あすとろ日記
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(宝酒造杯各段チャンピオン戦東京大会2について、追記その2です。)今回の対局結果は、次の通り。第1回戦 黒番 6目半勝ち第2回戦 黒番 18目半勝ち第3回戦 白番 6目半勝ち第4回戦 白番 13目半勝ち第5回戦 黒番 13目半負け前回の大会はは気負いすぎて自滅した格好になってしまった反省から、対局が終わるごとに外の空気を吸うなどして気分転換し、なるべく対局のことは考えないようにした。GO!さんとは毎局後話をしたし、お昼休みには高崎から来られたという方と少し会話した。最後に負けたのは残念だが、4連勝できたのは、こうしたことがプラスに働いたように思う。決勝戦の第5回戦以外では、特に第3回戦が印象に残っている。2連勝すると、くじ引きをしてトーナメント戦に入るのだが、第3回戦で負けてしまうと入賞の目がなくなり、普通の対局にもどってしまう。それだけに第3回戦は要といえる。トーナメント枠を決めるトランプのカードを引くと、数字は4だった。対局受付番号も4番だし、今日は4に縁があるのかなと思った。ひょとして4勝どまりという暗示か、という気もしたが気にしないことにする(実際そうなってしまったわけだが)。さて、3回戦が始まってみると、相手の青年はじっくりとした本格派の打ち手だった。私の苦手な(得意があるわけではないが)序盤から渋い展開で、どうしたものかと思った。しかしnipparatさんが書かれていた白番の心構えや、小林九段の「白番布石の徹底解明」を読んでいたおかげで何とか我慢することができ、盤面ジゴで勝利することができた。そして決勝戦。ここまできたら「我が青春に悔いなし」の心境で臨んだつもりだったが、負けるとやっぱり悔しかった。まだまだ修行が足りない。決勝では、我慢できずに仕掛けたことが負けの遠因になってしまった気がする。また、明らかなうっかりが2回出てしまい、特に最後の最後に出たミスは負けを決定的にしてしまった。今から思えばその気配はお昼ごろから既に現れていた。まず、お楽しみクイズの詰碁を間違えたこと。答えを見て「あれ、そうか」てな具合。次に、第3回戦では、ニギリを当てられたのに、相手に白石を渡そうとしてしまったこと。そして第4回戦では 、いけると思って仕掛けたら、全然何ともならないことに打ってから気付いたこと。そこは何とか踏みとどまり、傷は浅くて大事に至らなかったが、こういう症状が出始めていることを十分認識した上で、より慎重に打ち進めるべきだった。最後のミスは、コミが出ないと半ば諦めて注意力が切れてしまっていたせいで出てしまった。前回の大会で反省したはずなのに、決勝に負けて頭に血が上ってしまった。あらためて利き酒や脳年齢チェックをやっているうちに冷静になり、前回に引き続き、反省した。
2009.09.13
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