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第二次世界大戦中の1943年。イタリアの田舎町。8歳の少女マルティーナは弟を亡くして以来口をきかなくなっていたが再び妊娠した母と家族と共に幸せに暮らしていた。しかし小さな村も徐々に戦禍に巻き込まれていき…。1944年、イタリアのボローニャ郊外でナチスによるパルチザン掃討が行われ死者700人を出しそのほとんどが女性、子供、老人だったそうです。このマルザボットの虐殺を8歳の少女の目を通して描いている。前半は山村での暮らしが淡々と描かれている。マルティーナと叔母さんの仲の良さそうなやり取りが微笑ましかったし昔気質な祖母のキャラもなかなか強烈。酪農を営むマルティーナの家に時々食料を買いにやって来るドイツ兵と伯父さんも参加する反乱軍を見ているマルティーナが書いた作文の“どうして家で家族と過ごさないのか?理由はわからないけど皆人を殺したいんだ”という言葉は印象的でまさにその通りだ。後半情け容赦ない殺戮が始まるけどそれ程グロイ描写はなくここも淡々と描かれていく。その中で戦争も敵も味方も善も悪も区別の付かない8歳の少女がとる行動は理由も何も要らない純粋なもので悲劇の中でほんの少しの希望として残る。あまりにも淡々とした作りが気になっていたらどうもドキュメンタリー出身の監督らしく納得。マルティーナ役の女の子は劇中でも言われてたけどこの年にしてものすごいベッピンさん。しかも愁いを帯びた表情は大人顔負けでびっくりした。このまま成長したらもしかしてものすごいふけ顔に…。「やがて来たる者へ」 ★★★
2011.11.10
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【22%OFF!】屋敷女 アンレイテッド版(DVD)妊娠中のサラは運転中に対向車と衝突事故を起こしてしまった。幸い胎児は無事だったが夫のマチュは助からなかった。4ヵ月後、出産予定日の前夜一人家で過ごしていたサラの下に女が尋ねてきて…。映像が暗くて何をしているかわからない場面が多い。胎児がやたらCGCGしすぎているところはなえる。病院内でのゆるゆるな絡みは嫌いではない。暴動やら写真がどうのというくだりはいるのか?音楽は若干耳障りだけど嫌いじゃない。現われた女の訳のわからない不気味さはなかなかに怖い。警官の無能さにはびっくりした。フランス人は大きな声で助けを求めたり状況を説明したりはしないのか?サラが我が子を人質にとった時は目が点になった。終盤ゾンビの様に立ち上がった警官はギャグか?ラストの帝王切開のシーンは期待したけど映さず…。映してあるバージョンのはあるんだろうか?ところでタイトルの屋敷女はどーいう意図でつけたんだろうか?主観的に観ると怖くて客観的に観ると冷めてしまう不思議な映画でした。「屋敷女」 ★★
2011.05.24
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ホリーはヒッピーの教祖的な存在のアイラと恋に落ち一緒に住み始めるが次第にアイラの傲慢な態度が我慢できなくなり別れを切り出す…。実際の事件を基につくられた映画。ネタバレ↓ナオミ・ワッツが主役だと思ってたから途中で殺されてからは主役不在の状態で進んでいくし警察の長年の捜査やホリーの家族の苦悩もトントンと描かれているから感情移入しにくいしラストも後味が悪い。ホリーの「もう別れれば良いのに」的な行動もイライラするしアイラの毛むくじゃらな容姿も受け付けないけどナオミ・ワッツは相変わらず綺麗だし決してつまらなくはないからそれなりにお薦めです。。。「ユニコーン・キラー」 ★★★
2006.10.02
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カリフォルニアのある埠頭で船が大爆発して2人だけが生き残った。警察官のクイヤンは無傷で生き残ったキントに尋問し始める…。みたいな映画。色々書くとネタバレだからなぁ…。伝説のギャングカイザー・ソゼは誰かっていう謎で引っ張っていくんだけど見事に騙された。「お前かぁい!」みたいな。キント役のケビン・スペイシーは普通のおっさんにしか見えないのに上手い。ベネチオ・デル・トロは出番はそう多くなかったけど濃さがよかった。でも2回観ないと良くわかんないかも。。。「ユージュアル・サスペクツ」 ★★★
2006.09.12
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ユナイテッド93 / シェエン・ジャクソン9・11のテロでハイジャックされた4機のうち唯一目的に達せず墜落した93便と管制センターを描いた映画。結末はわかってるけどラスト20分くらいはかなりグッとくる。派手な爆発シーンがない所や犯人をただ悪者にしてない所も良い。一度は観ても良い映画だと思う。。。「ユナイテッド93」 ★★★
2006.09.02
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「ゆりかごを揺らす手」 ★★★★二人目の子供を身篭ったクレアは産婦人科で診察してもらっている時医者のモットに猥褻な行為をされその場を逃げ出し警察に訴えた。その事がマスコミに騒がれた為モットは自殺してしまい妻のペイトンはそのショックで子供を流産し子供を産めない体になってしまった。6ヵ月後ペイトンは復讐の為に素性を隠しクレアの家にベビーシッターとして入り込む。みたいな映画。ストーリーの進み方や構成もしっかりしていて結構面白い。ほとんど逆恨みのような気もするけど夫と子供を奪われ発狂するペイトンがすさまじくラストはちょっと応援したくなる様な演技が素敵。ペイトンの用意周到な罠や見事なまでのキレっぷりは女の恐ろしさをじっくり感じられてちょっと怖いです。お薦めです。。。
2006.07.27
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「ユートピア」 ★予知能力を持つアドリアンは同じく予知能力を持つ人々が集まっているユートピアという団体に所属していたが予知夢を見ても未来は変えられないと諦めていた。そんなある日ユートピアに迎え入れてくれたサムエルから諭され予知夢で見て以来頭を離れない一人の女性を探し出し始める。みたいな映画。テンポが悪くどことな~くまとまりがなくごちゃごちゃした感じでラストも微妙。。。はっきり言って面白くないけどマニアック好きにはお薦め。
2006.06.22
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