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カテゴリ: 映画・美術


間違って、このブログを表示してしまった方は、映画を見てから読んでください。
まあ、読む必要もないですけど。



リアルスティール.jpg


機内の小さなモニターで観たので迫力は無かったのですが、
「意識的に、ほどほどに」作ったのでしょうか、
とても観やすいエンターテイメント作品に仕上げられています。
なので、この程度なら
もういちど 劇場で中学の息子と観てもいいかなと思う映画です。


というのも、テーマが盛り込まれ過ぎていて、
そのどれもが深くなく、軽めに仕上げられています。
考えることを怠っている現代人にはちょうどいい作品でしょう。



愛を込めて、今日は 少し辛口です。


           ◆           ◆



より刺激的な戦いを求めてロボット同士を戦わせる。


何という下品な発想なんでしょうか。
映画の導入部分で いきなり僕は退いてしまいました。

つまり、腕がもぎ取られるとか、首から上がちぎれ飛んでしまうとか、
書いていて気分が悪くなるような欲望が物語の下地として存在します。

「無知は富と結びついて始めて人間の品位を落とす。」 とは
ショウペンハウエルの有名な言葉ですが、

時間を持て余し、より強い快楽を求めてヨダレを流す欧米貴族の顔が浮かびます。
お金の使い方を知らない成り上がりの金持ちたちは、
興奮をひたすらロボット格闘技というエンターテイメントに求める。


しかし 映画の中では、

スクリーンに映し出される観客は下衆な男女ばかり。
この辺りは、うまい。


リアルスティール2.jpg


では、我々日本人は この映画をどのように楽しむんだろうか?

そう。観て楽しめば良いだけです。
でも、ひとこと言いたくなるのです。お許し下さい。


           ◆           ◆



今もそう信じてやまない日本人にとって、
ロボット同士を 壊れるまで戦わせ、負ければスクラップ。

そのような発想は、本来 我々にはないはずです。
なのに、評判が良いと聞いて 正直少し戸惑っています。

たいがいの B級映画でも涙を流してしまう僕なのに、
エンドロールが終わるまで、一粒の涙も流れませんでした。
マニラへ向かう機内で観た「ドルフィンテール」のほうがまだよかった。


だって、 ヘッドギアを外せば、中から「爺さん」が出て来た!

なんて、そんな素敵な映画を見たばかりなので、
この発想の落差には、正直ヘコタレますよ。


リアルスティール1.jpg


それでも、そんな導入部分を我慢して見続ければ
ドンドン面白くなってくるのはさすがです。

ただし、父と息子との愛は、描き方が浅いというか
とても中途半端です。


リアルスティール3.jpg


途中から、この親子のロボットの必勝パターンも読めてしまうのですが、
それはそれで「やっぱりね。」って感じで何となく嬉し、楽しい。
そこまで読んで(仮定して)この作品を作ったのかと思うと、
やはりこれも うまいなと感じます。


不満なのは ロボットのネーミングです。
名前に著作権は無いのかもしれないけど、

「アトム」はいただけない。

これは、僕が子どもの頃に観た「鉄腕アトム」 と同じ名前だ。
鉄腕アトムは、 心優しい科学の子 なのです。
まさか、ロボット同士が 賭け事の為に壊し合う とは・・・


紀里谷監督が撮った「キャシャーン」も、
「キャシャーンよ、オマエがやらねば誰がやる?!」
と、 正義を貫く人間型ロボット でした。
僕が 13歳から9ヶ月の間 見ていた大好きな作品です。


それに、格闘のシーンに至っては、
10歳から 11歳にかけてテレビの前に釘付け状態で見ていた
「あしたのジョー」とそっくり。パクリじゃないか?!
と、疑いたくなるほど 実によく似ています。

誰が誰に相当するかは、映画を観た方なら分かるでしょ。


おまけに、天海祐希の吹替えですが、
ごめんね。可哀想なくらい棒読みでヘタクソです。
一般公開では 字幕スーパーなので問題はないでしょうが、
とても違和感があります。
吹き替えは避けたほうがいいですね。


また、重要な台詞がほとんど出て来ない点もめずらしい。
少し英語に自信がある人なら、スーパー無しで理解できます。

そうだ。
重要な台詞が無かったなあ・・・。

いったいこの映画は何者なんだろうか?
不気味な可能性を秘めた実験的な作品なのかも知れません。
なんて、もちろん、深読みの勘違いですけどね。


リアルスティール4.jpg





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最終更新日  February 2, 2012 02:06:50 AM
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