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暴力漫画の代表です。
私が今まで見た漫画の中で一番暴力シーンがエグい漫画。
物語としては、本作の主人公のイチは普段は気弱な青年ですが身体は空手で鍛えており、スケートシューズのような刃が付いた靴で放つ蹴りで人体を切断しまくります。さらに10代の頃のトラウマによりサイコパスな一面もあります。(被害妄想から女性の命を奪うシーンなどがあり、見る人を選ぶ作品です)
そして、そのイチに指令を出す老人がおり、暴力団の組長殺害を始めとして次々にヤクザを追い詰めていきます。そして、ヤクザ側も街に潜む老人グループを見つけるのに手段を選びません。
そんな折に、老人グループの一員である中国人が自分の愛人をエサに見つけ出され拉致されます。そして過酷な拷問シーン・・
私はこのシーンは「ベルセルク」の蝕を超える胸糞悪さがあると思っています。ファンタジー作品でないので余計に感じるでしょうが、「殺し屋1」といえばこのシーンでしょう。
いかれた双子ヤクザに愛人を乱暴されながら、目を背けたくなるようなこれでもかという暴力。そして描写がリアルであること!
一時期、残酷シーンを売りにしたネット漫画が多く世に出されたように思いますが、やっぱり凄い作者が描くと感じる恐怖が違います。行為自体は想像もできない残虐な行為というわけではないです。巷にあふれるネット漫画の方が、残虐なことをやっているでしょう。
しかし、読者の心に恐怖やエグさを落とし込む凄さというのが、漫画を描く力であり魅せる力ではないかと思わせる作品でした。
↓は一連のシーンの最期です
ドレッドは双子ヤクザの弟の方で、兄弟でどちらがいい悲鳴を出させるかというえげつない遊び。
結構、昔の漫画ですがヤクザ映画が好きな方などはおすすめです。(仁義はありません)映画の「虎狼の血」の鈴木亮平がイメージが近いかも。
純粋な暴力を見てみたい方も、怖いもの見たさでぜひ笑
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