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2007.08.26
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堕ちた老天使から始まる、幻想的な寓話のような悲恋物語。
悲しさ、哀れさは、強く心に残り、数日引きずりました。
そして、美波の体当たりの演技。
彼女は娼婦役なので、数回裸のシーンがあり、必要以上に緊張感を感じてしまいました。
(女性の観客はどう感じるのだろう?さすがに、そのときだけ食い入るようにオペラグラスで覗く、というわけにはいきませんでした。不謹慎なようで恥ずかしくて。)
また、同業の女たちの嫌がらせで、裸のまま広場でさらし者にされる場面では、
本当にさらされているようで、特に彼女はまだ20歳と若いので、心の痛々しさが伝わってくるようでした。
足につながれた鎖も痛々しい。
キャスト順では主演は中川晃教(TOMY観ましたが)という扱いですが、物語からいってもエレンディラ役の美波が主役です。

太った刺青入りの肉襦袢での入浴から、歌まで披露。

070826_エレンディラサイン

はじめて観る、彩の国さいたま芸術劇場。
なにしろ舞台の奥行きが広いこと。
遠くからくる旅の一行、遠くへ逃げ去るエレンディラ、などの遠近感を舞台上で観ることが出来ます。
スモークと照明の効果も抜群で、薄く長くたらしたカーテンは風で揺らぎ、砂がないのに砂漠を感じさせ、
また舞台上に数回、実際に雨を降らせ(その後、出演者がいちいちモップで吸水する様も芝居の一部)
人が手で押すトラックが走り回るという面白さもあり。
また、マイケル・ナイマンの音楽も印象的。
三幕、休憩2回、4時間にわたる大作を満喫しました。

070826_エレンディラ入口

「エレンディラ」
演出:蜷川幸雄  作:ガルシア・マルケス 脚本:坂手洋二 音楽:マイケル・ナイマン

2007年8月9日(木)~9月2日(日)彩の国さいたま芸術劇場大ホール
070826_エレンディラオセロー

ホリプロ
「エレンディラ」公式HP:  http://hpot.jp/erendira/
美波のホームページ:  http://www.horipro.co.jp/talent/PF062/

※原作本:
エレンディラ
エレンディラ原作

出版社:筑摩書房/ページ数:205p/発行年月:1988年12月





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Last updated  2007.08.28 18:30:49
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Re:劇『エレンディラ』彩の国さいたま芸術劇場 2007.8.26. 演出:蜷川幸雄  主演の美波が光っていました。悲恋。老いた天使。砂漠の旅。波。心に何か引きずるものが残った。(08/26)  
ミリオン さん

芸術物語は面白いですね。見るのが大好きです。頑張って下さい。今日のお昼は、アンコール大河ドラマ「太平記」の再放送の第19回を見ました。 (2026.08.23 17:59:37)

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