Angel

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全て | 日々の日記 | 小説
July 20, 2016
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カテゴリ: 日々の日記
           『 もう一度、君に ~ 幼き約束 ~』20


 先生はてっきり帰るようにと言うのかと思ったのだが、今日は休みで私の行きたい場所に連れて行ってくれると言う。




 先生の車で、動物園に連れて来て頂いた。

「夢だったんです~!動物園とか水族館とか来るの。」

そう、子供の頃からあまりあの町の中以外を出ることがほとんどなく。動物園と来たことがなかった。その夢が叶い幼い子供の様に燥いでしまった。

キリンに、象、虎、ライオン、ウサギに、オウム、モルモット、サル、リスなど様々な種類の動物がいて、ウサギ、モルモットの触れ合いコーナーで触れ合う事も出来る。ヤギやヒツジに餌付け体験も出来るので、思い切り楽しんでいた。

近年こんなに笑ったり、燥いだのはいつ以来だろうと思うくらい。燥いで楽しんでいたと思う。

きっとこんなを顔を見せたのは人生で数えるほど少ないだろう。一緒に写真も撮った。



だから、久々に解放され、楽しくてしょうがなかった。








 ーその頃、香月家は

「なんで、先生の家に泊まってんだよ。あいつは!」

葵は不機嫌だった。心配していて無事に保護されたことを知り、一安心したのも束の間。踊りの先生の家に保護され、泊まったという。男女で何か過ちがあるのではないかといらぬ心配をするので

「…大丈夫ですよ。渡さんは紳士ですし、それに彼の家にはハウスキーパーさんがいて、其の方が教え子さんで面倒を見てくださるそうですよ。」

紗夜はそう言った。

「葵、カリカリし過ぎ。まぁ、沙夜さんの言うとおりだな。彼なら安心だ。」

紗夜は思った。

“本当のことは二人には言えない。でも、大丈夫でしょう。”

二人にはまだ隠し事をしている。だけど、知らなくていい事だった。







 楽しい時間はあっという間に過ぎ、夕方、自宅に帰るように促されたのだ。



母と父の確執が広がったのは確かだった。




 だが、家に帰り出迎えてくれたのは、祖母と使用人の人達だった。

「では、私はこれで・・・・・・」

「先生。本当に孫がお世話になりました。」

「いえ、大したことをしておりませんよ。では、私はこれで失礼いたします。早苗様。ちゃんと、復讐するんですよ。」







 snowの日記
明日は休み。寝よう。
話がまとまらない。





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Last updated  August 30, 2016 01:26:13 AM
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