P-Blog アイデア&インプレッション

2003.12.25
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大きな仕事が決まった。フリーランスは、どうしても波があるので、大口の定期的に入る仕事が一番嬉しい。今回は、そういう仕事である。
その仕事で、2月あたりに、ラオスに行くことになりそうである。もちろん、ラオスに行くのは初めてなので、ラオスという国について調べてみた。
ラオスは、タイとベトナムに挟まれた国で、メコン川に沿って国土が広がる。北は、中国雲南省とミャンマー、南は、カンボジアと接している。ラオスの周りの国は、タイ以外は、20世紀中は、戦争、戦乱の歴史を持った国々である。そして、このラオスも、やはり、戦乱に巻き込まれた国である。
さて、このラオスについて、調べていたら、ラオスでは、地番で表記できる土地が少なく、郵便物が届けられないので、局留めにする事が多いと書かれていた。日本では、考えられないことである。
去年、地番と目標物がわかれば、翌日には、その現地の写真を撮影し、届けるという「現地写真.com」というプロジェクトをやったが、これは、日本だからこそできるサービスと言えよう。
そう、日本という国は、国土の70%が森林(人工林も含む)で、それ以外の人の住んでいる土地は、きっちり、住所という、地番で表記が可能だ。森林でさえ、法務局や役所に行けき、公図を閲覧すれば「地番」が出てくる。
そういや、公図に書かれた地番だけで、写真を撮影に行くという事をやったことがある。軽井沢とか、伊豆・箱根とかの別荘地なんかは、地番のみの表記しか資料がなく、道路がどうなっているのかもわからないまま、現地に飛んだが、どうにか、たどり着けるものだ。
さて、その地番だが、税金を取るために、明治4年かなんかに戸籍制度、同5年に地券発行をするようになって、現在の地番の原型が出来上がった。それまでも、何度となく、検地が行われ、租税の徴収の基準となっていた。
それと、同時に、明治4年に、郵便がスタートしている。

実は、最近、これと似た、ビジネスモデルのものが、いくつか目に付いている。
それは、首都圏、関西地区の鉄道でよく見られる、いろんな鉄道会社に乗れるプリペイドカードである。東京では「パスネット」、関西では「「 スルッとKANSAI 」と呼ばれるものである。これらのプリペイド・カードは、ストアード・フェア・システムを使っている。その事は、カードのどこかに「SF」と書かれていることで分かる。
このシステムは、改札を入るときに、切符に入場記録情報を入れ、改札を出るときに、この入場記録を読み出して、料金を決定し、料金の支払い状況とをチェック、不足分があれば請求するという仕組みである。これは、プリペイドカードだけでなく、定期券、普通乗車券にも採用されている。
さて、このカードが出来た、経緯だが、関西の「 スルッとKANSAI 」の原型は、1989年の阪急のラガールカードである。(山手線からスタートした、JR東日本のイオカードは、1991年)
いまから20年程前まで、阪急電鉄は、キセル乗車天国だった。ある鉄道ジャーナル誌に、関西の私鉄の様々なデータの比較が掲載されていたのだが、不正乗車が一番多いのは、阪急電鉄だった。そして、意外にも少ないのは、南海や近鉄など、少し、古いコミュニティが残っている地域であった。スマートで、都会的な印象の阪急が一番、不正乗車が多いというのと含めて意外であった。
そこで、キセル乗車を減らし、代金を回収するしくみとして、1992年にストアードフェアシステム、1994年にフェアライドシステムという仕組みを稼動させた。そのフェアライドシステムの完成後、1996年に、スルットKANSAIがスタートする。
おそらく、まず、プリペイドカードを導入させてから、フェアライドシステムを本格稼動させ、定期券を使った、キセル乗車を撲滅し、確実に乗車料金を回収しようという順番で、導入している。
首都圏のパスネットも同様である。
いずれにしても、いかにお金という情報を回収するために、情報サービスのインフラも整備されるというわけである。

今でこそ、バブルははじけたが、携帯電話でのiモードやJ-sky Webなどのコンテンツも、1回の取引額が小額という事ではあるが、代金回収システムとして完成しているために、いろんな産業が参入した。
利便性の高い、インフラの多く、特に情報インフラの多くは、お金という情報を回収するために整備され。普及するのである。
ところで、ラオスであるが、数年前の、アジアの通貨危機で、タイ・バーツが急落したが、タイと隣接し、経済的には貧しい国ではあるが、あまり影響を受けなかったそうだ。それは、国民の80%が農業に従事し、今でも、物々交換で、経済が成り立っている部分が大きいからである。
現地の通過も、不安定らしく、通貨は信用できず、貯蓄は、貴金属やバイクなどで行っているらしい。つまり、情報社会じゃなくて、物理的なモノ社会なのである。
通貨、つまり、お金は、情報である。情報インフラは、お金という情報を守るために出来上がっている部分が大きいように思う。情報は形でないために、気持ち一つで、変化するという、弱い面がある。それを、安定化させるために、知恵を絞っているのが、情報インフラであり、そのお金という情報の秩序を守るために、お金を回収するシステムが整備されるのである。

さて、ラオスという国の社会は、どういう社会なのか、この目で見ることが出来るのは、いまから、とても楽しみである。





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最終更新日  2004.08.15 15:20:46
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