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2010.11.07
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カテゴリ: 株式投資


NYダウ 11,444.08 +9.24 +0.08% 11/05
SP500 1,225.85 +4.79 +0.39% 11/05

の海外株式・債券・為替・商品市場

 11月5日(ブルームバーグ):欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル反発、米雇用者数の増加に反応

5日のニューヨーク外国為替市場ではドルがユーロに対して反発した。10月の米雇用者数の増加を手掛かりにして、ドル買いが入った。前日には9カ月ぶり安値をつけていた。

 ユーロは主要16通貨のうち15通貨に対して下落。ユーロ圏小売売上高の予想外の減少に加え、7-9月(第3四半期)のスペイン経済がゼロ成長になったことで、周縁国の財政赤字補てんが厳しくなるとの懸念が再燃した。バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、米経済成長が加速すれば多国の通貨に比較したドルの価値が上昇するとの見解を示した。

 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのシニア為替ストラテジスト、ウィン・シン氏は「米経済の良いニュースがドルの買い材料になる状態に戻った」と分析。「米国で景気回復が加速し始めれば、インフレ懸念が再燃し、それがわずかにドルの支援材料になるだろう」と述べた。



           15万1000人増

 米労働省が5日に発表した10月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比15万1000 人増加した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は6万人増加だった。前月は4万1000人減と、速報値の9万5000人減から修正された。政府関連機関を除く民間部門の雇用者は10月に15万9000人増。エコノミスト予想では8万人増だった。失業率は9.6%で前月から変化なし。

 オンラインでの為替取引を扱うGFTフォレックスの為替調査担当ディレクター、キャシー・リーン氏(ニューヨーク在勤)は対円でのドルが底に近づいている可能性があるとみる。FRBの資産購入拡大でドルの価値が低下するとの見方からドルは年初から対円で13%下げている。

 ただ、同氏は顧客向けリポートで「非農業部門雇用者数が継続的に改善し、FRBが量的緩和を手控えるようになるまで、ドルの本当の底入れはない」と指摘した。

        ドルの最強ファンダメンタルズ

 バーナンキ議長は5日、FRBの資産購入は回復ペースを速めることを目的にしていると発言した。フロリダ州ジャクソンビルで大学生らからの質疑に応答し、「ドルにとって最強のファンダメンタルズは経済が力強く成長している状況だ」と発言。「力強い米経済は米国民のみならず、世界経済の回復にとっても極めて重要だ」と述べた。

 ユーロ(対ドル)のオプションのリスク・リバーサル率(1カ月物、25デルタ)は9月14日以降で初めてマイナス1%未満に低下した。ユーロを買う権利(コールオプション)と比較してユーロを売る権利(プットオプション)の需要が高まっていることを示し、ユーロの先安観を反映した。

            FRBは説明を

 中国はFRBが米経済への資金注入を図り国債を追加購入するとした今週の決定を説明する必要があると指摘した。

 中国外務省の崔天凱次官は5日、北京で記者団に、「多くの国がこの政策の自国への影響を懸念している」と発言。その上で、「誰かが進み出て、われわれに説明してくれることが望ましいだろう。さもなければ、世界経済の回復と成長への国際的な信頼が損なわれる恐れがある」と語った。

 カナダ・ドルは米ドルに対し、10月14日以来で初めてパリティー(等価)を上回る水準まで上げた。米雇用統計に加え、カナダの雇用者数が10月に3000人増加したことが背景。カナダ・ドルは一時、1米ドル=99.92カナダ・セントまで上昇した。



米株式相場は5日続伸。S&P500種株価指数は週間ベースでも5週連続上昇を記録した。米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことから、米経済に対する楽観的な見方が広がった。

 JPモルガン・チェースとウェルズ・ファーゴが大きく上昇。自己資本が良好な水準にある健全な銀行に対し、FRBが配当金の引き上げを認める可能性があるとの観測が背景。4月に爆発事故で29人の死者を出したウェストバージニア州の炭鉱を所有するマッセイ・エナジーは、買収観測を手掛かりに急伸した。スターバックスも高い。同社は利益がアナリスト予想を上回った。

 S&P500種株価指数は前日比0.4%高の1225.85。米労働省が発表した10月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比15万1000人増加した。ダウ工業株30種平均は9.24ドル(0.1%)上昇の11444.08ドル。

 レイモンド・ジェームズ・アソシエーツのチーフ投資ストラテジスト、ジェフリー・ソー氏は、「ここで弱気になるのは間違いだ」と指摘。「米経済は指摘されているほどは弱くないと考えられる。雇用統計は予想よりも良かった。企業利益は引き続き好調となろう。株式に調整が入るとしても、短期で浅いものになるだろう」と述べた。

 S&P500種は今週3.6%高。週間ベースでは4月以来最長となる5週連続の上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)が6000億ドルの国債を追加購入する方針を示したことを好感した。中間選挙で議会の多数政党が上院と下院で異なる結果となり、企業関連の主要な改革法案は成立しない可能性が高いとの見方も相場の支えになった。



 通常取引前に発表された米雇用統計で雇用者数の増加が示されると、米株価指数先物は下げを埋めた。10月の雇用者数はブルームバーグがまとめたエコノミストすべての予想を上回った。前月は4万1000人減と、速報値の9万5000人減から修正された。政府関連機関を除く民間部門の雇用者もエコノミスト予想を上回る伸びとなった。家計調査に基づく10月の失業率は9.6%で前月から変化なし。

 バークレイズの主任米国株ストラテジスト、バリー・ナップ氏は「力強い雇用統計だ」と指摘。「こうした数値は、今週みられたほかのすべての要素と相まって株式相場にとっては非常に前向きな環境が出来上がった」と述べた。

銀行の配当

 金融株指数は 2.1%高と、S&P500種の業種別10指数の値上がり率トップ。FRBは、銀行が配当金を引き上げたり、自社株を買い戻したりできるかどうかを判断する際に用いる監督担当者のためのガイドライン(指針)を準備している。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

 JPモルガンは2.9%高。ウェルズ・ファーゴは6.4%値上がり。

 ロッチデール・セキュリティーズのアナリスト、リチャード・ボーブ氏は電話インタビューで、「多くの銀行の配当が引き上げられる可能性がかなり高くなった」と指摘。「大幅な増配能力が銀行にあるかと問われれば、答えは確実にイエスだ。バランスシートの観点からすれば、金融機関には利益を拡大させる余地が大幅にある」と述べた。

 マッセイ・エナジーは11%安。同社がアルファ・ナチュラル・リソーシズから受けた買収案を検討していると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは報じた。

 スターバックスは3.8%高。同社の7-9月(第4四半期)決算は、調整後の1株当たり利益が37セントとなり、アナリスト予想平均を5セント上回った。客足が伸びたほか、インスタントコーヒーの販売が寄与した。

 世界最大の債券ファンドを運用する米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のモハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO)は雇用統計について、ブルームバーグ・ニュースに対し電子メールで、「この日発表された心強い数値は、雇用の著しい伸びという目標に向けて重要かつ極めて必要とされていた一歩だ」と評価。「レバレッジ解消の重力に逆らうため、また機能不全に陥っている住宅市場や過剰債務の状況から脱出するための速度を米国が得たいのならば、依然として極端に脆弱(ぜいじゃく)な労働市場の回復を地固めし、深化させ、拡大することが不可欠だ」と述べた。

以下略
◎米国債:下落、雇用増で売り-量的緩和は緩衝材
◎NY金:最高値を更新、一時1398.70ドル-ドル先安観で

更新日時: 2010/11/06 07:10
Bloomberg
http://www.bloomberg.co.jp





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最終更新日  2010.11.08 09:33:55


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