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映画「硫黄島からの手紙」を見ました。4年ぶりに映画館へ行き、
まず、映像技術の進歩に驚かされました。まさに、2時間半ほどの
戦争疑似体験となりました。本当の硫黄島戦は1ヶ月半も続いたという
ことですから、その物凄さが伝わってきました。
戦争を描いた映画は好きではないのですが、第2次世界大戦の中の
硫黄島戦はわたしの中で気になるものでした。その戦闘に関して、
わたしの認識と言えば、小さな島で多数の日本人が戦死してしまった、
戦略的に誤った戦闘というものでした。欧米人なら島から撤退して
戦術をたてなおすところを、日本人は自国の領土であることにこだわった
という見解を鵜呑みにしていました。
この映画で、それは誤っていたことを知りました。一言で言うと、栗林
忠道中将を中心にした多くのの軍人が家族のために戦った、と言える
からです。1000人以上いた島民は、軍に徴用された者以外は疎開し、
いわゆる民間人は犠牲になりませんでした。当初、5日ほどで陥落する
と言われた島が、1ヶ月半ももちこたえたのは驚異的なことなのでしょう。
米軍の死傷者28,686人(うち戦死者6,821人)は日本軍の死傷者
20,933人(うち戦死者19,900人)を上回るという他に例のない
戦闘だったそうです(防衛研究所資料)。
また、戦争という極限状態で、人の生き方が凝縮されていました。
例えば、「仲間を殺した米軍の捕虜にやさしくできるのか?」ということ
など、考えさせられることが多くありました。
もうすぐその地上戦から62年になろうとしています。今も硫黄が噴出する
島には、米軍が種をまいたというネムノキが茂っているそうです。
ネムノキ
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