百画遼乱 漫画語り

百画遼乱 漫画語り

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2022.12.13
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カテゴリ: 漫画
原作は小説。映画化及び漫画化された作品。

近年にヒットした映画「孤狼の血」に似た作風。内容としてはエス(警察のスパイ)として暴力団に潜入した警察官の物語。同じ内容で「土竜の唄」という漫画がありますが、本作はかなりシリアス。暴力団もかなり迫力のある描写です。

今まで多くの漫画を読んできた私ですが、本作の暴力描写はドキドキしながら読みました。いわゆるグロ描写というのはそんなにありませんが、スパイがばれたらという恐怖が感じられる作品です。

漫画は全5巻なので一気読みできますので、刺激が欲しい方はぜひ読んでください。

本作の見どころなんですが、主人公である出月は上司の阿内による特命で日本トップクラスの広域暴力団の東鞘会(とうしょうかい)に潜入しています。阿内は東鞘会を壊滅するため、あらゆる画策をしているのですが、それが東鞘会幹部の知るところとなります。



東鞘会は阿内を拉致しようとしますが、阿内は住まいを転々として、出勤は不規則かつ拳銃武装した警察官が護衛しているためにうかつに手を出せません。

そこで、離婚して別れた元妻と娘が狙われることになります。「孤狼の血」でもありましたが、公務員である警察官の泣きどころの家族が狙われるという描写は胸が痛みます。

出月はヤクザ達の目を盗んで、阿内に家族を逃がすようメッセージを入れますが返信はありません。出月にしてみれば阿内が拉致され、拷問により自身の正体がばれれば死ぬより恐ろしい目にあう事は明白であるので恐ろしい緊張感があります。

出月の工作もむなしく阿内の家族が拉致され、そして阿内も潜伏しているホテルからおびき出され拉致さる事となります。




(阿内は演技をしている。この男は危険を冒しわざと捕まった。家族には何も伝えず道連れにして・・・狂ってる)

ぜひ本編を読んで、阿内の策の顛末を見届けてください。

小説の漫画化ですが、作画にも恵まれた良い作品でした。迫力ある描写ですので作画担当のイイヅカケイタ先生の他作品も読んでみようと思います。








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最終更新日  2022.12.13 21:55:57
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