シュタイナー関連書籍出版社                イザラ書房編集室だより

2008/12/05
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カテゴリ: 雑記note
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11月下旬の月曜日、浜松町でのブランドバーゲン行きはやめにして、世田谷上野毛の礼拝堂で出版業界とプライベートな平和のお祈りを聖母子にささげた後、上野毛自然公園でひとやすみ。
冬間近の季節なのにまだ、この日の日中は汗ばむほどの暖かさ。仕事の話をいくつか携帯で済ませ、都内に事務所を持たない身なので、 銀座教文館 エインカレム のカフェで先方と待ち合わせすることに。

上野毛は渋谷や蒲田から東急線を乗り継いでいかねばならなかった場所なので、北関東に住んでいる身としては遠いイメージだったのだけれど、中目黒経由で銀座に出るには結構近い。30分ほど? そして上野にも日比谷線で一本、帰社にもとても便利だということが判明。

ひさびさの銀座。歌舞伎座や新橋演舞場に最近はとんと御無沙汰してるけど、いまどんな演目なのかしらとぼんやり思いながら昔の勘で出口をあたろうとしたところ、いきなり目の前にアルマーニのブティックが。あれ? ここ地下なのに……、それに中央通りでもないし……?
駅構内の地下入口に立って店内をぼんやり見ていたら、にっこり笑顔がチャーミングな男性の店員さんに招きいれられそうになったので、お店のエレベーターで地上に出ようかしらとしばし迷ったが店舗脇の階段を使うことに。

地上で確認できたのは、どどーんとアルマーニしているピカピカのARMANI GINZA TOWERと、小路をはさんで晴海通りに面したDiorの瀟洒なビル。
こんなの以前はなかったけど、何があったのかしら……、近藤書店さん?


でも銀座はやはり楽しい。小さな魅力的な店舗がたくさんあって眺めていて飽きないし、4丁目角のドトールコーヒーも銀座っぽくコーディネートされている。すでに街はさまざまなクリスマスツリーで飾られ、年末に向けてのお祭り気分が漂ってきている。
山野楽器店入口に掲げられたエンヤの新アルバム『ウインター・レイン』のポスターをちらっと見て、教文館へ。
教文館の4階にある「エインカレム」のカフェで打ち合わせを和やかに済ませ、来月洗礼を受ける年長の友人へのプレゼントをいくつか仕入れる。アヴェ・マリアと讃美歌のCD、聖母子カードいろいろ。有名な讃美歌入りのエンヤの新しいCDはここにはないので、山野で買おうかな、タワーレコードが近くにあったらポイントがたまるんだけど等々、書店より変遷が激しかったと思われる音楽店舗地図はすでに、私の頭から消えてしまっている。

2階の書籍売り場で、ドストエフスキーの新訳版『悪霊』を欲しいのですと、レジの店員さんにQ。本棚から探し出してきてくれたのだが、それは光文社の新訳版にはあらず。もう一人の文学に詳しそうな店員が、
「亀山先生、いま『罪と罰』にかかっているので、それが刊行されるのが来年の3月ごろとかいう話です。そのあと『悪霊』でしょうかね……。翻訳されると思いますけどね、たぶん」
と、教えてくれる。なかなか楽しい店員さん2人との三者談話のひととき。

ネットで注文して宅配便で届けられる書籍は便利だけど、散歩したりお茶したりの延長にある趣味とプレゼント用の書籍購入は、人間臭いのがいいな。

澁澤@イザラ書房

●出版流通対策協議会(流対協)のブログ の中の ▼出版者のつぶやき コーナー より転載





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Last updated  2008/12/05 01:49:32 PM


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