inacchiのトレード日記

inacchiのトレード日記

PR

プロフィール

inacchi1974

inacchi1974

2006年08月24日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
久しぶりにこちらにカキコを。

早川圭さんが興味深いことを言っていたので、久しぶりにコメントしてみたたと同時に、こちらでも書いてみようと思います。


最近、システムトレードがはやっています。

私も、いろいろな紆余曲折があって、ようやく自分流を確立することが出来つつあります。

●資金量にあわせた検証作業を行う
●小さなロットで仕掛ける

ことが重要だと自分なりに気づいてからは迷いがなくなったのですが、ブログを見ているとまだまだ「迷える人たち」が多いような気がします。


そもそも、確率論と統計学の違いが分かっていない発言が多々見られます。それは非常に危険なのですが、典型的には

●少ない資金でシステムトレードを始める(例えば、100万円)




まあ、確率論と統計学は、基礎の部分でもほとんどの人が間違ったことを言っているという、数学の中でもとくに難しい分野だと思いますので、仕方ないのかもしれませんが。

多分、「平均」と「期待値」の違いを説明することが出来るのはどのくらいいるかも怪しいと思います。

一応、参考までに、以下のページをご覧ください。

期待値の定義

平均の定義


早川圭さんのブログに書いてあった、機械的投資による株式投資を薦められているKAPPAさんが言っているのは全て統計学のほうですね。

私が実施しているシステムトレードも、「期待値」ではなくて「平均」です。


統計学と確率論をつなぐ肝となる概念は、「全事象が分かっていること」と「無限回の施行を行うこと」です。

でも、現実の世界でこの2つが同時に満たされるなんてありえないから、「統計的有意性」で妥協していることになります。

実際、現実の株式投資の世界では、期待値という概念は見えないのです。

だから、バリュー投資などの有意性やシステムトレードの有意性なども、厳密な「確率論」を適用すると、全て棄却されてしまうのです。

もう一方の「統計学」にしても、「統計的有意性」で妥協している以上、その有意性を決定する閾値次第でどうにでもなってしまうのです。


だから、「ピーター・リンチが本物かどうか見極めるには70年の成績が必要」といっても、確率論的観点からは「厳密には無限の年数が必要」ということになるのです。




しかし、実際にそんなことを言ってもしょうがないと思います。人生は有限ですし、確率論や統計学にそのような欠陥があるのですから、そこは一定程度の妥協が必要ということになります。

経済学の世界の学者というのは少なからず、このような統計的有意性を自分の都合の良いように解釈する傾向が強いので、注意しないといけないません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年08月24日 10時27分11秒
コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

カレンダー

コメント新着

sapa21 @ ご返事ありがとうございます。 信用倍率というのはおもしろそうですね。…
inacchi1974 @ Re:いやはや(07/18) sapa21さん >ちょっと選びようがないと…
sapa21 @ いやはや ちょっと選びようがないという感じですね…
mkd5569 @ 新着からきました。 そろそろしかけたいですね。 キモチ、わ…
やまさん12y3 @ Re:返事が遅れてすみません(05/03) inacchi1974さん 返事が遅れましたが、乖…

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: