご覧ください。シンポジウムのチラシもHPからダウンロードができます。地域の小学生や高校生の日頃の活動の成果や、新しくなったネイチャーセンターをじっくり見学するチャンスです!当日は南三陸の生きものの標本やパネルの展示も行う予定です。皆様のお越しをぜひお待ちしております!F
2020年01月24日
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皆様、おはようございます。昨日からの雨もようやく上がった南三陸町。新年早々どんよりした天気ですが、ネイチャーセンター移設に向けて頑張っていきます!そんな中、役場本庁舎のマチドマで飼育・展示しているクチバシカジカが水槽内で卵を産みました!その様子が役場のHPに詳しく掲載されましたので、ぜひご覧ください。F
2020年01月09日
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皆様、新年あけましておめでとうございます。ネイチャーセンターも今秋から仕事始めです。悪天候となった日もあり、引っ越し作業が完全に完了しているわけではありませんが、新設のネイチャーセンターが稼働できる日はすぐそこに迫っております。本年もどうぞ、ネイチャーセンターをよろしくお願いいたします!F
2020年01月08日
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皆様、こんにちは。本日の南三陸は午後から大荒れで吹雪いております…本日は官庁御用納めということで、ネイチャーセンターも今年は今日が最後です。午前中は天気も良く、荷物を梱包して午後にまた引っ越しだ!と意気込んでいたのですが、今日は一日お部屋でお片付けとなりそうです。先日お伝えした通り、本設のネイチャーセンターへの引っ越し作業は着々と進んでおります。その引っ越しに合わせまして、ネイチャーセンターの住所が1月より変更となります。詳細情報を南三陸町役場公式HPに掲載しましたので、ご確認ください。それでは皆様、良いお年を!F
2019年12月27日
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皆様、おはようございます。令和元年もあとわずか、師走の忙しいころですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?ネイチャーセンターは、11月末に戸倉公民館2階の改修工事が終わり、引き渡しも完了したため、現在役場第3庁舎から本設のネイチャーセンターへの引っ越し作業を随時行っています。今週は毎日午前中に梱包、午後に本設のネイチャーセンターへ…という引っ越し作業でバタバタしております。新しいネイチャーセンターの様子は、引っ越しが完了してから正式にお知らせする予定です。ですが、今回は引っ越しの様子を少しだけ公開します!機材室です。調査機材等の収納場所にする予定です。シャワー室もついているため、潜水調査後も暖かいシャワーを浴びることができます!ただ、今の時点ですでにエントロピーが増大中です…こちらは実験室です。まだ実験機材等は搬入していませんが、机が置かれると急に使用感が増すのが不思議です。各種実習にも対応可能となる予定です。われらが事務室です。スタッフはこちらに常駐します。第3庁舎よりも空調の効きが良いようで一安心です!新しく標本庫も設けました!今後はネイチャーセンター収蔵の標本をこちらに整理する作業を行います。しばらく私は標本庫に缶詰めになりそうです…こちらは交流室です。移設後はオープンなスペースにする予定です。図鑑を読んだり、調査隊の隊員たちにレクチャーをしたりできるスペースです。交流室から標本室の標本展示棚をみることもできます!そろそろ形になりつつあるネイチャーセンターですが、まだまだ引っ越しが道半ば…年末から1月上旬にかけて、着々と引っ越し作業を続けていきます!F
2019年12月26日
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皆様、こんにちは。南三陸はもうすでに薄暗く、冬を感じさせる夕方です。気づけば1か月以上ブログの更新が滞ってしまいました。すみません…ブログの更新が止まっていても、ネイチャーセンターの活動は止まっていません!11月23~24日にかけて、南三陸少年少女自然調査隊が滋賀県からやってきた「ラムサールびわっこ大使」と交流会を実施しました!23日は、町内を流れる八幡川で志津川淡水漁業協同組合の皆さんのご協力のもと、サケのつかみ取り体験を行いました!元気よく泳ぐ本物のサケたちに子供たちは大興奮!自分たちの手でサケを捕まえることができ、子供たちは満足そうでした。また、サケの採卵と人工授精の様子も見学させてもらい、生命の神秘に感動!の様子でした。サケのつかみ取り体験の後は、生涯学習センターでサケの生態に関するレクチャーを行いました。レクチャーの後はお待ちかねの調理体験!南三陸の海と川のサケ、滋賀県琵琶湖のビワマスを使った料理を一般社団法人COMMONSの皆さんにご協力いただきみんなで作りました。子どもたちはそれぞれ手分けして調理や配膳を行っていて、とても頼もしく思える光景でした!献立は南三陸のサケを使った唐揚げ、や、「アメノイオご飯」と呼ばれるビワマスの炊き込みご飯、ビワマスとギンザケを使ったお刺身のほか、南三陸産のお米や郷土料理「はっと汁」でした。唐揚げは川と海両方のサケを使い、食べ比べをしました。お互いの子どもたちは普段食べる機会のないそれぞれの地域の郷土料理に舌鼓を打っていたようです!下は唐揚げとアメノイオご飯の写真です。とってもおいしゅうございました!調理体験の後は、入谷地区のFSC認証林で株式会社佐久の佐藤太一さんに南三陸の林業や森林についてのお話をしていただきました。「林業とは何か」「山を管理することの大切さ」「海と山の関係」などについて、実際の森林を目の前にしながらお話いただき、子どもたちは熱心に聞き入っていました!お話が終わった後は、いりやどにて調査隊とびわっこ大使同士のレクリエーションを交えた交流会を行いました。びわっこ大使の活動紹介やそれぞれの県のPR合戦をおこないました。日中の活動も通して、子どもたちはすぐに仲良くなってくれたようです!2日目は朝から波伝谷漁港から漁師の村岡賢一さんの船に乗って志津川湾の漁業体験を行いました。当日は雨降りというあいにくの天気でしたが、子どもたちは志津川湾の養殖漁業をたっぷり堪能してくれたようです。港に戻った後は、水戸辺漁港にて志津川湾の海産物を使ったバーベキューを行いました。カキやアナゴなど三陸の美味しいものを、みんなでたっぷり味わいました!2日間は盛りだくさんであっという間の日程でしたが、普段はなかなか会えない他のラムサール条約湿地で活動する子どもたちと交流できたのは、調査隊やびわっこ大使のみんなの良い思い出となったようです。ラムサールびわっこ大使の皆さん、ぜひまた南三陸に遊びに来てください!お待ちしてます~F
2019年12月19日
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皆様、おはようございます。南三陸もすっかり秋めいて、朝晩は暖房がないと寒いなぁ・・・という気候になってきました。先週の日曜日、10月27日に、一般社団法人COMMONSの皆さんが主催する「こども社会体験クラブ S-KIDS」のイベント「海の魚を調査しよう!歌津編」に調査隊の隊員たちが合同参加し、伊里前漁港の管の浜地区で海釣りの体験をしました!参加した隊員の中には今回のイベントが初めての釣り体験という子もいました。そのため、餌の付け方や釣竿の持ち方からレクチャーを行いました。今回の釣り体験ではアイナメやマコガレイなど13種の魚とイトマキヒトデなどの無脊椎動物3種をあわせて16種の生きものが確認されました。 マコガレイ ムラソイ イトマキヒトデ実物の海の生きものを観察でき、釣竿にヒットした感覚を味わった隊員たちはとても楽しそうな様子を見せてくれていました!一般社団法人COMMONSのみなさん、こども社会体験クラブ S-KIDSのほか、協力してくださった皆様、どうもありがとうございました!F
2019年11月01日
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皆様、おはようございます。ここ数週間は、週末ごとに天気が崩れて落ち着かない日々が続いています。今週末は天気が落ち着いてくれると良いのですが・・・なんと、11月3日(日)午後7時30分から放送されるNHK総合「ダーウィンが来た!」で、志津川湾のダンゴウオが特集されます!南三陸町のアイドルフィッシュでもあるダンゴウオの愛くるしい姿を、是非ご覧ください!ネイチャーセンターも撮影に協力しました。詳細は、「ダーウィンが来た!」の公式HPをご覧ください。F
2019年10月30日
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皆様、こんにちは。このたびの台風により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。10月10日のブログ記事でお知らせした10月19-20日に仙台市勾当台公園で開催される「豊かな海づくりフェスタ2019」についてのご連絡です。豊かな海づくりフェスタ2019は19日20日両日開催とのことです。しかし、ネイチャーセンターの海藻ハーバリウム体験は、19日の悪天候の影響により20日のみの参加となり、19日は「中止」とさせていただきます。楽しみにしていてくださった皆様、申し訳ありません。20日は開催の予定ですので、是非会場に足をお運びください。10月22日に南三陸町生涯学習センターで行うジンベエザメの3D映像上映会も通常通り実施の予定です。南三陸町の公式HPにもお知らせを掲載しました。こちらからチラシもダウンロードできますので、合わせてご覧ください。F
2019年10月18日
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皆様、こんにちは。南三陸も秋晴れが気持ちよく、平日でなければどこかに遊びに行きたい気分です。ただ、週末は折角の連休なのに東日本全域で台風が・・・台風圏内のみなさまは、くれぐれもご用心くださいませ。台風が過ぎ去っている(はず)の来週は、ネイチャーセンター関連のイベントが2つ開催されますので、イベント情報をお知らせします↓1. 10月19-20日:豊かな海づくりフェスタ2019@仙台市勾当台公園で海藻ハーバリウムづくり!10月19日(土)から20日(日)にかけて、宮城県仙台市の勾当台公園周辺(宮城県庁1階・県庁前駐車場・勾当台公園・市民広場)で、「みやぎまるごとフェスティバル2019」が開催されます。宮城県のおいしい食べ物や素敵な工芸品の魅力ををまるっと味わえるイベントです。そのイベントの中で、勾当台公園エリアにて第40回全国豊かな海づくり大会~食材王国みやぎ大会~の一環として、「豊かな海づくりフェスタ2019」が同時開催されます。ネイチャーセンターでは、豊かな海づくりフェスタにて、海藻ハーバリウムづくりの体験を行います。ハーバリウムとは、元々は「植物標本」の意味ですが、近年はガラス瓶などにドライフラワーと特殊なオイルを入れてインテリア用に楽しめるグッズとしても親しまれています。通常は陸上の植物を使ったドライフラワーを用いるのですが、今回は志津川湾で取れた本物の海藻を乾燥させたものを使ってハーバリウムを作ります。芸術の秋ということで、自分だけのオリジナルの海の森を作ってみませんか?皆様のお越しをお待ちしております!なお、イベントの詳細は以下のURLをご覧ください。みやぎまるごとフェスティバル2019公式HP全国豊かな海づくり大会公式HP2. 10月22日:ジンベエザメが飛び出す 3D沖縄美ら海水族館 映像上映会@南三陸町生涯学習センター10月22日(火・祝)、南三陸町生涯学習センター大研修室にて、沖縄美ら海水族館職員のみなさんによるジンベエザメやジョー図で有名なホホジロザメなどの写真を使ったレクチャーを行います。また、沖縄美ら海水族館を代表する「黒潮の海」大水槽を撮影した映像を、専用の3Dメガネを使用して観賞できます!当日は、等身大のジンベエザメ(写真)と記念撮影ができたり、本物のサメの標本の展示や、塗り絵缶バッジを作ることができるコーナーもあります。東北とはまた違った豊かな「沖縄の海」を、是非楽しんでみませんか?詳細はこちらです↓ジンベエザメが飛び出す 3D沖縄美ら海水族館 映像上映会・日時:2019年10月22日(火・祝)11:00~15:00・会場:南三陸町生涯学習センター 大研修室・定員:各回40名 ※以下のスケジュールで全8回実施します。 ①11:00~11:20 ②11:30~11:50 ③12:00~12:20 ④12:30~12:50 ⑤13:00~13:20 ⑥13:30~13:50 ⑦14:00~14:20 ⑧14:30~14:50・参加費:無料・塗り絵缶バッジを作れるコーナーや、本物のサメの標本の展示もあります。・主催:沖縄美ら海水族館・共催:南三陸町・お問い合わせ先:南三陸町自然環境活用センター(及川) TEL:0226-46-1378 mail:suisan@town.minamisanriku.miyagi.jpあわせまして、皆様の参加をお待ちしております!F
2019年10月10日
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皆様、こんにちは。台風15号の影響は南三陸町にも来ています。今はまだ雨は強くありませんが、お昼過ぎから天候が悪化するとの予報です・・・9月12-13日に、東京都新宿区の新宿駅西口広場のイベントコーナーにて、「湿地の恵み展ー美しい・おいしい・楽しいに出会う」が開催されます。志津川湾と同期のラムサール条約湿地である、東京都の「葛西海浜公園」の登録1周年記念として、全国各地の湿地から、美しく豊かな自然環境、食、アクティビティーなど湿地の魅力を紹介する企画です。南三陸町も、パネル展示・PR動画放映、ホヤ・カキ・タコの缶詰等地元の水産物の販売ブースを設置して皆さんをお待ちしております!当日は宮城県漁協志津川支所のみなさんと、私を含めた役場スタッフが参加しますので、新宿駅をお通りの際は是非ご覧ください!以下、湿地の恵み展の概要です。湿地の恵みフェスタ 葛西海浜公園ラムサール条約登録1周年記念「湿地の恵み展ー美しい・おいしい・楽しいに出会うー」日時:2019年9月12日(木)10時~20時30分 2019年9月13日(金)9時~17時会場:新宿駅西口広場イベントコーナー(A1・A2)※来場無料イベント詳細は以下のURLをご覧ください。東京都 湿地の恵み展HP新宿駅西口イベントコーナーHP皆様のお越しを新宿駅にてお待ちしております!F
2019年09月09日
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皆様、こんにちは。南三陸は涼しく爽やかな風が吹いております。いよいよ夏も終わりかなぁという気分になりますね。関東や西日本は未だ残暑が続いているでしょうか。8月19日に、南三陸少年少女自然調査隊の2回目のフィールドワークとして、シュノーケリング体験をサンオーレ袖浜にて行いました!講師として南三陸海のビジターセンター・おきなくらEELsの皆さんにお越しいただきました。ウェットスーツを着たら、みんなでまずは準備体操です。着慣れないウェットスーツの間隔に、調査隊の隊員たちは四苦八苦気味?でした。準備体操が終わったら、まずは機材をつけずに海に入って体を慣らします。最初はおっかなびっくりな様子でしたが、ウェットスーツの浮力にもなれて、体を上手く浮かせることができていました。陸に上がったら、いよいよシュノーケル・マスク・フィンなどの機材の装着の練習です。普通の水泳用ゴーグルとはちょっと構造が違うマスクや、シュノーケルに水が入ったときの対処法を、陸で一緒にトレーニングしました。シュノーケル・マスクがばっちり!となったら、最後にフィンキックの練習です。陸上でこの姿勢は腕にきますが、後もう少しで海の中へ・・・海の中に入って、少しシュノーケルクリアなどの練習をしたら、ついに志津川湾の海の中へ!サンオーレ袖浜の海水浴場では、寒海性のコンブ類マコンブや暖海性のコンブ類アラメ、おなじみの海草類のアマモや、絶滅危惧種の世界最大の海草タチアマモを確認することができました。実物の海藻や魚たちをその目で見ることができた調査隊の隊員たちは、疲れながらも大興奮の様子でした。隊員たちのよい夏の思い出となったようです。講師の皆さん、そしてスタッフとして参加してくださったネイチャーセンター友の会のみなさん、ありがとうございました!F
2019年08月26日
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皆様、こんにちは。お盆も終わって、南三陸含めた東北地方は不安定な天候が続いています。夕方は少し涼しい風も吹き、もう夏も終わりか・・・なんて気持ちになってしまいます。本日、南三陸町役場内のネイチャーセンターのHPの更新を行いました。新たに、最新情報のページも作成しましたので、今後はブログと合わせてネイチャーセンターの動きを詳しく紹介したいと思います!また、南三陸少年少女自然調査隊のHPも新たに作成しました!近日中にブログとあわせまして、先日行われたシュノーケリング教室の様子をお伝えしますので、お楽しみに!F
2019年08月23日
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皆様、こんにちは。南三陸もやっと夏本番、先週まではひんやりと涼しい気候でしたが、今週は夏らしい日差しと暑さです。気候の変動も大きくて、ちょっと夏バテ気味?名今日この頃です。ついに町内の小中高校生は夏休みということで、ネイチャーセンターも夏休み向けのイベント実施に大忙しです。やっぱり、夏休みは子供たちが主役ですね。7月15日の海の日は、先日お伝えした南三陸子ども自然史ワークショップが生涯学習センターで開催されました。ネイチャーセンターは、NPO法人三番瀬環境市民センター・千葉市科学館のみなさんと「ミニミニ水族館&ガタモンを探せ!」と題して志津川湾やその干潟に住む生物の展示や、ミニ顕微鏡を使った写真撮影のワークショップを実施しました。やはり、実物の生きものの展示は効果絶大なようで、たくさんの来場者の方に見ていただきました!本物の海藻からヨコエビなどの小さな生き物を探したり、干潟で見つかったさまざまな生きものの生態展示を行ったりしました。写真は、テッポウエビの威嚇音を聞いている様子です!また、外では実際の海の生きものと触れ合えるタッチプールを開催しました。こちらは、志津川高校自然科学部の皆さんに協力していただきました!300人を超える過去最高の来場者とのことで、参加した皆さんの海の日の良い思い出となっていればうれしい限りです。間髪いれずに、その次の週7月20日には、南三陸少年少女自然調査隊と志津川高校自然科学部と合同で町内の八幡川の生きもの調査を行いました!5月に結成した南三陸少年少女自然調査隊ですが、度重なる悪天候により思うように活動ができませんでしたが、今回めでたくフィールド調査へ初出陣となりました。はじめてのフィールド活動は、昨年度から始まった志津川高校自然科学部の八幡川の調査に同行し、川の生きものを自分たちで採集して観察するというものです。今回も、昨年に引き続き、河川生物の採集指導や解説を株式会社エコリスのみなさんにしていただきました!さで網などで茂みをガサガサすると、エビやカニ、魚などさまざまな川の生き物がたくさん取れました。実際の生きものに、調査隊の隊員たちも興味深々でした。採った生き物たちは、その場でエコリスの皆さんに解説していただきました。調査隊の隊員たちは熱心にメモを取りながら聞いてくれました。海の影響がある下流域では、ヌマガレイなどの汽水魚類が見つかりました。対して、上流に進むとコヤマトンボやカワトンボ類などに代表される水生昆虫が数多く確認され、良好な環境が保たれていることが分かりました。やっと活動ができた調査隊ですが、天候に左右されるというのもフィールド調査の醍醐味(?)ということを分かってもらえれば・・・夏休みはこれからが本番ですよね。次の活動に向けて、夏休みの宿題をしっかり終わらせつつ、英気を養ってもらいたいと思います。株式会社エコリスをはじめとするご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!F
2019年07月29日
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皆様、こんばんは。ブログの更新が約1ヶ月もあいてしまいました・・・夏は(も?)ネイチャーセンターの繁忙期。調査やイベントが目白押しです。そんなわけで、今回の記事は2部構成です。まずはじめは調査の話。7月2日に環境省が実施するモニタリングサイト1000の藻場調査が志津川湾で行われました。日本全国1000箇所近くを「モニタリングサイト」に定め、毎年継続して調査を行い、環境の変動を観測していく調査です。里山から干潟まで、日本のさまざまな環境がサイトとして設定されていますが、志津川湾はこの内藻場サイトとして調査対象地に設定されています。大学や研究機関に所属する藻場・海藻の専門家やプロのダイバーの方たちが集結し、調査を行いました。調査地は、志津川湾内の椿島周辺です。漁船に乗って調査地にいざ出陣です。水中では100mのラインを張り、決められた範囲内にどのような種類の海藻がどれくらい映えているのかを観察します。決められた大きさの方形枠を使って、海底に生えている海藻を定量的に調査します。水中作業は危険を伴い、陸上のように上手くはいかず・・・潜水初心者の私は調査のサポートや写真撮影を担当しました。それでも、なれない潜水作業にアップアップ・・・最近の宮城県は天候が安定せず、調査の実施も危ぶまれましたが、当日は奇跡的に天気も持ち直し、スムーズな調査を行うことができました!モニタリングサイト1000に参加された皆様、本当にお疲れ様でした!2つ目の話題は、南三陸子ども自然史ワークショップの開催のお知らせです!毎年海の日の恒例、南三陸ネイチャーセンター友の会主催の南三陸子ども自然史ワークショップが今年も開催されます。今年は新しくできた生涯学習センターでの開催です。陸・海・空のいきものにまつわるさまざまな体験プログラムが大集合のイベントです。生きものに興味のある子どもたち、夏休みの思い出に集まれ!もちろん、親御さんや生きものに興味のある大きなお友達の参加も大歓迎です(笑)第9回南三陸子ども自然史ワークショップ2019年7月15日(月・祝)12:30-16:30南三陸町生涯学習センターにて開催詳細は、南三陸ネイチャーセンター友の会のHPをご覧ください。HPからチラシもダウンロードできます。やませがもたらした白い霧に包まれた南三陸よりお伝えしました!F
2019年07月12日
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皆様、こんにちは。今日の南三陸は、午前中はどんよりとした天気でしたが、午後から夕方にかけては気持ちのいい青空でした。空気も適度にひんやりしていて、過ごしやすい気候でした。先日お伝えした松原干潟の生物調査が、6月8日に開催されました!当日はあいにくの天気のため、当初予定していた南三陸少年少女自然調査隊の参加は見送ることになりました。その代わり、志津川高校自然科学部の部員の皆さんは自分のデータを採らなくてはならないので、冷たい雨が降る中、調査を行いました!冷たい雨の降る中、たくさんの人に集まっていただきました。まずは、表層にいる生き物たちを探します。手ごろな大きさの石をひっくり返したり、地面をよく目を凝らして観察したりします。その後は、底土中の生き物たちを探します。干潟の各種をスコップやシャベルで掘って、土の中に隠れている生き物を探します。調査が終わった後は、志津川高校に戻ってみんなで今日の成果物の名前を調べる作業に入ります。図鑑などを駆使しつつ、干潟研究者の皆さんに教えていただきながら、次々に記録をしていきます。本日の成果物の整理が一通り終わった後は、干潟生物研究者の皆さんによる干潟のセミナーが開催されました。みちのくベントス研究所の鈴木孝男先生には、三陸沿岸のベントスや干潟の現状をお話いただきました。2題目の国立環境研究所・金谷弦先生には、そもそも干潟とは?ベントスとは?という概論をお話いただきました。お話の後は、干潟の外来種を題材としたベントスソング(?)を歌っていただきました!CDは手売りで500円とのことでしたが当日は忘れてきてしまったとのこと・・・残念!今回の干潟調査は、研究者の方々や地域の方々など、とても多くの方にご協力を頂きました。セミナーもたくさんの人に来ていただき、有意義な会とすることができました。今回の干潟調査にご協力頂いたすべての方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。そして、志津川高校自然科学部の皆さん、調査お疲れ様でした。これからデータの解析をがんばってください!F
2019年06月12日
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皆様、こんにちは。今日の南三陸は、海辺が濃い霧に包まれて、オフィスの窓からいつも眺められる志津川湾が隠れてしまっています。今週、6月8日(土)に、志津川高校にて干潟のセミナーが開催されます。当日は、日中に志津川高校自然科学部の部員の皆さんと、先日発足した南三陸少年少女自然調査隊が合同で松原海岸の干潟調査を行います。この調査は、志津川高校自然科学部が毎年行っている調査で、今年で3回目になります。いつもはネイチャーセンターと自然科学部が行っていましたが、今年は特別編として町内の小中学生で校正されている南三陸少年少女自然調査隊のメンバーとの合同調査になりました。加えて、今回は豪華なゲストとして、日本の干潟生物学の分野で第一線で活躍されている研究者の皆さんが指導に来てくださいます!それに合わせて、17時より志津川高校にて、当日調査に参加される2名の干潟生物の研究者の方によるセミナーが開催されます。詳細は以下の通りです。【干潟のセミナー ~南三陸海岸の”いま”を見つめよう~】震災以前より三陸沿岸の環境や生きものたちと正面から向き合ってきた干潟生物研究者の方々に、干潟を中心とした海辺環境の現状と課題についてお話いただきます。同日午前に松原の海岸で開催された生物調査(志津川高校自然科学部と南三陸少年少女自然調査隊の合同調査)の結果も発表します。日 時:2019年6月8日(土) 17:00-18:00場 所:志津川高校 会議室対 象:どなたでも参加料:無料主 催:南三陸町自然環境活用センター協 力:宮城県志津川高等学校講演1講師:金谷 弦 博士(国立環境研究所)「干潟すごいぞベントスすごいぞ」講演2講師:鈴木 孝男 博士(みちのくベントス研究所)「津波で被災した志津川湾の干潟とそこに暮らすベントスの現状」「松原干潟での生物調査結果発表」今週の休日は、みんなで南三陸の干潟の生きものに思いを馳せてみませんか?皆様のご参加を心よりお待ちしております!F
2019年06月03日
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皆様、こんにちは。本日の南三陸は快晴で、日差しは暑いくらいです。でもまだまだ、朝夕はヒヤッと涼しくなることもあり、体調を崩さないように・・・と敏感になってしまいます。5月22日から24日まで、みちのくベントス研究所、東邦大学、国立環境研究所、高知大学、日本大学、宮城県水産技術総合センター、一般社団法人サスティナビリティセンターの皆さんと一緒に、宮城県レッドデータブックに関わる実地調査を行いました。昨年に引き続き第一線で活躍する干潟研究者の皆さんと、南三陸・気仙沼・石巻・女川の干潟をぐるっと回り、干潟の現状と底に住む生き物たちの調査を行いました。昨年の調査とは打って変わって、日程中はかんかん照りの気候で、日焼け対策を怠っていた私はこんがりと焼けてしまいました・・・初日は南三陸町内の戸倉海岸、細浦、伊里前川河口を中心に調査を行いました。戸倉海岸では、初確認となる希少種サンリクドロソコエビの姿も見られました。ネイチャーセンターが戸倉に移転した際には、メインの活動場所となる戸倉海岸。現在も復旧工事が入っているため、今後も要チェックのポイントです。細浦での調査風景です。研究者の皆さんに教えていただきながら、6月に開催される志津川高校自然科学部との干潟調査に備えて、私も干潟生物のお勉強です。23日は南三陸を飛び出して、気仙沼市唐桑半島の舞根湾へ。調査をしつつ、ところどころ研究者の皆さんの歓声もあがり、勉強しつつも楽しく調査させていただきました。昨年もサンリクドロソコエビが見つかった東舞根川の河口域です。昨年確認した地点は護岸工事が入っていたのですが、その周辺で、今年もサンリクドロソコエビを1個体だけ見つけることができました。昨年は細浦で自力で見つけることができたので、今年も念願がかないました~他のヨコエビよりもノソノソ動き、落ち着いた雰囲気を見せるサンリクドロソコエビ。三陸の名前がつく生きものとして、これからも注目していきたい種類です。最終日は、石巻市と女川町にまたがる万石浦へ。調査地点では広大なアマモ場が広がっていました。研究者の皆さんと干潟を掘り返してみたところ・・・レッドリスト掲載種のツバサゴカイが見つかりました!確かに翼が生えているように見えますね・・・ふしぎすぎる形態にびっくりです。その他、普通種から希少種まで様々な生物を確認し、とても勉強になった充実の3日間でした。調査に参加された皆様、お疲れ様でした。そして、ご指導ありがとうございました!F
2019年05月30日
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皆様、こんにちは。夕方の南三陸はやませの影響で霧がかかって幻想的な雰囲気です。5月11日に、4月10日の記事でご紹介した南三陸子どもクラブのオリエンテーションを開催しました。現在までに参加してくれた子どもたちは14人になりました。そのうち、オリエンテーションには12人が参加してくれました。2月に開催したKODOMOラムサール参加者も7名参加してくれ、それ以外にも新規の参加者が大勢駆けつけてくれました!オリエンテーションでは参加した子どもたちの自己紹介やこれからの意気込みなどを話してもらい、保護者の方も交えたゲームでアイスブレイクを行いました。今回のオリエンテーションの大きなミッションは、子どもクラブで実際に行う内容と子どもクラブの名前を子どもたちと一緒に決めることでした。やりたいイベントを子どもたちに聞いたところ、サケの掴み取りやシュノーケリング、魚釣りなどの意見が上がり、参加した子どもたちのやる気がマンマンであることが伝わる凄まじいボルテージでした!また、各班でクラブの名前を相談しあってもらい、多数決をとった結果、クラブの名前は「南三陸少年少女自然調査隊」に決定しました!他の地域のエコクラブとはちょっと違った、個性的な名前になりました。これから南三陸少年少女自然調査隊が町内外を巡って様々な体験を通して南三陸の魅力を発見していきます!私たちもそのお手伝いをしていきたいと思います!まずは手始めに、6月8日に志津川高校自然科学部が行う松原干潟の調査のお手伝いに調査隊の隊員たちが向かう予定です。当日の様子はまたブログでお伝えしますので、乞うご期待!F
2019年05月16日
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皆様こんばんは。こんばんはといっても、最近は日も長くなり、この時間でも南三陸はまだ明るいです。4月25日に、志津川公民館と南三陸町図書館が一緒に入った「南三陸町生涯学習センター」がオープンします。その開館記念特別企画として、ネイチャーセンターが「ラムサール条約湿地志津川湾」をテーマにした展示を行います!ラムサール条約や志津川湾に解する解説パネル、海中映像、生きものの標本や写真など盛りだくさんな内容になっています。そして、図書館とのスペシャルコラボとして、図書館に所蔵されているラムサール条約・湿地・海洋生物関連の本を展示を見ながら読むこともできます!展示を見て詳しく知りたくなった方は、その場で本を読んでさらに知ることもできます。展示は4月25日~5月19日まで、南三陸町生涯学習センターのエントランスホールにて行います。初日の開館式では、ネイチャーセンターのスタッフも展示の解説に向かいます!GW中のお出かけにぜひお越しください!!F
2019年04月23日
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皆様、こんにちは。今日の南三陸はまた肌寒い機構に逆戻り。桜の開花はまだまだ先かなぁ・・・と思う今日この頃です。今年度より、ネイチャーセンターの新プロジェクトが始動します。昨年度のKODOMOラムサールを踏まえて、南三陸の自然や文化を体験しながら学ぶ「南三陸子どもクラブ(仮)」が始まります!町内の小学4年生~中学3年生の皆さんを対象に、南三陸の森・里・海をみんなで体験しながら学びます。志津川湾が昨年10月にラムサール条約に登録されたことから、他のラムサール条約湿地との交流もできるかも?名称が(仮)なのは、参加した子どもたちに名前を決めてもらうためです。詳しい活動内容も、みんなで話し合って決めたいと思います!参加費は無料です。申し込み期限は4月25日(木)まで(15名・先着順)です。詳しいお問い合わせ先や内容、申込方法は南三陸町役場のHPをご覧ください!南三陸の自然や文化に興味のあるみなさんの参加をお待ちしています!F
2019年04月10日
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皆様、おはようございます。先週は4月に入ったのに吹雪のような雪に見舞われることもあり、まだ春は遠いのかなぁ・・・と、思うふしぎな新年度でした。今週に入って天候も落ち着き、少しは南三陸も春らしくなったでしょうか?本日は南三陸町役場HP内のネイチャーセンターのページに関するご報告です。組織改変に伴い、昨年度まで「ネイチャーセンター準備室」としていた役場内のHPを、「自然環境活用センター」に名称を変更し、各ページの更新を行いました。今後もこのブログと合わせて、ネイチャーセンターの最新情報をお届けいたしますので、どうぞご覧ください!更新されたページはこちらからご確認ください↓自然環境活用センター
2019年04月08日
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皆様、こんにちは。新年度が開始し、新しい元号も告知され、新たな気持ちで望んだ4月1日・・・しかし、南三陸町はあいにくの雪です!積もらないけど振ったりやんだり・・・先が思いやられる天気です。4月1日から、ネイチャーセンター準備室は組織上は「自然環境活用センター」となりました。昨年度の2人体制から、所長+主任+事務員の方が加わり、総勢5名となりました!本年度から、やっと準備室が取れた「ネイチャーセンター」をどうぞよろしくお願いいたします!
2019年04月01日
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皆様、こんにちは。今日で役場的には平成30年度も終わり、4月から来年度です。今年度は、ネイチャーセンター準備室を取り巻く様々な皆様にお世話になりました。来年度からは体制も変わり、準備室のチーム編成も変わるとのこと・・・チームとして上手くやっていけるか、不安半分楽しみ半分といったところでしょうか。来年度も、精一杯がんばってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
2019年03月29日
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皆様、こんにちは。朝夕は寒い南三陸ですが、今日の日中はすっかり春の陽気。暖かくて開放的な気分になりますが、花粉症の私にとっては「地獄の季節」の幕開けでもあります。そんな中、今回は南三陸町のみならず宮城県を飛び出して、京都に出張に行ってきました。3月16日~17日にかけて、京都大学で開催された日本藻類学会に出席し、ポスター発表を2題行いました。日本全国+αから藻類学者たちが一堂に会する、一年に一度の晴れ舞台です。なんというか・・・京都大学にいる時点で頭がよくなった気がします。学会では、海藻からミクロな微細藻類まで様々な演題で発表が行われました。日ごろ聞くことのない分野から自分と専門の近い分野まで、発表者もお世話になった先生や顔見知りの他大学の学生さんまで、多岐に渡ります。私自身も「宮城県志津川湾の海藻相」と「宮城県沿岸の海産付着藍藻相」という題で発表を行いました。志津川湾の生物相調査の一環として行ってきたこれらの研究をまとめ、発表することで、学術的な議論のみならず、ネイチャーセンターの現状等を様々な研究者の方々に紹介することができ、非常に有意義な学会発表となりました。惜しむらくは、タイトなスケジュールで京都観光がまったくできなかったことでしょうか・・・今度はプライベートで京都旅行に行きたいと思います。F
2019年03月20日
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皆様、こんにちは。今日から3月。月日がたつのは早いです。今日の南三陸町は少し早い春らしい暖かい天気。花の金曜日だし、週末に備えて水槽に備えて餌でもやって・・・とお気楽に考えていた私。いつも平和なマチドマ水槽で、とある事件が・・・現在、マチドマの水槽にはダンゴウオやクチバシカジカのほかにヒメイカという小型のイカを飼育しています。先月の生物相調査で仲間入りした新入りで、イカの仲間にしては餌付けも簡単で飼育しやすく、水槽の新たなアイドルとなっていました。名前も「ヒメ」イカだし・・・そんな中、餌やり中にヒメイカが起こした事件がこちら。・・・喰ってる。なんと、密かに人気だった水槽の隠れキャラである等脚類(グソクムシなど、海にいるワラジムシの仲間)を捕食していました。餌やりのタイミングで岩の下から這い出てきた等脚類を、見事に捕まえて食べていました!こうしてみると、やっぱりイカは獰猛な捕食者なんだなぁ・・・全然「姫」じゃないじゃん・・・と妙に感動してしまいましたが、一応同じ水槽の仲間同士仲良くして欲しいので、やさしく水流をかけて仲裁しました。しかし、ヒメイカはまったく離さず、絶対に食べるという強い意志を感じたので断念。私も密かに君のファンでした。合掌・・・。F
2019年03月01日
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皆様、こんにちは。最近は結構日が長くなりましたね。5時過ぎでも南三陸町は日が沈まなくなりました。5時半くらいになるともう暗くなっちゃいますが…今週の水曜日、2月20日は南三陸町を飛び出して女川町へ行ってきました。東北大学・東京海洋大学・ダイビングステージアリエルの皆さんと一緒に、女川湾竹浦での藻場調査を行ってきました。湾内の海藻・海草の分布を潜水調査だけでなく水中ドローン・空中ドローンも用いて広域のマッピングを行うという壮大なプロジェクトに準備室も参加させていただきました。準備室の担当は空中ドローンの操縦・・・だったのですが、当日はあいにくの雨だったので、乗船して他の皆さんの調査補助に専念しました。どよーん・・・な女川湾です。東北初心者の私を尻目に、潜水班のみなさんは元気に潜っていかれました!潜水班の方曰く、この日の透明度はとても悪かったとのこと・・・潜水調査に加えて、水質調査と採泥器を使った底質調査も行いました。海底の泥の質を確かめながら、あとでこの中にどのような生き物がいるのか調べるために、ポイントごとにそれぞれの泥を採取して持って帰ります。今回は天候の関係で空中・水中ドローンの出番はありませんでしたが、再度日程を再調整してドローンを飛ばし、テスト飛行して今後のフライトプランをみんなで考えていきたいと思います。調査の後のお昼ご飯では有意義な議論もでき、天候以外は充実した調査でした!ここ最近はあまり調査に出られませんでしたが、久々の「研究者」としての活動ができてよかったです。調査に参加された皆様、大変お世話になりました。今後ともよろしくお願いいたします!F
2019年02月22日
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皆様、おはようございます。この時間はまだ準備室の気温は低く、パソコンを打つ手もかじかみ、マウスも氷のように冷たいです。室内なのに・・・2月9日~11日まで町内で行われたKODOMOラムサールin南三陸町が無事終了しました!今年1年をかけて準備した大イベントでしたが、町内の皆様や参加された皆様をはじめ、たくさんの人々のご協力により大成功となりました。ありがとうございました!KODOMOラムサールとは、全国のラムサール条約湿地で活動する小学4~6年生が、ラムサール条約湿地に集まり、その湿地の魅力を体験するプログラムを通して、自分たちの手で湿地の「宝」を探す環境教育プログラムです。そのKODOMOラムサールが今年は我が南三陸町で開催されました。北は北海道、南は九州まで、日本各地のラムサール条約湿地で活動を行う子どもたちと、町内の小学4~6年生9人の合計32人が町内を山から海までぐるりとめぐり、この町の宝を見つけてくれました。今回は、当日の様子をご紹介します!初日は、歌津の平成の森に集合したあと、魚竜化石で有名な館崎にて、海藻採集を行いました。フノリやヒジキ、ノリ、アオノリなど普段食べてはいるけれど、自然に生えている姿は見たことがない子どもたち。いつも食べている海の幸が実際に自然界に生えている様子を観察できました。帰ってきた子どもたちは、自分たちでとってきた海藻などをつかって海藻おしば作り体験を行いました。普段触れる機会のない海藻を使って、海の中の森に思いを馳せてくれたようです。プログラムが終わった後は、みんなで早速南三陸町の宝について話し合う・・・のではありません。ほとんどが初対面の子どもたち、これからのプログラムや話し合いを円滑に進めるために、アイスブレイクの時間をとって、お互いのことを知る機会を設けました。せっかく全国からこの南三陸町に集まったので、仲良くなって良い思い出にしたいものです。準備室のスタッフも志津川湾の自然に関するレクチャーに参加しました。ダンゴウオもしっかり登場です。2日目は早朝からプログラムスタート!戸倉地域の津の宮漁港でコクガンをはじめとした海鳥の観察会です。南三陸ネイチャーセンター友の会の皆さんにスコープの操作を教えてもらいながら、子どもたちは本物のコクガンを観察しました。コクガンを観察した後は、戸倉地域の水戸辺漁港から漁船に乗り込み、カキやホタテなどの養殖いかだの見学や漁業体験を行いました。2月の海の上はとっても寒く、北海道から来た子どもも、丘の寒さとは一味違う船の上での体験を満喫(?)していました。船を下りた後は、カキやホタテ、ワカメなど地元の水産物を使った特別ランチをみんなで堪能しました!初日から海続きでしたが、午後からは山へ移動します。FSC認証を取得した入谷地区の森で、間伐などの林業体験を行いました。私たちの身近な製品にも使われている木材がどのようにつくられているのか、初めて見た子どもたちも多かったのではないでしょうか。海・山と続き、最後はやっと室内に!志津川地区の上の山八幡宮にて南三陸町に古くから伝わる紙で作ったお供え物、「きりこ」の作製体験を行い、震災と南三陸の歴史の話を聞きました。一箇所ずつ祈りをこめて作っていくきりこは、今回の思い出としてお土産にしてもらいました。盛りだくさんだった2日目のプログラムが終わり、いよいよ子どもたちで集まり、南三陸町の宝を決める作業に入ります。2日間のプログラムを踏まえて、それぞれがどんなことを感じたのか、一生懸命話し合います。そして迎えた3日目は、歌津の平成の森アリーナにて、KODOMO会議の様子を一般公開しました。昨夜までの話し合いを踏まえ、6つの南三陸町の宝を子どもたちの手で選出します。一般公開にいらした親御さんや地域の方々も、子どもたちが真剣に議論をする様子を見てとても感心していました。こうして選出された6つの南三陸町の宝は副町長に手渡され、町に伝えられることになりました。全国の子どもたちと町内の子どもたちが協力して選出した6つの宝は現在、役場本庁舎のマチドマにて展示しています。子どもたちが考えたこの町の魅力=「宝」を是非見にいらしてください!私たちも、この宝をいつまでも守り伝えていけるように、日々の業務に邁進したいと思います。F
2019年02月19日
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皆様、おはようございます。今日から2月、ついこの間お正月だと思ったのに早いですね。準備室は、来週開催されるKODOMOラムサールに向けてその準備に追われています。そんな中、今週から役場のマチドマで志津川湾を含めたKODOMOラムサールに参加するラムサール条約湿地の情報をまとめたポスターの展示を行っています。北は北海道から南は屋久島まで、日本全国のラムサール条約湿地で活動を行っている小学4~6年生がこの南三陸町に集まって山から海まで自然や文化を肌で感じるプログラムを体験して、町の魅力=「宝」を自分たちの力で見つけます。子どもたちがどんなところから来るのか気になる方は、是非マチドマのポスター展示を見てみてください!水槽でクチバシカジカとダンゴウオも待っています!展示は2月12日までです。F
2019年02月01日
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皆様、おはようございます。南三陸町は本日は朝から雪が降っています。昨日はあったかくて雨が降っていたのですが、今日は一変して寒~い朝に…室内も暖房をつけていますが…それでも寒い!コートが脱げません。本日の準備室周辺の様子です。昨年の12月17日にも同じアングルで撮影しましたが、それよりも多い量ですね。さすがに報道でもあるように北海道や東北日本海側などよりは少ないですが、東北の冬になれていない私にとっては驚きの光景です。南三陸町へお越しの方は、車の運転等十分お気をつけください。F
2019年01月24日
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皆様、こんばんはまだ17時前ですが、南三陸町はもう真っ暗です。冬ですね…とっぷり日が短くなってきました。外に出ると寒いし、日は短いから気分は落ち込んでしまいます…そんな中、ネイチャーセンター準備室に新しい仲間が加わりました!昨日の歌津地区での生物相調査で採集されたダンゴウオ2匹が役場マチドマの水槽に展示されています。指の先ほどの小さなダンゴウオ2匹です!長らく不在となっていたダンゴウオが久しぶりに水槽に戻ってきましたので、役場にお立ち寄りの際は是非水槽に顔を近づけて探してみてください!(ちなみに、今日の餌やりでは見つけられませんでした…夜になったら元気に泳ぎだしてくるかもしれません。)F
2019年01月11日
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皆様、新年明けましておめでとうございます。ご挨拶が遅くなってしまい申し訳ありません…新年より、ネイチャーセンター準備室はフル稼働中です。2月にはKODOMOラムサールが控えているため、急ピッチで準備が進んでいます。一日でも早くネイチャーセンターを復興できるよう、本年も精一杯がんばっていきます!本年もネイチャーセンター準備室をよろしくお願いいたします!F
2019年01月08日
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皆様、こんにちは。クリスマスも終わり、本日から明日にかけては全国的に大寒波がやってくる予報ですね。帰省等で年末年始遠方で過ごされる方はくれぐれもご注意ください。南三陸町役場の公式HPに開設しているネイチャーセンター準備室のHPを更新しましたのでお知らせします。年度初めに開設したHPですが、ラムサール条約湿地への登録後、内容を更新していませんでした…すみません!この度ラムサール条約湿地登録に対応した内容にそれぞれ更新を行いましたので、是非ご覧ください。引き続きこのブログとともに準備室の動きをご紹介していきます!HPはこちらからどうぞ。皆様、年末年始も体調を崩されないように元気でお過ごしください!来年もネイチャーセンター準備室をよろしくお願いいたします!F
2018年12月27日
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皆様、おはようございます。全国的に寒さが続いており、東北地方は今年一番の降雪量とも報道されていましたね。関東も地域によっては雪が降ったとか・・・南三陸町にも夜に雪が降り、現在は雨に変わっています。夏のすがすがしいオーシャンビューから一転、どんよりとした冬空の景色です。生粋の東北っ子の方々からは序の口と思われるかもしれませんが、東北の冬になれていない私は寒い・・・です。準備室の建物の構造的にも、朝は部屋にいながらにして手がかじかんでしまいます。皆さんも、風邪など引かれませんように・・・路面の凍結等、道路状況の悪化にもお気をつけください!F
2018年12月12日
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皆様、こんにちは。南三陸のこの時間は夜のように暗くなっています。年の瀬ということで、日照時間も短くなってきてさびしい気分です。・・・と言うくらい気分を吹っ飛ばす元気を、今日は小学生からもらいました。今日は町内の名足小学校の3年生を対象としたワカメの生態に関する出前授業を行いました。南三陸町はワカメの養殖が盛んです。各小学校でも地域を知ることを目的に、南三陸町の様々な水産物の学習に取り組んでいます。そんななかで、今回取り上げたワカメは日本で一番有名な海藻といっても過言ではありません。ですが、実際に海の中でワカメを見たことのある人はあまり多くは無いのではないでしょうか。子どもたちはなおさら・・・と言う気持ちで授業を見ていたのですが、さすが南三陸・歌津の子どもたちです。マイナーな海の生きものの名前やメカブがワカメの体の一部であることなどを元気良く発言していきます。ある男の子はなんと、日本一長い植物の和名と言われるアマモの別名「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」を図鑑で見て知っていたと言うのです!教室から海が見えるオーシャンビューな名足小学校で学んでいるからか、はたまたご家族に漁師の肩が多いからなのか、海の生きものに対する興味関心の強さに圧巻です。授業内ではワカメの胞子の動画を放映しました。顕微鏡下で必死に泳ぐワカメの胞子に子どもたちは大興奮でした。本当は実物を見せてあげられればよいのですが、今はシーズンではないので悪しからず・・・その代わり、ワカメの一生を詳しく説明して、この磁気に本物のメカブが見られないことを納得(?)してもらいました。ワカメの生活環・・・絵で描くとかわいらしいですね。それぞれの主要な海藻の生活環のパターンは藻類学のテストの常套問題です。学生の皆さんはしっかり復習をしておきましょう。・・・と言う私も、授業の記録をとりながら心の中でしっかり復習をしておこうと誓いながら、子どもたちの姿を眺めておりました。2日前ほどから一気に寒くなってしまいましたね。皆さんも風邪など引かれないようお体ご自愛ください!F
2018年12月06日
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皆様、おはようございます。南三陸町も確実に冬に近づいています。慣れない寒さに凍えていたら、ブログの更新が遅くなってしまいました…申し訳ありません!先週、11月23日に一般社団法人COMMONS・志津川淡水漁業協同組合の皆様のご協力により、KODOMOラムサール秋プレ企画を開催しました!夏の定置網揚体験に引き続き、今回は南三陸の秋の味覚「サケ」の観察と調理体験を行いました。町内を流れる八幡川で特別にサケを直接つかみ取りをさせていただきました。子どもたちは本物のサケの大きさや動き、さわり心地に大興奮でした。対してその日の天候はなんと雪…私は子どもたちの様子を見守りながらも寒さに震えておりました…その後、実際のサケ採補の様子を見学させていただきました。網で掬ったサケを棒で叩き、苦しまないようにしめます。一見残酷なようですが、こうして大切な命を頂いているんだという光景を子どもたちと一緒に見ることができました。その後、サケの卵の採集の様子も見学しました。稚魚の養殖のために、元気な卵を採集してオスの精子をかけて受精させます。まさに、生命の神秘です!その後、入谷公民館でサケを使った調理体験を行いました。日ごろから料理の手伝いをしているだろう手際の良い子から、初めての調理体験でおっかなびっくりしながら包丁を握る子もいましたが、みんな積極的に調理体験に取り組んでくれました。その後、調理した料理をみんなで頂き、南三陸の秋の恵みに大感謝!な一日でした。ちなみに私たちスタッフも、ご好意でお昼ご飯をいただきました!どれもとてもおいしいサケ料理でした。一人暮らしの身にしみる温かいご飯に感動です…八幡川での体験にご協力頂いた志津川淡水漁業協同組合の皆様、調理体験を行ってくださった一般社団法人COMMONSの皆様、本当にありがとうございました!F
2018年11月30日
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皆様、こんにちは。週末はあったかかったのに、今週に入ってからぐっと寒くなった気がします。私も自家用車のタイヤをスタッドレスに交換しました。昨日11月19日は、南三陸ネイチャーセンター友の会の皆さんと一緒に、戸倉地域で海藻採集を行いました。当日の朝は小雨がぱらぱらと降っていて、あまりよくないお天気。季節がら、日中は潮の引きが悪いため、海藻最盛期の春などに比べるとあまり良い釣果(?)は得られませんでした…データ的には、「あまり多く見られなかった」というのも季節的変動を見る上では重要なので、寒くても、潮が引かなくても調査に出ること自体に意味があるのです。それプラス、各種イベントで行う海藻おしば用の材料も調達を行いました。そんな中でも、冬にしか見られない海藻もいます。岩の表面にべったりとついている赤黒い海藻…実は、私たちがよく食べる「ノリ」の仲間なのです。岩の表面をびっしり隙間無く覆っていますね。海藻を研究している人は、「ノリ」を見ると「ああ、冬になってきたなぁ~」と実感します。「ノリ」にはたくさんの種類がいるので、どんな種類なのか、後で調べてみたいと思います。F
2018年11月20日
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皆様、おはようございます。本日の朝、自家用車のフロントガラスに初めて氷が張りました…そろそろ東北の冬が見え隠れしており、冬支度を始めなくてはなぁ…と思う今日この頃です。…という気候ですが、昨日志津川湾内の野島周辺でダイビングステージアリエル・東北大学の皆さんと、藻場調査を行いました!今回は、私もドライスーツ着用で出陣しました!今回の調査内容は、対象区域のウニの駆除です。ダイビング講習後、ドライスーツでの潜水は今回が初めてでした。慣れない潜水機材にアタフタしつつ準備をしました。…機材のセッティング等に関しては復習が必要です。海中で見かけたウニを片っ端から採集していきます。ですが、このウニの数が尋常でなく…一面ウニだらけ!です。まさに足の踏み場もありません。この写真一面のウニを採集し終えて後ろを振り返ると、まったく同じ光景が広がっています…この日は海峡が余りよくなく、波のうねりにもまれながらの作業となりました。浮力がうまく調整できず、海底に這いつくばってしまった私です。自分で作業しているときは分かりませんでしたが、写真で見ると思いっきり寝転がってますね…時々波に流されつつ、それでも周りのウニたちをひたすら網に集めていきます。私を含めてダイバー4人で、朝からお昼まで作業をしてこれだけのウニが取れました。ですが、海底を覗けばこのウニの数もほんの一握り…今後もしっかりとモニタリングを行い、こうした調査を継続していくことで、志津川湾の海洋環境の保全につながっていきます。私もさらに潜水スキルを向上していきたいと思います!調査に参加された皆様、大変お疲れ様でした。F
2018年11月14日
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皆様、こんにちは。南三陸町をはじめ、宮城県は今週一週間は平年に比べて暖かく、冬の訪れも少し足踏みしているようです。11月3日~4日に、仙台うみの杜水族館にてラムサール条約湿地「志津川湾」のPRのため、海藻おしば教室を開催しました!仙台うみの杜水族館の皆様の全面協力の下、志津川湾のPRもかねて海藻おしば教室を行いました。エントランスに看板を設置していただき、放送でも呼びかけていただきました!材料は事前に洗浄・乾燥をさせておいた海藻を使いました。このような綺麗な状態に広げて乾燥させるのが、手先が不器用な私には難しかったです…人通りの多い2階の広場にスペースを頂き、会場をセッティングしました。時間を決めて1日4回の計2日間開催しましたが、ほぼ毎回満員の来場をいただきました。2日間合わせて130人のお客様に海藻おしばづくりを体験していただけました!!水族館に遊びに来ていた子どもたちはもちろんのこと、意外と大人の皆さんも海藻おしばづくりにはまっていたようです。さすが、芸術の秋といったところ…私自身、うみの杜水族館にはじめて伺い、その展示の面白さにびっくりでした。今度はプライベートで行って、東北の海の生物を勉強したいと思います!F
2018年11月05日
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皆様、こんにちは。南三陸は朝夕は寒いですが、日中は太陽の日差しもあり過ごしやすい陽気になっております。10月29日より、役場本庁舎のマチドマにてラムサール条約に関するパネル展示とPR動画放映コーナーを設置しています。同時にかもめの虹色会議のアートコンクールも開催しています。ことしはラムサール条約に関するイラストが展示されていますので、役場にお寄りの際は是非ご覧ください!11月28日まで展示を行っています。また、明日11月3日から4日まで仙台うみの杜水族館の2階広場にて、海藻おしば教室を開催します。両日とも10時~、11時30分~、13時~、14時30分~の1日計4回、各回それぞれ35分程度の体験プログラムです。志津川湾で取れた海藻をつかって、芸術の秋を楽しんでみませんか?みなさんのお越しをお待ちしています!F
2018年11月02日
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皆様、こんばんは。17時過ぎの南三陸はもうすでに夜の闇に包まれています。秋…というより、冬の影が忍び寄っているような気もしますが、おそらく生粋の東北生まれの皆さんからしてみてはまだまだ序の口なのだと思います…10月28日に行われた産業フェアにお越し頂いた皆様、ありがとうございました!当日は南三陸ネイチャーセンター友の会の皆さんと志津川高校自然科学部の生徒の皆さんにもご協力頂きました。当日は海藻おしば教室とラムサール条約や志津川湾の自然に関するポスター展示、友の会の皆さんによるコクガン紙飛行機の作製コーナー、志津川高校自然科学部による研究発表など盛りだくさんの内容でした。高校生も、来場者の方に自分たちの研究内容を一生懸命説明していました。お子さんはもちろんのこと、海藻おしば教室は以外にも大人の方に人気がありました。童心に返って芸術の秋を楽しまれていたようです。なお、当日展示したパネルの一部は南三陸町のHPで確認ができます。当日は見逃してしまった、もう一度みたい!と言う方は是非。F
2018年10月31日
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