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July 4, 2007

只今自問中。。。

テーマ：ママの気持ち(582)

カテゴリ：子育て

ここ最近、壁にぶち当たったのか
やめたい気持ちになってきている。

チビはマイペースな性格だけに
器用な姉ちゃんに比べると
たしかに上達は遅い。
だけどコツコツとひたむきに頑張っている姿勢は
私にも見て分かり、偉いなぁ～って感じていた。

でもやっぱり彼女なりに、大なり小なり
プレッシャーを感じていたんだと思う。
そしてそれに輪をかけて
練習している側から
私が「そうじゃないでしょ！」
ってつい感情的になってしまうから
更にいけないんだと思う。
ホント、自己嫌悪。。。

そして今、彼女の興味はピアノではなく
テニスに向いている。
だから余計にピアノへの想いが
なくなってきているのかもしれない。

誰にでも「向き不向き」はある。
自慢じゃないけど、
ドジで不器用な私には
不向きなものが多すぎるから
誰よりもこのことをよーく分かっているつもりだ！（笑）
苦手なことをやっている時って
決して楽しくなんかない。
まさに苦痛そのものである！

そしてやり終わると・・・
これは自分にとっての「不向き」なんだと再確認し
ひどく落ち込む。。。

あたしにはこれは向かない・・・
きっともうやめた方がいいに決まってる・・・
もうこんな苦痛から開放されたい。。。

壁にぶち当たった時
誰でも一度はこんな風に考えたことが
あるんじゃないかと思う。
そして立ち直ったかと思ったら、また挫折して。。。
きっとその繰り返しで進んでいくんだろう。

でも、生きてく上で、
自分にとっての「不向き」を見つけることって
すごく大事だし、決して無駄じゃないと思う。
そして「不向き」と自覚したことを
自分の心に無理をし過ぎてまで
続けるべきではないとも思う。

まして習い事なんて、義務じゃないんだし。。。
そう言った意味では、
チビはピアノをやめて、
テニスを始めた方がいいのかもしれない。

ただ・・・

本人が嫌だからって、想い通りに
嫌なものは即座になくして
好きなものを与えてしまっていいのだろうか？
これまで培ってきたものを
ホイホイと簡単に捨ててしまっていいのだろうか？

私はいつもそんな自問にたどり着き、
つい足を止めてしまう。

そしてもし、このままやめてしまったら
チビはずっとピアノを嫌いなままになっちゃうのかな。

そんな風に考えていくと
親としてちょっぴり罪悪感みたいなのも感じてしまって
答えがますます見つからなくなる。

ちなみに私も子供の頃
いくつかの習い事をしていた。
そして始める時には必ず
「ここまでって自分で決めた目標に達したら
やめてもいいけど、
それまでは何が何でも続けなさい！
続ける自信がなかったら、やらなくていい。」
と親に言われ、その都度約束をしていた。

でもいざやってみると、
思ってた以上に難しかったり、
中学に入って部活などで忙しくなって
四苦八苦したけれど、今思えば
その目標があったからこそ、
達成して「自ら線を引く」時には
清清しい気持ちになれた気がする。

そしてこれはあくまでも持論だけど・・・

人間が、ものすごく苦痛ながらも
どうにか頑張って乗り越えた時
神様はその人に、生きてく底力や自信みたいなのを
ご褒美に与えてくれるんじゃないかと
私はいつも思っている。

それに世の中、自分の好きなことだけで
生きていけるわけじゃないし。
こういう経験も、やっぱり必要なんじゃないかな？

そう思って、私はチビにも
ピアノをやめるまでの目標を決めさせた。
やめる目標っていうのも
なんだか変だけど。。。
そして、その目標を達成できるまで
ママも応援するから
とにかく頑張ってみようよ！
と提案をしてみた。

それからというもの、
チビはすごく熱心に練習をしている。

頑張り屋のチビのことだから
いつかきっと、この目標を達成するんだと思う。
その時、この「やめるための頑張り」から
チビなりに何かを
感じ取ってくれればいいな。

とはいえ・・・
果たして本当にこれでよかったんだろうか？
これって実は、チビの好奇心の芽を摘み取ってるだけなのかな？
私って、子供に逃げ道を与えずにがんじがらめにしてるのかも・・・

そんな不安も結局拭いきれずにいる
中途半端な母でありました。。。

子育てって本当に難しい。。。