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一時期に少年ジャンプの名作の続編が立て続けに連載されていました。シティーハンターや北斗の拳(こちらは過去編ですが)などですね。
本作の主人公のウィードは「銀牙」の主人公である銀の子供が主人公という王道の続編。「銀牙」がどんな作品であるかは、前回の語りで紹介していますので、そちらを見ていただければと思います。
私は個人的に続編ものの見どころは、前作のキャラの活躍が一番だと思っています。本作は前作キャラがほぼ全員強キャラとして登場します。その中でもこちらの哲心が一番際立っていました!
哲心て誰?となりますよね。前作の黒邪鬼の子供であり、奥羽軍が引き取ったチビです。甲賀忍犬として抜群の活躍をします。
さて、本作の「ウィード」ですが「銀牙」を知っていても本作の結末を知っている人は、かなり少ないと思います。その原因を個人的に予測してみました。
まず、続編が出るまでにかなり間が空いていること。連載掲載誌がジャンプ読者層と遠いのではないかということ。そして本作は全60巻という大長編であることで、物語がかなり長いこと。さらに、前作を読んでいないと大半のキャラが分からないので、面白さが半減してしまうこと。
色々ともったいない点があるのですが、次に良い点を挙げます。
この作者は悪役を描くのが非常に上手いです。下手な復讐モノの漫画よりも断然胸糞悪くなるような悪役が登場します。犬の世界なのにこんなに表現できるのは凄いの一言。そして、前作を知っていれば懐かしさが相まって感情移入が深いです。ネタバレになってしまいますが、ジョンの最期には胸が打たれます。
さらに、前作の頃から変わらずですが、登場キャラがあっさり退場しますのでバトルに緊張感があります。退場してほしくないキャラもあっさり退場するので、いい事ばかりではないですが。
長々と書きましたが、一気読みがオススメの漫画です。敵キャラが憎すぎるので一気読みしてスカッとしてほしいと思います。60巻は長いですが、面白いと感じたならばさらに続編がありますので笑
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