2008年09月21日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
図書館から角田光代さんの『今、何してる?』を借りてきて、読んでいる。

内容わからず借りたら、初めのほうは恋愛系のお話だった。
あちゃぁー…しくじったかぁ…と思いながら読み進めているわけだけれど、これがけっこう、僕の身にグサグサ刺さる。

例えば。

相性の話。普段ごちゃごちゃした部屋で暮らしている人が、恋人ができた途端規則正しい生活に変わってしまう、という話。別に相手が強要するわけじゃないのに、なぜかそうなってしまう。
つまり、相手によって二人の間に化学反応が起こって、何か特異な作用が生じる。
あるわぁ…と僕は思う。相手によって、率先したり、甘えたり、泣いたり、わざと怒らせたり。そこにありのままの自分なんて、ないも同然なのだ。愕然。

「私のどこが好き?」と尋ねる人の話。
僕はこの質問が大嫌いだ。どこってなんだよ、と思う。一度ブチ切れた僕は恋人に対して便箋6枚に好きなところを100項目近く書いて送り返したことがある。

しかし本の中で筆者はこう書く。私のことが好きかと尋ねた時、もちろん好きだと答える男のシンプルさと不誠実さは私を絶対傷つけない。好きってこと自体よくわからないと言ってしまう男のナイーブさと誠実こそが私を傷つけるのだ、と。
かくして僕は何人かの人を傷つけた。誠実でありたい、と、僕は心で強く思ってきた。
結局そんなことになんの意味があったのだろう、と思う。誠実であることは、むしろ悲劇的な性質を孕んでいるのではないか。
僕はどうあるべきなのか、今もよく、わからない。

サン・テグジュペリ曰く、「愛するはそれはおたがいをみつめあうことではなく、いっしょに同じ方向を見つめることである」という話。
僕が結婚を決意したのは、つまるところそういうことなんだな、と思った。
僕はそんな相手を見つけた。だから、結婚したいと思う。
筆写も言う。互いを見つめあうのはとんでもなく疲れる、と。浮気も誰かといつも目を合わせている状態なのだ、と。
見つめあうのは呪縛であり、対峙なのだ。
向き合って話したがる僕は、やっぱ同じような相手じゃうまくいかなかった。



…はぁ。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年09月21日 16時01分48秒
コメント(5) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

カレンダー

プロフィール

sino。

sino。

コメント新着

マークジェイコブス バッグ@ gjvfagark@gmail.com カッコいい!興味をそそりますね(^m^) マ…
sino。 @ Re:何年ぶりでしょうか?^^(03/02) rokuzouさん 本当に何年ぶりなんでしょう…
rokuzou@ 何年ぶりでしょうか?^^ どうもご無沙汰しています。 すっかりと…
sino。@ Re:7年後の、終幕。 ★.さん りょーかいです~一か月あるんだ…
★.@ Re[1]:7年後の、終幕。(09/29) 11月4日に帰国だよ。で、すぐ福岡飛んで家…

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: