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2026.05.25
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カテゴリ: 日記
劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』感想-その2 +イラスト

劇団四季オリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』

2026年5月17日の大阪公演で、初演シリーズの大千秋楽を迎えられました。
大千秋楽のキャストが、私たちが名古屋で観劇した“フロー:町島智子さん&グレイ:萩原隆匡さん”の組み合わせとのことで、もう一度観たい!とU-NEXTで配信(5/27まで限定)を購入し、週末に繰り返し繰り返し鑑賞&どっぷり沼ってました。

生の観劇体験は何事にも代えられない感動がありますが、配信で繰り返し&しっかり細部まで鑑賞するのもまた良きですね…!特に、ここは見どころ!という役者様の表情をしっかりカメラがクローズアップしてくださるのが嬉しいです。

舞台作品としての印象は、昨年観劇した時の感想記事から全く変わらないのですが、今回配信を見て新たに感じたことの追加感想です。


(全体)
やっぱり… まず、とにかく最高でした!素晴らしかったです!!
この舞台作品の “演出&役者様のすべてが喰ってかかってくる”感 がたまりません。

当然、メインの“ゴースト&レディ”の軸をしっかり立てるよう、あらゆる表現のニュアンス・強弱が徹底されているのですが、その中でも、名前のあるキャラクターのみならず、一言しかないようなキャラクターたちも本当に“生きてる”のが何よりの魅力だと思います。
やはり戦場ですので…皆、命がけで必死なんですよ。魂の叫びをぶつけてくるというか。

↑この印象も、イギリスで戦争を遠巻きに見ている人々(劇場の観客たち&フローの家族&ヴィクトリア女王等)の演技筋を、わざと滑稽&大げさにする作品全体感での演技バランスで作り上げているところも大きいと思います。全体感で見ても、役者様たち個々人で見ても、圧巻の出来栄えです。


(楽曲)
前回の舞台鑑賞の後にCD音源を入手し、聴き込んでいました。
改めて… 本っっっっっ当に、すべての楽曲が素晴らしい!!

各曲のキャッチ―さ…というか、 メロディーラインがいちいち“キャラクターの感情筋”にぴったりはまってくるんです。 感情が高ぶるところはメロディーが上がっていく…とか、自分自身の中で納得する・落ち着かせるとか、相手を押し切るために言い切るところとかは、メロディーがグッと下がってくる…とか、そういう言葉にするとすごく基本的なところなんですけど、とにかく説得力がある。

作詞は脚本と同じ方(高橋知伽江さん)が手がけられており、作曲・編曲は別の方(富貴晴美さん)が手がけられているそうですが、お二方がキャラクターの感情筋を最優先に、密な密な作り込みをされて制作された、ディズニーほか数多のミュージカル楽曲に全く劣らない…というか、感情筋面では他に類を見ないような楽曲群だと思います。


(役者様)
◆配信(5/17・大阪公演大千秋楽)キャスト一覧
フロー(フローレンス・ナイチンゲール)町島智子 ☆
グレイ                 萩原隆匡 ☆
ジョン・ホール軍医長官         芝 清道 ☆
デオン・ド・ボーモン          宮田 愛
アレックス・モートン          寺元健一郎 ☆
エイミー                柴本優澄美
ウィリアム・ラッセル          内田 圭
ボブ                  緒方隆成
☆マークの方は、私たちが昨年名古屋公演で鑑賞した際と同キャスト様です。


・フロー(フローレンス・ナイチンゲール) 町島智子さん
名古屋で観たときも思いましたが、可憐な立ち姿&高らかな歌声が、まさに“天使”!
そして原作からそのまま飛び出してきたのではないかと思うようなフロー像です。
ボーカルが本当に“讃美歌”なんですよ。♪あなたの物語とか、圧巻です。
名古屋~大阪公演を重ねられて、クライマックスシーンの力強さは比にならないほど増していたと思います。♪心の羅針盤、素晴らしかったです。大迫力でした。


・グレイ 萩原隆匡さん
この役者様のグレイは…仕上がり過ぎてて、なんかもう存在が怖いです。
はまり役というか… いやこの方はグレイだよ、というか…いやこの方はゴスレだよ、というか。
本作のロイヤルリピーターファンの方たちも、ゴスレを見たいのか、萩原さんのグレイを見たいのか、どっちなのか分けられないと思うんですよ。それくらい 舞台作品それ自体と同化してしまった存在 だと思います。

実は、原作のグレイとはかなり離れたキャラクター造形だと思うんですけどね。原作のグレイは、萩原さんのような“陽&余裕のある&空間掌握に長けた&ザ・役者”な雰囲気はなく、もっと“日陰”を生きるキャラなイメージだったので。なので、ミュージカルを初めて鑑賞した際、“すごく頼りになりそうな、超カッコいい&アイドルなグレイ像だな”…と思いました。ただもう… 萩原さんのグレイが強烈過ぎて、原作ファンの違和感とかなぎ倒して、“ゴスレ”を見事に自分色に塗り替えてしまった印象 です。

今回配信を鑑賞していてグッと来たのが、前半ラスト♪不思議な絆の下記グレイ歌唱パート。
唇をかみしめ 頑張るその姿に あきらめてた 願いがよみがえる
叶うはずのない 夢をみているのか
…グレイの感情がグサッと入って来て、軽率にちょっと泣きました。町島さんのフロー像が、この歌詞にとにかくぴったりはまってくるから、というのもあると思います。




・ジョン・ホール軍医長官 芝 清道さん
名古屋公演で拝見した時も芝さんだったはずなのですが、当時と今回の配信とで一番印象が異なるキャスト様でした。
なんか…全然違う… すべての表現のキレがっっ!こんなにキレキレだったっけ???
何の迷いも悪びれもなく、ふてぶてしく自我の道を行くのですが、緩急に周囲の空気感を全く気にしない“独自のリズミカルさ”があって、超…イイ!!素敵!!(軽率にファン化)


・デオン・ド・ボーモン 宮田 愛さん
宮田さんのデオンは、今回初めて拝見しました。受ける印象自体は、迫力のある岡村さんのデオン像と似てる部分もありつつ…宮田さんのデオンからは、生前“男として生きる”ことを納得してると言いつつ、心の底では大きな葛藤があったのだろうな…と感じさせる、 より繊細さを持ったキャラクター造形 だと感じました。クライマックスシーンの表情も含め、とても良かったです。





面白い…という言葉では言い尽くせない、 制作サイドのハイテンションに喰ってかかられ殴り倒される感動がある、観客の脳みそ焼き尽くし系沼ミュージカル作品、ゴスレ!
見逃し配信は、5/27(水)の夜まで…残り短いですが、出来る限り脳裏に焼き付けたいと思います。
そして、 ゴスレ初演シリーズの円盤化を何卒…! 
(出来れば役者さん毎に見比べたい…)

by姉(イラストby妹)





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最終更新日  2026.05.27 07:50:52
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