P-Blog アイデア&インプレッション

2003.12.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
12月に入ると、全国各地の商店街やショッピングセンターで、福引抽選会が行われる。私も、バイト時代も含め、大阪で、5.6年販促イベントの世界で働いていた。11月の中旬以降は、仕事納めが終わるまで、年末はノンストップで働く。店内放送のクリスマスソングが、耳について、夢の中でも鳴り続ける。

在庫管理は、在庫数を常に把握するだけでなく、景品が均等に捌けるようにする事も大切な仕事だ。同じ等が当たった場合、賞品をお客さんが選ぶことができる場合、最終日に同じ賞品ばかり残っていたら、お客さんに選択の余地がなくなる。せっかく、当たった賞なのに、同じ賞を複数当てた場合、選択の余地が無く、同じものを貰っても嬉しさが半減する事がある。それを避けるためだ。
さて、どのようにして、調整するかだが。それは、いくつかのテクニックがある。まず、景品のディスプレイの方法だ。人は、自分から近いものを選択しやすいので、在庫が多いものをお客さんから見て手前側に置くようにする。そして、照明がある場合は、照明がよく当たり、景品が明るく浮かび上がるようにする。さらに、景品の説明をするときは、どの順番で言うかによっても、コントロールが可能である。最初か、最後に紹介する景品がよく出る。
これだけでも、ずいぶん変わってくるのだが、それでも、最終日に近くなると、欠品が出てくる。これだけは、仕方ない。もし、福引の券があるとしたら、早い目に、福引をする事をオススメします。景品を選ぶことができます。
アルバイトの人事管理だが、年末は、バイトの確保が大変。特に人が集まらないのがクリスマス・イブである。女性アルバイトを、延べ何百人管理するわけだが、クリスマス・イブは、バイトの予約を入れてくれる人が本当に少ない。変な話だが、彼氏がいなくても、見栄を張って、クリスマス・イブを休みにするのだ。
クリスマス・イブ当日のファッションビルは、夕方までは忙しいのだが、晩になるといきなり人通りが減り、閑散とする。実は、クリスマス・イブのバイトの仕事は、少しヒマで楽なのだ。とはいいつつ、ピークの忙しい時間帯にあわせて、人員を確保しているために、このヒマさが、苦痛になる。
そのような日だからこそ、フォローが必要なのだ。閉店し、会場を片付けた後に、倉庫で、スタッフだけのささやかなクリスマスパーティを開く。疲れているだろうから、早く帰りたいだろうし、プレゼントを渡すと、店を出るときの検品チェックで引っかかる可能性があるので、あまり大掛かりにもできないが、一番大変な日に働いてくれたスタッフに対し、せめてもの感謝の気持ちだ。
また、バイトの管理で困るのが、人間関係である。人それぞれ相性があるし、好き嫌いがあるので、犬猿の仲と解っている人はなるべくバッティングしないようにする。その一方、仲が良すぎる人も、仕事そっちのけになってしまったり、フレキシブルに配置を換えにくいので、配置に注意が必要。けっこう、ディレクターって気を使っているんですよね。

不正行為の代表的なものは、ニセの当たり玉を入れるというものだ。なにか、ものを落とすとか、いろいろ話しかけたりして、スタッフの注意を引いて、その間に、ニセの当たり玉を入れるのだ。
しかし、これは、ばれるのだ。会場によって違うが、当たり玉には、通しナンバーや、何かの暗号を刻印しておくのだ。しかし、ニセ玉を入れるお客さんは、だいたいそこで、大きな声を出したり、他のお客さんに対し不快な行動をするので、うまい言い草をつけて、販売促進室に連れ込んで、そこで、別の賞品を渡すなどをして、そっと引き取ってもらう事が多い。間違っても、抽選券を手に入れている人なので、不正をしたといっても、お客さんには変わりはない。
最後に、出玉管理である。これは、在庫と当選数が合うように、一つの誤差の無いように徹底して管理をする。しかも、お客さんに対し、ある日は当たりやすく、ある日は当たり難いという事なく、毎日、特等賞、一等賞が出るようにコントロールする。このために、期間中どのようなスケジュールで、玉を出すのかを、去年の実績、昨年比の今年の伸び率などを換算して、予定表を作る。そして、当日の天気などによって、微調整して、その日の朝に、入れる玉の数を確定するのだ。これにはパソコンがとても役に立ち、これでパソコンの操作を覚えたのだと思う。
さらに、一つの抽選機に入る玉の数というのが、上限が決まっているので、お客さんが多い時は、複数の抽選機を使って福引を行う。この配分のほか、最低の賞の当たる確率も、一定のパーセンテージ以上は、お客さんが当たっていると感じ、会場が盛り上がるという数値など、こちらにも、いろいろノウハウがある。
それでも、運営側の思い通りにいかないのが、抽選会の面白さである。逆に言うと、予想通りにズバリ当てたときは、独特の快感がある。
通常のガラポン抽選機ではなく、20個の番号の書かれたボールと2つの色の違うボールを入れた箱から、手づかみで、ボール一つを選ぶという方式の抽選会をした時。色の違うボールを取った場合、タマゴ10個パック1つが当たり、あと一回、番号の書いてあるボールを取る権利があるというルールで行った事がある。(但し、参加者の人数は、限らせてもらった。)
問題は、タマゴは、生ものという事である。普通、抽選会の景品は、余ったときの事を考えて、生ものを選択しないのだ。もちろん、景品の総額は、予算や公正取引委員会の指導で決まっているので、それを越えるわけにもいかない。抽選会の景品の設定は、企画だけではなく、数学の力を必要とするのだ。
さて、このタマゴなのだが、試行の結果が分散することと破損の可能性も考慮して、2パック余らせるという計算のもとに、170パックのタマゴを用意したのだが、予想通り、2パック余った。計算した結果と、現実に行われた結果とが一致したときは実にうれしかった。
今は、抽選会とは全く別の仕事をしているが、この仕事の経験は、インターネット時代になって、懸賞サイトの仕事に役に立った。
懸賞サイトといえば、1000万円が当たるとかいろいろあるが、一番最初の高額懸賞のホームページは、私の企画した「100万円の当たるホームページ プレゼンページ」(1996年)なのだ。
電子メールマガジンと連動しての広報は当たり、みるみるアクセスカウンタの数字の桁数が上がっていった。

しかし、最近は、この高額懸賞ページにも、かげりが見えてきた。それは、金額で目を引くという手法には変わりないのだが、「一等=100万円1名様」ではなく「景品総額100万円」というように、懸賞総額を表示し、少しでも多くの金額にして目を飛行としながらも、実質的に景品総額が下がってきているのである。これは、そろそろ、インターネットで高額懸賞を目玉にマーケティングリサーチをするというビジネスモデルもそろそろ辛くなってきたのではないかと思われる。
ちなみに「景品総額100万円」なら、数件の小さい市場は別にして、近くの商店街の抽選会の方が景品総額が高額なのである。駅前のガードしたの商店街でも、期間中の売り上げが、4000万円ぐらいを超えると、景品総額は100万円を越えるのだ。たとえば1軒の店が一日平均40万円売り上げたとして、そういう店が10軒集まって、10日間の福引を行うとすると、期間中の売り上げは4000万円となり、その3%までが、景品に回される。したがって、だいたい100万円分の景品総額になる。
福引をしている商店街は、多くは、何十軒もの店が加盟しているので景品総額も増える。大阪・梅田などの大きな地下街やショッピングセンターは、軽く何千万円という景品総額になり、一日の懸賞総額だけでも、何百万円になる日がある。(それだけ、在庫管理は大変なんだけどね)つまり、総額100万円というインターネットでの懸賞サイトに参加するのだったら、日常品を買うのを福引の期間中だけでも、近所の商店街に変えてみる方が、景品として返ってくる金額が多いのである。こちらの方がお得。
インターネット懸賞もいいけど、是非、近所の商店街の福引をチェックしてみてください。けっこう、当たりますよ。





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最終更新日  2003.12.07 12:16:37
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