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【送料無料】怨霊の森森の中にある厳しい規律の全寮制学校に転入したヘザーは校長のトラヴァース婦人の下学園生活を送っていた。しばらくすると不気味な声や生徒が失踪したりと不可解な事が起こり・・・。ネタバレ↓森の中の全寮制の女子高。この設定だけで楽しくなってしまう。当然のように出てくるいじめっ子、それに負けずやり返すヘザー、森から聞こえる不気味な声、一人一人消えていく生徒、何か隠している校長、いくらでも面白くなりそうなのに面白くないのはなんでだろう。ぶっちゃけると木に襲われるという文字で見るとなんのこっちゃよくわからないストーリーで基本的に何も怖くない。怖くないホラーでも理由付けがしっかりしていれば“なるほど”と思えるけどこれは木が結局何をしたいのかがわからない。終盤説明されるものの納得できない。最初に受けさせたテストは何?石を重ねられたから何?資格があると?じゃあいじめっ子は?ラストのバトルも迫力不足。あと個人的にこういう設定の時主人公は少しでも弱そうに見えるか精神的に弱い部分があってくれると嬉しいんだけどヘザーは何があっても大丈夫だろうなと思わせる頑丈さがある。これも良くない。ただ校長役のパトリシア・クラークソンの熟女美は素晴らしかった。まあそれくらいかな。「怨霊の森」★★
2012.10.12
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7月に観に行く映画の覚え書き。まず7月14日公開の「ムカデ人間2」ムカデ人間2前作はハイター博士が3人をつなげてムカデ人間を作る事に成功してた(?)けど今回はその映画の大ファンである男が自分もムカデ人間を作ってみたいと考えちゃうんだとか。1作目が思っていたほどのグロ描写がなくちょっと拍子抜けしたんだけどその分今回は凄そう…。次に7月28日公開の「ダークナイト ライジング」ダークナイト ライジング大ヒットした「ダークナイト」の続編。まぁきっとライジングするんでしょうね。「バットマン リターンズ」でミシェル・ファイファーが演じていたキャットウーマンが今回はアン・ハサウェイって事だけど…微妙。しかしマリオン・コティヤールにトム・バーディにジョセフ・ゴードン=レヴィットってインセプションじゃんか。クリストファー・ノーランは人見知りなのか?
2012.07.06
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[DVD] 運命のボタンある朝ノーマとアーサー夫妻の玄関先にボタンのついた箱が置かれていた。夕方アーリントンという男がやって来てボタンを押すとあなたの知らない誰かが死ぬ、その代わりに100万ドルを手にする、考える時間は24時間、と言われる…。ネタバレ?まずノーマ役のキャメロン・ディアスは笑っていないと魅力が半減してしまうという事がわかりました。ボタンを押すまでの葛藤とか押してしまってからの苦悩とかを描いたものだと思って観ていたら違いましたね。ところで訳のわからないボタンを玄関先に置くような男を家にあげるのはこの時代普通の事だったんだろうか?ボタンを押すと起こる出来事を聞かされて疑問は持たないのだろうか?ノーマの無防備さに若干イラッとしてしまった。アーリントンもボタンを押した後の事を何も教えないのは詐欺じゃないのか?そして早々にボタンは押されてしまうのでその後どうなるかなんだけどよくよく考えればボタンを押せば誰かが死ぬなんて人間の力ではどうしようもないありえない事がまかり通った時点で普通に進む訳がないんだよね。となるとSF的なものが入り込んできても不思議じゃないよね。その展開自体はまぁいいとしてなんて言うか…つまらない。疑わず抗わず目の前に用意されたものに全て従う。このアーサーとノーマの素直すぎる態度にまたまたイラついてしまった。選択には結果が伴いそして責任も伴う。利己主義の結果。因果応報。だったら一番最初の犠牲者は誰なんだ?もう少しシンプルに描いてもよかったんじゃないかなぁ。「ドニー・ダーコ」の監督って事で期待しすぎちゃったかな。「運命のボタン」 ★★
2012.06.07
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6月に観に行く映画の覚え書き。まず6月8日公開の「幸せへのキセキ」幸せへのキセキ妻を亡くしたベンジャミンは新しい場所で2人の子供達と新しい生活を始めようと郊外に家を買うがその家には閉鎖中の動物園もついていて…。「ザ・エージェント」の監督って事で期待値は上がりも下がりもしないしマット・デイモンもスカーレット・ヨハンソンも動物もどーでもいいんだ。ただ子役街道ばく進中のエル・ファニングが出てるからなぁ。次に6月15日公開の「スノーホワイト」スノーホワイト白雪姫をアクションアドベンチャーにしたようななんかそんな感じの…。「アリス・イン・ワンダーランド」のスタッフ最新作だそうで映像には期待できる…の…かな?あぁクリステン・スチュワートさえ出てなければ別に観やしないのに…。次に6月23日公開の「ワン・デイ 23年のラブストーリー」ワン・デイ 23年のラブストーリーエマとデクスターの23年、23回の7月15日を描いたラブストーリーだそうな。「17歳の肖像」の監督。ふむ。アン・ハサウェイ、ジム・スタージェス共演。う~む。まぁパトリシア・クラークソンがたくさん出てくれている事を願おう。同じく6月23日公開の「ブレイクアウト」ブレイクアウトダイヤモンドのディーラーカイルと妻のサラ、娘の3人で暮らす家に4人組の強盗が押し入りサラを人質にとられ金庫を開けろと脅されるがカイルには金庫を開けられない理由があった…。開けられない理由ってなんでしょうねぇ。普通に面白そうだけど最近迷走中も甚だしいニコラス・ケイジが出てるっていう…。でもニコール・キッドマンが出てるなら観なきゃね。同じく6月23日公開の「ブラック・ブレッド」も気になる。ブラック・ブレッド1940年代のスペイン、森の中で遺体を発見した少年、容疑者とされた少年の父親。子供たちの間で語られている洞窟に潜む怪物ピトルリウアとは?うん、面白そう。“大人たちの嘘が僕を悪魔にしていく”このキャッチコピーに惹かれてしまう。次に6月30日公開の「アメージング・スパイダーマン」アメージング・スパイダーマンスパイダーマン新シリーズという事でキャストも一新。「ソーシャル・ネットワーク」での顔の濃さが記憶に新しいアンドリユー・ガーフィールドと「ラブアゲイン」「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」でソバカスが眩しかったエマ・ストーン。てかスパイダーマン好きの方に誘われて渋々感満載で行くだけだけど面白ければいいなぁ。同じく6月30日公開の「少年は残酷な弓を射る」少年は残酷な弓を射る妊娠しキャリアを捨てざるを得なくなった作家のエヴァは息子ケヴィンとの間に溝を感じていた。エヴァにだけ反抗的なケヴィンは美しく成長しある日エヴァの全てを壊すような事件を起こす…。すごく面白そう。6月の本命です。カンヌ(だったかな?)で賛否両論を巻き起こすことなく全体から高評価を得たとか。楽しみです。最後に同じく6月30日公開の「ラム・ダイアリー」ラム・ダイアリージャーナリスの故ハンター・S・トンプソンを描いたものだそうだ。親友のジョニー・デップが企画、製作、主演をこなしたそうだ。興味ないわぁ。誰?ハンター・S・トンプソンって。これっぽっちも興味ないのにジョヴァンニ・リビシ出てるんだよなぁ。しかもたいして出番多くなさそうな上面白くもなさそうなんだよなぁ…。あぁどうしよう…。6月は観たいのもの(とそうでもないけど観なきゃ)が多いなぁ。全部観れればいいけど………無理だな。
2012.06.02
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[DVD] パンズ・ラビリンス 通常版1944年、スペイン。オフェリアは妊娠中の母と共に再婚相手のヒダル大尉の駐屯地である山奥にやってきた。森の中の迷宮に迷い込んだオフェリアは牧羊神パンから3つの試練を与えられる…。ネタバレあり↓基本的にファンタジーはよっぽど好きな俳優が出てるか単発で評判がいいかでない限り極力避けたいジャンルなんだけどそこにダークが付くと話は変わってくる。まず劇中では子守唄として使われエンドクレジットでも予告でも流れていたあのテーマ曲(?)が物悲しく切ない気分にさせてくれてとても良い。ウウウウウウウ~♪、ウウウウウウウ~♪、嫌な夢を見そうだ。クリーチャーの造形も若干(かなり?)の気味悪さがダークならではで良い。特に2つ目の試練の時に登場したベイルマンの気味の悪さはあまりに見事。しかも妖精を噛み千切って食べるという荒業まで披露する。妖精がこれっぽっちも可愛くないのが救いか。アカデミーで撮影賞、美術賞、メイクアップ賞を受賞したのも納得。山の中に潜むゲリラとの戦いが激化する中冷酷でお腹の中の自分の子にしか興味を示さないヒダル大尉の下で3つの試練を遂行していくオフェリア。オフェリアが迷い込むラビリンスでの奮闘が戦争という現実にまったく反映されない、逆に試練を頑張れば頑張るほど現実は過酷になっていく。このサディスティックな所がオフェリアの存在を際立たせていて好きです。監督、脚本のデル・トロはきっとサドだな。少女が受け止めるにはあまりにも過酷な現実から救い出してくれたラビリンスへと旅立ったオフェリアは幸せだったんだろうと願う。絶望の中に希望が作り出されたのはオフェリアの強さだろうか?弱さだろうか?ラストの白い花で救われたような気がするけど切ないわぁ…重いわぁ…暗いわぁ…でも嫌いじゃないわぁ。マッチ売りの少女とか好きなら楽しめるかも。子供向けじゃないファンタジー好きな方にはお薦めだけど多少グロかったり痛かったりするシーンがあるので苦手な人は気をつけて。「パンズ・ラビリンス」 ★★★★
2012.05.24
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【中古】美品! ピアニスト <期間限定生産版>/イザベル・ユペールDVD/洋画ラブロマンスウィーン国立音楽院でピアノ教授として働く40歳のエリカは幼い頃から病的に厳しい母親と2人暮らし。ある日ワルターという青年と知り合い想いを寄せられるが・・・。最初母親が帰りの遅くなったエリカに対して文句を言い買ってきた服を破りケンカして仲直り(?)というシーンを観ただけでげんなりしてしまった。どうしてミヒャエル・ハネケ監督は人が見たくもないものをこうも的確に描けるのか。映し方がとてもいやらしい。やっぱり性格悪いんだろうか?精神的に成長するはずの時期も抑圧的な教育でピアノ以外すべての事を禁止されて育ったエリカはまっすぐに行為をぶつけられても返し方を知らない。知っているのはポルノビデオで見た歪な行為だけ。ここは最高級にげんなりしてしまう。でも一見すると不気味なだけのエリカの行動も知る機会を与えられず出来る限りで詰め込んだ知識だけで必死にワルターに応えようとしているんだとわかればいい意味で滑稽に見えて面白いし好意を寄せられた途端化粧したり明るい服を着たりとわかりやす過ぎる一面も可愛らしい。ワルターに優しくしてもらっていた教え子であるピアニスト志望の女の子の手を傷つけたりしてもエリカったらやきもち妬きだな、なんて思えたりしなくもなくもないような気がしなくもない。ただこの面白さも可愛らしさも救いようのないものなのでどんどん気が滅入ってくる。この監督そうさせるのが目的で映画つくってるんじゃないだろうか。ラストは観る人によってとらえ方が違うんだろうけど個人的にはとてもポジティブに解釈する事は出来なかった。そして音も何もないエンドロール・・・。あーやだやだ。クラシックの知識がこれっぽちもないのが残念だったなと思う。「ピアニスト」★★★★
2012.05.22
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【送料無料!】トミー・オヘイバー/アメリカン・クライム 【DVD】シルヴィアと妹のジェニーは移動遊園地で働く両親の巡業中にガートルードというシングルマザーの家に預けられる事になり…。1965年。アメリカのインディアナ州で実際に起きた事件を基にしている。ネタバレ↓ガートルードと子供たち、更に子供たちの友達までもがシルヴィアに暴行を加え続け結果殺してしまうという救いようのない事件なんだけど一つ救いがあるとすれば生きていたという意味でジェニーが無事だった事でしょうか。貧困や近所付き合いの希薄さも事件の一因だろうけどだとすればどこでもいつでも何なら今の日本でも起こっている。でもそれだけでは済まず子供たちやその友達までもが地下室に閉じ込めたシルヴィアを殴る、蹴るの暴行、タバコの火を押し付ける、水攻め、無理やりの自慰、(実際はもっと酷かったらしい)といった事をひたすら繰り返す。詳しくはこちら事件が明らかになった時なぜやったのか?と聞かれわからないと答える子供たち。母親がやってるから、大人がやってるから、みんなやってるから、の集団心理が一番怖い。映画の中でもだけど実際でもシルヴィアはそれなりに可愛らしかったみたいで妊娠しては男に捨てられるという過去を持つガートルードには多少嫉妬も入ってただろうし貧乏な上常に酒浸りという状態で躾と言いながら虐待する。実の子じゃないとしてもここまで出来るんだろうか?出来るんだろうな。観ていれば虐待していた全員がまともな精神状態ではないと言い切れるけどその集団の中にいたら同じように言えるだろうか?言える人間でありたいなとは思うけど…集団の中に1人だけまともな人がいてもその集団の中では異常になってしまう。人間の観念は脆くて間違った方に転んだ場合とても恐ろしいものになってしまう。人間ってなにかね?…なんて思ってしまった。映画では暴行自体はそれ程はっきりと酷く描かれている訳ではないです。ただシルヴィアの表情や叫び声は痛い。シルヴィア役の子はエレン・ペイジに似てる子だなと思いながら観ていたらエレン・ペイジ本人だった。そこはかとなくイモっぽさの残る子だと思っていたら美少女風な役どころも違和感なくこなすとは、ん~、さすが芸達者。「アメリカン・クライム」 ★★★(★半分)
2012.05.18
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[DVD] レギオン コレクターズ・エディション砂漠のダイナーで働く妊娠中のチャーリーの下へミカエルという男がやってくる。そして神が人類を滅亡させる為に放った天使の軍団がやって来ると聞かされる。大天使ミカエルだとかガブリエルだとか黙示録だとかとても興味をそそられる言葉ばかりで期待してしまったけど低予算だという事を知らなかった…。まずなぜミカエルには羽根がないのか?自分でもいだの?もがれたの?羽根が生えた姿で戦う事を期待していたのに銃で武装して戦うなんて…。ガブリエルは羽根が生えたまま地上に降りてきてるのに。かと言ってそのガブリエルの姿が格好良かったかと聞かれたらそうでもない。だって羽根が黒くてカラスみたいなんだもん。なんか硬そうだし。車を追いかける時も飛べばいいのに車にしがみつくなんて…。人間達にのりうつった他の天使の行動もよくわからない。何で強行突破しないんだろう?妙な小細工はするものの意味不明。って言うかまずのりうつる必要がない。あぁ低予算。たまたまダイナーにいて一緒に戦う事になった人達の無駄な会話が多いのもダメ。尺が足りなかったんだろうかなんて考えてしまう。ただ旦那を殺された奥さんの壊れっぷりは好きだけど。だいたいチャーリーの子を守れば人類は救われるっていう設定もいまいち納得いかない。ミカエルは見返りも求めずチャーリーを愛し続ける男の事を褒めるけど昨日今日会ったばかりの女を身を挺して守った男の事は無視なのか?しかもせっかく守った女をあっけなく殺すし…。人間の味方であるはずのミカエルに愛が感じられない。ある程度なら殺してもいいけど全部はやめとこうぜぇぐらいにしか見えない。これはポール・ベタニーが薄情顔だからというだけではない。ラストも神の訳の分からない言い分で終わってしまいがっくり。スケールのバカでかい話のはずなのにこのチマチマ感。B級映画だと認識してみればそこそこだった…かも?「レギオン」 ★★
2012.05.16
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5月に観に行く映画の覚え書き。まず5月19日公開の「ザ・マペッツ」ザ・マペッツかつての人気者マペッツがハリウッドのショービズ界に挑むんだとかなんだとか。なんだか好きな女優エイミー・アダムスが出てるから観に行こうかなと思ってはいるもののマペッツって何かね?状態なので観に行くかどうかは迷っている…。同じく5月19日公開の「ダーク・シャドー」ダーク・シャドー魔女によってヴァンパイアに変えられ生き埋めにされた男が200年後に目覚め色々とあるんだとかないんだとか。「悪魔の棲む家」「アイズ」「(500)日のサマー」「キック・アス」「モールス」「ヒューゴの不思議な発明」と徐々に可愛さを増していってるクロエ・グレース・モレッツが出ているから気になるところではあるんだけど最近不発も甚だしいティム・バートンとジョニー・デップのタッグという事で観に行くかどうかは迷っている…。次に5月26日公開の「私が、生きる肌」私が、生きる肌天才形成外科医のロベルはある人間を監禁し実験中の人工皮膚を移植し亡き妻そっくりの美女を作ろうとしているんだとかいないんだとか。アントニオ・バンデラスは好きじゃない、と言うかどちらかと言えば嫌いなんだけど設定が好みな上に予告編で観た映像が素敵…。愛か狂気かっていう…。観に行こうかどうかは迷っている…。5月はあんまりいいのがやらないなぁ。
2012.05.01
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ジャスティンとマイケルは姉夫婦の豪邸で披露宴を挙げていたが情緒不安定なジャスティンは周りを困らせる行動ばかりとっていた。そんな中巨大惑星メランコリアが地球に衝突しようとしていた…。巨大惑星の衝突による世界の終わりを描いたもの。「アルマゲドン」や「ディープ・インパクト」の様な設定だけど「ドッグヴィル」や「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「アンチクライスト」のラース・フォン・トリアー監督なのでハリウッドのような愉快さ、爽快さは一切ない。まずメランコリアが衝突する冒頭の映像が素晴らしい。スローモーション映像がワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」(らしい)のメロディにのって流れる様は感嘆もの。静かなものが苦手な人はこの時点で深い眠りについてしまうかもしれないけどその後眠るチャンスはいくらでもやってくるのでここだけは頑張って起きておいた方が良い。そして第1章"ジャスティン"が始まり大きなリムジンが細い角を曲がれないという場面がしばらく続く。手持ちカメラを使っているのでとにかく画面がブレる。三半規管の弱い人は間違いなく酔うので気をつけて。その後情緒不安定なジャスティンの披露宴が淡々と続く。ここは最大級の眠気に襲われるけどキルスティン・ダンスト、シャルロット・ゲンズブール、シャーロット・ランプリング、キーファー・サザーランド等の有名所の共演で何とか乗り切れるはず。第2章"クレア"ではいよいよメランコリアが地球に異常接近している。地上は邪悪だと言い世界の終わりを待つジャスティンとメランコリアは衝突せず通過するだけと願っているクレアの対比が面白い。どちらに共感できるかによっても面白さは変わってくると思う。絶望的な中にもどこか幸福感が漂うラストはさすが鬱病監督といった所だろうか。ジャスティン役のキルスティン・ダンストはヒーローもののヒロインよりこういった陰鬱な感じの役のほうが間違いなく似合う顔をしているのでピッタリだった。睡眠薬を飲んでも寝れないぜ、という位目が冴えている時に観るのをお薦めします。「メランコリア」 ★★★(★半分)
2012.04.29
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ベン・アフレック/ゴーン・ベイビー・ゴーン 【DVD】パトリックは一緒に住むアンジーと探偵業を営んでいた。ある日3日前に誘拐された4歳の姪アマンダを探して欲しいという依頼がきて警察とも協力し捜査し始めるが…。ネタバレ↓間抜けなイメージのベン・アフレックが監督って事で敬遠していたけど評判がいいのでとりあえず鑑賞。出演者はモーガン・フリーマンが出ているかと思えばエド・ハリスまで…。映像も物語の狭苦しい雰囲気とよく合ってるし野次馬たちの暑苦しさもぴったりだ。内容的には捜査していくが二転三転しさらに…って事で事件自体は解決するんだけど観終わった後ちょっとだけ気が重たくなる。モーガン・フリーマン演じるジャックが警察の仲間と狂言誘拐の計画を立てアマンダを酷い母親の下から離し自分で育てようとしていたっていうのが真相でラストはパトリックがその事に気付き警察を呼ぶんだけど自分ならどうするだろうか?観終わったすぐ後は何で警察呼ぶんだよ、アンジーの言う事聞けよ、なんて思った訳だけどよくよく考えると一概にその方が良いとは言い切れない。血のつながった本当の親と暮らすという事に間違いはないけど愛のある家庭と愛のない家庭、どっちがいいんだろう?そんな事考えるまでもないけどだからと言って養子や里親とは訳が違う。パトリックの言う事も一理あってどっちが正しいかなんて個人の倫理観によって変わるんでしょう。そういう意味でもパトリックと幼馴染で恋人でもあるアンジーとのどういう判断を下すかのやり取りはとても興味深かった。その後家を出て行くアンジーの表情はなんとも言えない。ところでアマンダの伯母さんはとてもいい人なんだから誘拐なんてしなくてもこの伯母さんが育てられるように何とかした方が手っ取り早かったと思うんだけど。ジャックはどうしても自分で育てたかったんだろうか?となるとちょっと意味合いが変わってくるけど…どうなんだ?「ゴーン・ベイビー・ゴーン」 ★★★(★ちょっと)
2012.04.19
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「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン」「トワイライト」シリーズ第4弾。簡単に言うとブレイキングがドーンしてちゃんちゃらおかしいだけの話なんだけどね。大いにネタバレ↓前3作観賞時の反省を活かし見る前にしっかりとこれはアイドル映画なんだと自分に言い聞かせてから観たのにこのダラダラ感はまぁーひどいな。結婚式前にイチャついて結婚式でもイチャついてハネムーン前にイチャついてハネムーンでもイチャついて…。話が進みゃしねぇ。まぁここはファンサービスなのでしかたないんだけどね。後半ベラが妊娠してその後急激に成長していく胎児に栄養を奪われみるみる衰弱していく流れはトントン進んだかと思えまたブレーキがかかる。人狼族は危険な子供が生まれる前にエドワード達を襲おうと計画するのにちぃーーーっとも襲わない。ジェイコブが仲間達を裏切ってまで警戒するようエドワード達に伝えたからかな?でも結局いつでもいいじゃん的な襲い方するんだもんなぁ。しかも仲間を裏切ってまで味方についてくれてるジェイコブなんて気にせずエドワードとベラはまたまたイチャつく。しかもジェイコブそれをガン見。Mだろ。ところで出産シーンでは血の量が意外と多かったけど2人のしょうもないイチャつき美しいラブストーリーを目当てに来た脳みそがお花とキャラメルで出来ている様な少女にこれはちょっと酷なんじゃないかな。そしてやたらと無駄なキャラが増えてたけどこれはPart2への布石だろうか?だったらいいんだけどなぁ…。ラストはベラがヴァンパイアになってヴァンパイアの総本山ヴォルトーリ家の不穏な動きもあっていよいよ完結へ…となるわけだけどあと1作で3人の三角関係とヴァンパイアと人狼族との対決やヴォルトーリ家とのいざこざとエドワードとベラとの不要なイチャつきも全部描ききれるんだろうか?なんだかんだグダグダ~となってよくわからない内にハッピーエンドで終わりそうなんだけどこの映画のコンセプトは"2人のため世界はあるの"だからいいのか…。ところでダコタ・ファニングが出てないじゃないか!Part2だけなのか!早く言えよぉ!「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン」 ★★
2012.04.19
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4月に観に行く映画の覚え書き。まず4月13日公開の「バトルシップ」バトルシップ予告編の映像が格好よすぎ。トランスフォーマーじゃねぇの?とは思うもののやっぱり観に行かなくては。次に4月14日公開の「オレンジと太陽」オレンジと太陽政府によって数千人にも上る児童移民が行われていたという事実を明らかにした一人の女性マーガレット・ハンフリーズを描いたもの。英国最大のスキャンダルと言われた?事件って事で興味そそられるなぁ。マーガレット役のエミリー・ワトソン上手いしね。同じく4月14日公開の「アンネの追憶」アンネの追憶アンネの日記の最終章だそうです。それだけで十分。もう観に行かない理由がないでしょう。と言いつつアンネの日記は読んだことないんだけど…。次に4月21日公開の「裏切りのサーカス」裏切りのサーカス内容はよく知らないけどゲイリー・オールドマンが出てるからね。最後に4月28日公開の「ブライズメイズ 史上最悪のウエディングプラン」ブライズメイズ 史上最悪のウエディングプラン花嫁のブライズメイド達が繰り広げるドタハタコメディ?去年アメリカで公開され「セックス・アンド・ザ・シティ」の興行収入を抜いて大ヒットした女性主演のコメディと聞いて観たいなと思ってたものがやっと公開。ちなみに「セックス・アンド・ザ・シティ」はノータッチな自分。ちょっと気になってる女優、クリステン・ウィグも出てるしね。
2012.04.01
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名誉棄損で有罪判決を受けたジャーナリストのミカエルは大富豪のヘンリックから40年前に起きた姪のハリエット失踪事件を再調査して欲しいと頼まれヘンリックの弁護士から紹介された天才ハッカーリスベットと共に調査していく…。スウェーデン映画「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」をハリウッドでリメイクしたもの。スウェーデン版は3作とも鑑賞済み。大ベストセラー小説らしい原作は未読。まずオープニングの映像と音楽がメチャクチャ格好良い。監督曰くリスベットの悪夢を表現したものだそうです。ここだけでも楽しめるくらいだ。ストーリー的には「ミレニアム~」を観ていたのでだいたいはわかっていたけど若干変えてある部分もあるし十分楽しめる。物足りなかったのはリスベットが○○○されるシーンとそれに対してリベンジするシーン。「ミレニアム~」の方が痛々しさと残酷さがひしひしと伝わってきたけど今回はそれ程でもなかった。免疫が出来たのかな?謎が解けていくシーンはもう少し盛り上がりがあっても良かった気がするけどあえて坦々といったんでしょうか?そしてスウェーデン版でも思ったんだけど事件が解決したのは良かったとしてリスベットの事がよくわからないままなので消化不良気味でちょっとすっきりしない。3部作だからしょうがないんだけど続編を作るなら早く作って欲しい。そしてこのままリスベット役はルーニー・マーラでお願いします。「羊達の沈黙」から「ハンニバル」の時の様に急にヒロインを変えるとかしないで欲しい。(ジュリアン・ムーアは大好きです)このルーニー・マーラ、アカデミー主演女優賞にもノミネートされていて体をはったシーンや格好とは裏腹に傷つきやすく純粋な雰囲気がたまらなく良い。小柄で顔も可愛い。「ソーシャル・ネットワーク」や「エルム街の悪夢」にも出ていたけど今後それ以前の出演作が続々とDVD化されないかなと期待しています。登場人物が多いので多少調べてから観に行くのをお薦めします。「ドラゴン・タトゥーの女」 ★★★(★半)
2012.02.17
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【送料無料】ロスト・イン・トランスレーション中年のハリウッドスター、ボブ・ハリスはCM撮影の為東京を訪れた。泊まっていたホテルで夫の仕事に同行してきた若妻シャーロットと出会い…。家族や夫がいてもどこか孤独感を感じている2人が言葉も通じない文化も違う東京という街で出会い惹かれあっていくみたいな…。惹かれあっていくといっても愛だとか恋だとかではないような感じでじゃあなにかと聞かれたら困るけどあえて言うなら共有感でしょうか?そんな言葉はないんだけどこれが自分的に一番しっくりくるなぁ。そしてそれが淡々と進んでいくから退屈になりそうなんだけど外国人から見た東京の描写が面白く飽きずに観ていける。しゃぶしゃぶを食べに行った店で肉の違いがわからなかったりお坊さんのお経を聞いて歌をうたっていたわ、なんて言うシーンは面白かった。自分の耳には歌には聞こえないし選挙カーに目をとめる事もないし街の大きな看板を見上げる事もない。外国人から見ると日本人はあぁ映るのか。ここら辺は興味深かったし藤井隆のTV番組に出ていたシーンは普通に笑った。ただあの通訳はちょっとありえない。ラストは少し物足りないような気がしていたらちゃんと2人のシーンが用意されていて良かった。タクシーの中から見るぼやけた景色の焦点が定まるシーンも良かった。ボブ役のビル・マーレイの終始何かを諦めている様な表情が印象的でシャーロット役のスカーレット・ヨハンソンは映画によっていい時と悪い時があるけど今回はいい時でした。夫役のジョヴァンニ・リビシは凄く好きな男優さんでやっぱりカッコ可愛い。アクション映画のPRの為来日していた頭の悪そうな女優役を演じていた絶叫シリーズのアンナ・ファリスは久しぶりに見たけどまたもや可愛いバカ役なのか…。「ロスト・イン・トランスレーション」 ★★★
2012.02.12
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花と蕾 ヴァージン・プレイ姉のグレイスと2人暮らしのヴァイオレットはバーで知り合ったルークという青年を自分の屋敷へ誘い3人での生活が始まるが…。 美人姉妹と美青年の奇妙な関係を描きつつ死んでしまった父親の教えに縛られる姉とルークと恋に落ちる妹の確執を描いている…のかなんなのか。基本全てが中途半端で登場人物が何をしたいのかがよくわからない。父親の教えに縛られている様なグレイスだけどその教えの内容があやふやなので結局何が目的なのかがわからない。ヴァイオレットも真剣に愛して欲しいとルークには言いながら自分はどっちつかずの子供だしルークにいたっては優柔不断の気まぐれ野郎だ。終盤グレイスが語るシーンがあるけどまったくもって意味不明。エロティックサスペンスらしいからエロに期待しようにもアイドル崩れのアリシア・シルバーストーンなのでベッドシーンでも不自然なまでにランジェリーを着続けるという暴挙。ぽっちゃり体型なのは相変わらずでそれはいいけどこの子こんなに口角下がってたかな。グレイス役のシエンナ・ギロリーはそれなりに魅せてくれるのでまぁいいけどこれをエロティックで売り出すのはちょっとお粗末だろう。ただ映像自体は色鮮やかで時々絵画のようで悪くない。出演者が好きなら観てもいいかも。「花と蕾 ヴァージン・プレイ」 ★★
2012.02.04
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2月に観に行く予定の映画を。まずは2月4日公開の「サラの鍵」ナチス占領下のパリ、幼い弟をアパートの納戸に隠し鍵を掛けたまま収容所に連れていかれたサラ。60年後ジャーナリストのジュリアは収容所の取材をしていく内にサラの事を知り…。珍しくこれは間違いなく面白いという確信が持てる映画です。次に2月10日公開の「ドラゴンタトゥーの女」ジャーナリストのミカエルは大富豪の男から姪のハリエットが40年前に失踪した事件を調べて欲しいと頼まれ天才ハッカーリスベットと共に捜査していく。スウェーデンのベストセラー小説をハリウッドが映画化したものでスウェーデンで作られた「ミレニアム」3部作はもう観たんだけどこっちはこっちで気になるんだな。結構際どい描写もあったけど規制の多いハリウッドで出来るのかな?次に2月18日公開の「おとなのけんか」子供同士のけんかを解決しようと二組の夫婦が話し合いを始めるが…。何がすごいって監督も主要キャストもアカデミー受賞者(一人はノミネート)って事。特に大好きな訳ではないんだけとジョディー・フォスターとケイト・ウインスレット共演というだけで楽しみになってくる。同じく2月18日公開の「人生はビギナーズ」オリヴァーはある日急に75歳の父から実はゲイだと告白され…。監督の実体験が基になってるそうです。原題の「Beginners」に人生は~なんて付けるからなんともしっくりこない感じに…。とりあえずメラニー・ロランが出ているのでね。次に2月25日公開の「ブリューゲルの動く絵」16世紀の絵画の巨匠ピーテル・ブリューゲルの代表作「十字架を担うキリスト」を映画で完全再現した体感型のアートムービーだそうです。絵画の中の人々の生活を描きながら出来上がっていくのを観ていく感じなのかな?なんだか面白そうです。次に同じく2月25日公開の「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン」「トワイライト」シリーズ第4弾。やっと最後だと思ったらPART1、2に分かれているそうです。あぁもう早く終わればいいのに…。クリステン・スチュワートとダコタ・ファニングが出てなければこんなくだらないもの観やしないんだけどなぁ。とりあえず前向きに行きたいと思います。2月は観たいものが多いなぁ。全部観れればいいけど。
2012.02.01
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【送料無料】死霊の棲む森半年前に双子の妹(姉?)のソフィを亡くしたミーガンは友人達と森の中にある別荘へ旅行に出かけた。そこでソフィの存在を感じたミーガンは地元の青年ニックに死者と話す方法を聞き実践するが…。完全ネタバレ?↓ソフィの死因やソフィの帽子や不気味な老人やオカルト現象といったものが何のつながりもないまま静かにゆっくりと進んでいくので大丈夫か?なんて思いながら観ていくと終盤で一気に全部一本につながってここはちょっと気持ち良かった。ただそれならミーガンだけにしか伝えないのはなんでだろう?おじいちゃんには伝えられない理由は何?よくわからない。だいたいソフィはどうせ罪に耐え切れないなら何か手掛かり的なものを残しておかないとただの無駄死にだ。ラストもちょっと爽やかな感じで終わるので違うだろ、と突っ込みたくなった。まぁ伏線やらは意外と綺麗にまとまっているのでつまらなくはない。ミーガンの親友役でアマンダ・サイフリッドが出ていて広いおでことギョロっとした目が可愛らしい。「死霊の棲む森」 ★★★
2012.01.26
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マイレージ、マイライフ色んな会社へ出向き上司に代わって社員にリストラを通告するという仕事をしているライアンは年322日出張し家族や人との深い関わりを避けていた。ある日同じく出張ばかりしているキャリアウーマンのアレックスと出会い会社では新人社員のナタリーの教育係にされてしまい…。現代っ子のナタリーとライアンの会話やアレックスとライアンの開けっぴろげな会話、ナタリーの失恋話を聞くアレックスとライアンの応対は面白かった。ライアンが2人の女性と出会い妹の結婚式を経て少し変わっていく…みたいな内容なんだけど個人的にとても耳の痛い映画でした。家族とも距離を置き結婚もせず深い人間関係を排除し密かな趣味を楽しみ(ライアンの場合マイレージを貯める)身軽に生きてきてそれでいいと思っていたのに自分の言った一言でふっと気付く。“幸せな時君は一人だったかい?”気付いた矢先出鼻をくじかれる展開はとても皮肉だ。さらにアレックスの“これが私の本物の人生よ”“あなたはどうしたいの?”“それもわからないの?”“私は大人の女よ”といったぐさぐさと胸に突き刺さる言葉に不覚にもちょっとめまいを感じてしまった。地に足の着いていない年だけとった子供。そんな人にも変われるチャンスはある。それを活かすも殺すも自分次第。ライアンは変わるんだろうけど実際あれだけ年をとった人間が変わるのはかなり難儀な事だと思うなぁ。ただ家族という形にこだわらなくても人間関係は大事だからねぇ。とりあえずバックパックのチャックを開かない事には始まらないと…。出来るかな?あぁ耳が痛い。アレックス役のヴェラ・ファーミガのあのいい女風の雰囲気は堪らないです。ちなみにこのタイトルは失敗だと思う。「マイレージ、マイライフ」★★★(★半分とちょっと)
2012.01.23
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ミッション・インポッシブル第4弾。簡単に言うとトム・クルーズがインポッシブルなミッションに挑戦するというお馴染みの流れなので特に言う事はないんだけどね。前3作が未見でもとりあえず前作ではトム演じるイーサンに奥さんがいたという事だけ知っていれば何の問題もなく観れる。相変わらずまるでこの世には国境や警察なんて存在しないかの様に次から次へと色んな国へ飛び回り難攻不落の場所に侵入したり最新機器を駆使したり爆発に巻き込まれたり超高層ビルに登ったり降りたり砂嵐に巻き込まれたり高級車をぶっ壊しまくったりと見所はたくさん。そーいえば今回はトム・クルーズの無駄なキスシーンはないんだなぁなんて思っていたらやっぱりちゃんとありました。さすがサービス精神の塊の男。他には「プレシャス」のポーラ・パットン「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナー「ミレニアム」シリーズのミカエル・ニクヴィスト「スラムドッグ・ミリオネア」のアニル・カプールと脇役もしっかりしているのでアクションエンターテインメントとして問題なく安心して楽しめる。「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」 ★★★(★半分)
2012.01.18
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明けましておめでとうございます。今年は面白い映画を見抜く目をもう少し養いたいなと思っています。まぁつまらない映画を観た時のあのやるせなさも嫌いじゃないんだけど…。とりあえず今年の抱負を述べた所で1月に観に行く予定の映画を。まず1月13日公開の「デビルズ・ダブル-ある影武者の物語-」イラクの独裁者サダム・フセインの息子ウダイ、顔が似ているという理由でウダイの影武者に選ばれた男の物語。面白そうだしリュディヴィーヌ・サニエも出ているのでね。次に1月14日公開の「灼熱の魂」亡くなった母の遺言を基に父と兄を探す旅に出た姉弟はやがて母が辿った壮絶な運命を知ることになる。細かい情報はわからないけどなんか気になるんだな。次に1月21日公開の「ダーク・フェアリー」「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが73年の「地下室の魔物」をリメイクしたもの。ケイティ・ホームズが出ている所がマイナスだけどデル・トロなのでね。次に1月28日公開の「J・エドガー」FBIの初代長官ジョン・エドガー・フーバーを描いたもの。クリント・イーストウッドとレオナルド・ディカプリオのタッグでさらにナオミ・ワッツも出ているのでね。あと密かに気になっているのが「セルビアン・フィルム」R20指定というあまり聞いたことのない規制がかかる程衝撃的なハード・コア・スリラーらしいんだけど東京でしか公開しないのかな?
2012.01.07
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2011年もあと少しって事で今年観た映画の記録を。映画館で33本。DVD、TVで249本。合計282本。洋画が280本、邦画が2本。って事でBEST5とWORST5を。BEST1.ブラック・スワン2.情婦3.23年の沈黙4.ぼくのエリ 200歳の少女5.髪結いの亭主以下「ラブ・アゲイン」「プレシャス」「息もできない」「ピアニスト」かな。1.は設定も展開も思い切りツボをつかれまくって選ばざるを得ないみたいな。2.はこれぞサスペンス、だまされた、という爽快さと心地よさを感じられた。3.はきっちりと練られた人間ドラマとサスペンスの融合具合が絶妙だった。4.はホラーとラブストーリーが綺麗に絡んでキュンとしつつ切なくもなった。5.は少し変態チックな純愛と奥さん役のアンナ・ガリエナがとても美しかった。worst1.サイボーグ22.GAMERゲーマー3.冷たい雨に撃て、約束の銃弾を4.ウソから始まる恋と仕事の成功術5.ピーターパン以下「ローマ、愛の部屋」「ほぼ300」「これが私の肉体」「赤ずきん」かな。1.はアンジェリーナ・ジョリーの初主演作らしいけど寝てしまった。2.は映像が見にくく設定も曖昧でこれまた寝てしまった。3.は男の美学とやらに付き合わされ若干うんざりしてしまった。4.は主人公もヒロインもパッとせず笑いどころもない退屈な映画だった。5.は苦手なファンタジーに果敢にも挑戦してみたけどまたしばらく遠退きそう。今年はBSに入ったおかげで観ようかどうか迷っていたものやレンタル屋に置いてないものまでたくさん観れて良かったです。「ほぼ300」なんて絶対レンタルしないタイプの映画をBSで観て見事worst入りを果たすという無駄のない鑑賞ぶり(?)来年もたくさん映画を観れたらいいなと思っています。では良いお年を…。
2011.12.31
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ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女<完全版> 【DVD】名誉棄損で有罪判決を受けたジャーナリストのミカエルは孤島に住む大富豪のヘンリックから40年前、16歳の時に失踪した姪ハリエットの調査をして欲しいと頼まれる。ミカエルは天才ハッカーのリスベットと共に調査を続けるが…。ヘンリックはハリエットが一族の誰かに殺されたと疑っていてそれを基にミカエル達は調査していくという感じで写真やメモから色々と手がかりを割り出していく過程は面白い。当然の様に聖書と絡んできたりナチスやユダヤ人といったワードも好きなものばかりでどんどん引き込まれてしまう。ラストの犯人もその動機も鬼畜な感じがとても良い。個々のエピソードもかなり面白く無理やり×××やお尻に×××や近親××なんて気分の重たくなるようなものばかりでその重たさが逆に良い。雰囲気も全体的に陰気臭くリスベットの奇妙な外見と相まって良い。ただリスベットの過去や後見人とのシーンはいるのか?ってゆーか事件解決にリスベットいるのか?確かにリスベットのメールのおかげで糸口をつかんだ訳だけどミカエルに気付かせる流れでも良かったんじゃないのか?ってゆーかリスベットの事何にもわからないんだけど…。なんて思ってたら3部作らしい。まったく知りませんでした。でもハリエットの事件自体は解決するので一安心。ところで若かりし頃のハリエット役の女優さん美人さんでしたけど今後お目にかかる機会はあるだろうか?多少エグイシーンもあるので平気な方はどうぞ。「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」 ★★★(★半分(3部作として))
2011.12.19
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【送料無料】シェルター精神分析医のカーラはある日同じく精神分析医の父親から多重人格の疑いがあるデビットという患者を診て欲しいと頼まれる。診察の途中アダムという別人格が現われるが狂言だと判断しその後詳しく調べていくとデビットは何年も前に死んでいる人物だという事がわかり…。ネタバレ?ジュリアン・ムーア主演で設定がやたらと面白そうな映画というと「フォーガットン」を思い出してしまう…。別に「フォーガットン」は嫌いじゃないけど例のあのシーンでは度肝を抜かれたので若干奇妙な緊張感を持ちながら鑑賞。多重人格者のように見えるデビットを調べていくうちに不思議な事に巻き込まれていくという感じでサスペンスだと思いながら観ていくと途中からオカルト的な要素が強くなっていきこれは早々に頭を切り替えないとなと思う時間があるだけ「フォーガットン」よりは親切だなぁと思った。ところで信仰心どうのという話になってくるけどあれは口先だけでいいんだろうか?だいたいあのシェルターの収容数はどれくらいなんだろうか?あんな昔からやっているなら100やそこらじゃきかないだろう。となるとシェルターの方がもたない様な気がするんだけど…。そもそもあれを人里離れた村を出てまでやる必要があるんだろうか?疑問に思う部分は多いしラストのカーラの過激な行動には驚いたけどオチはとりあえず嫌いじゃないです。オカルトものだと知って観ればそれなりに楽しめるんじゃないだろうか。ジュリアン・ムーアは色んなジャンルの映画に出まくってくれるのはいいんだけどたまに不思議なタイプの映画にも出ちゃったりしてチャレンジ精神旺盛ね、ってなもんでまぁそれはそれでまた可愛らしいなと思ったりもして…そんな感じです。「シェルター」 ★★★
2011.12.13
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THE WAVE ウェイヴ 【DVD】ドイツの高校教師ベンガーは特別授業で独裁制を模した体験授業を始めた。ベンガーを様付けで呼んだり制服を決めたりしていくうちに最初はやる気のなかった生徒達が急激に独裁制の魅力に取り付かれていき…。アメリカで実際に起こった事件を基に作られ2008年ドイツ国内映画の興行成績NO.1になったそうです。独裁者の代名詞のようなヒトラーがいたドイツで独裁制を試すっていう設定が良い。反政府組織、白バラの様な子も出てきて白バラ気取りか?と言われる所も面白かった。今さら独裁はありえないと言っていた生徒達も同じ意見、同じ価値観を持つ仲間達と一緒にいる事で一体感を感じそこに属している事で安心感を覚えその輪がどんどん広がっていく。そうすると今度はその輪の中に入らない人間を排斥していくという流れになっていきそれが一番怖い。排斥される事を恐れ共感できないながらも仕方なくその輪に入る人間が増えていき更に広がる。気付けば大きな組織の様になっている。色んな状況が重なり条件さえ揃えば今でも独裁制は成り立つかもしれない危険が潜んでいるという事でしょうか。ラストはまぁこういう着地点だろうなという感じです。一度くらいは観てもいいかも。「ウェイヴ」 ★★★
2011.12.08
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【送料無料】ロフト.建築家のビンセントは新築マンションの最上階のロフトを秘密の情事部屋にしようと仲間4人にもち掛けそれぞれに合鍵を渡した。しかしある朝仲間の一人がそこで女性の死体を発見し…。5人のうち犯人は誰か?という事で本国ベルギーで大ヒットしたそうです。すぐ警察に通報しなければいけないけど不倫がばれることを恐れ最初5人で何とかしようとする中で徐々にそれぞれの事情が見えてくる。その中に警察での取調べのシーンも挟まれていく感じ。とりあえず不倫がばれたら家庭が壊れるとか言う前に表面上は繕っているもののほとんどの家庭が壊れかけているように見えたけどなぁ。ただこれは夫目線だから良いのか?いまいち入り込めなかったし動機に至っては的外れもいいとこでびっくりしてしまった。ストーリーはきっちりと練ってあるし伏線も張りつつ2転3転しながら進んでいくのにドキドキせずに観終わった後もそうなんだ、で終わってしまったのは何故だろう?大ヒットしているし絶賛している方もいるので合わなかっただけなんだろうな。「ロフト.」 ★★
2011.12.02
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12月に観に行く予定の映画を。まず12月16日公開の「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」M:Iシリーズ第4弾。別にトム・クルーズが好きな訳ではなくて派手なアクション映画は映画館で観ないとねっていう…。「灼熱の魂」「サラの鍵」「ブリューゲルの動く絵」は12月公開だけど愛知では「灼熱~」が1月で「サラ~」「ブリュ~」が2月。「スウィッチ」は東京、大阪のみでの公開なのかな?順次なのかな?とゆー事で12月は一本のみという淋しい結果に…。
2011.12.01
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春休み、若い観光客が押し寄せるビクトリア湖。しかしそこには地割れでできた裂け目から出てきた大量のピラニアがいて…。普段なら集団で噛み付くしか能のないピラニアの映画なんて完全にスルーだけど「ハイテンション」「ヒルズ・ハブ・アイズ」のアレクサンドル・アジャ監督って事で期待半分、不安半分で観賞。一言で言うと別に観ても観なくても良かったかなって感じかな。とりあえず食欲旺盛なピラニアとアホな観光客達と大きなおっぱいが全編にわたって出てくる。見所はやっぱり終盤の何百人(何千人?)といった観光客が突如現われたピラニアに喰い殺されパニックにおちいるシーンだろうか。自分だけ助かろうとボートで逃げ出す人やそのボートに轢かれて死ぬ人やとにかく喰いちぎられる人々といったシーンはなかなかに圧巻でグロイものがからきしダメな人にはちょっときついかも。他には裸の女の子2人が湖の中で絡み合ったり女体盛りの様なことをしたりノーブラでTシャツの女の子に水をかけたりトップレスの女の子がパラセーリングしたり等といった特に意味のないエロサービスショットが満載。まさにエログロといったとこだけど所詮R15レベルなので大した事はないけどおっぱい好きなら観てもいいんじゃないだろうか。基本的にはラストのオチも裏切らないよね的なおバカホラーなのに突き抜けず若干の真面目っぽさがあるのはアジャ監督の腕だろうか?個人的にはさっさとフランスに戻ってまた緊張感溢れるホラーを撮って欲しいんだが…。「ピラニア 3D」 ★★(★半分)
2011.11.26
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冴えない中年男性のキャルは突然妻のエミリーから離婚を切り出された。バーで一人飲んでいたキャルは遊び人のジェイコブと出会いファッションや女性との接し方等の助言を貰いイイ男へと変わっていくが…。スティーヴ・カレル、ジュリアン・ムーア、ライアン・ゴズリングエマ・ストーン、マリサ・トメイ、ケヴィン・ベーコンとまぁ豪華な面々でのラブコメになるのかな?キャルとエミリー、遊び人のジェイコブと真面目なハンナ、キャルの13歳の息子とベビーシッターのジェシカといったストーリーが並行して描かれていくけど上手くまとまっていて観やすい。世間は狭いのだ。狭すぎるのだ。笑わせる所では思わず吹き出してしまうほどきっちり笑わせてくれて泣かせる所はちゃんとジンワリさせてくれるとてもバランスの良い映画で終盤のドタバタ劇も面白い。エミリーとしか付き合ったことのないキャルの一途でやさしい所がスティーヴ・カレルのイメージとよく合っていて笑い所もくどくなくて良い。ジム・キャリーだったらげんなりしてしまいそう…。遊び人のジェイコブも本当にスマートでスタイルもよくイケメンで可愛い所もありライアン・ゴズリングの幅広い演技力は良いね。「スパイダーマン」のニューヒロインに決定しているエマ・ストーンは真面目だけどちょっとぬけているハンナを可愛らしく演じている。マリサ・トメイ演じるケイトはかなりいっちゃっててこのキャラが一番面白かった。ケヴィン・ベーコンは出番はそれ程多くなかったけど間抜けっぽい所が良かった。そしてエミリー役のジュリアン・ムーアはもう1カット目から可愛い。キャルが言っていたセクシーとキュートの融合はまさにその通りでナイスキャスティング。映画「トワイライト」に悪態を付くところも良かった。それほど出番は多くないかもと思いながら観たけどガンガン出てくれていたので大満足。そこそこ連れ添った夫婦が観たらより面白いかも。「ラブ・アゲイン」 ★★★★(おまけ)
2011.11.23
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遥か昔、闇の神タイタン族を地上に閉じ込めた光の神オリンポス。時は流れ古代ギリシャ、世界征服を企むハイペリオンはタイタン族を甦らせるエピロスの弓を探しながら各地を侵攻していった。それを阻止すべくテセウスという男が神々の父ゼウスに選ばれた…。「ザ・セル」の監督と「300(スリーハンドレッド)」のスタッフがタッグを組んだとなると否応なしに映像に期待してしまう。まず最初のタイタン族の閉じ込められ方がすごい。よく考えたな。その檻を見下ろすように肩を組む4つの像も素敵。この2つのセンスが素晴らしくここだけでもうため息もの。その後テセウス達と巫女パイドラがハイペリオンを追っていくという流れなんだけど正直ストーリーだけを見ていくとそれ程面白いわけではない。エピロスの弓は最強の武器なのかと思えばそうでもないしパイドラがテセウスに惹かれるのもよくわからないし神として人間に関わるのは許さないと言っていたゼウスが実は一番関わってるし。しかもものすごいえこひいきぶり。人間に化けていれば良いと?自分に甘いタイプなのかな?でもまぁそんな事はどうでもいい。とにかく映像が格好良い。海の神ポセイドンが天空から一気に海に飛び込むシーンはこれぞ実写版舞空術だぁ!と興奮してしまったしその後の大津波は大迫力。他にもスローで真横から映した戦闘シーンも格好良い。終盤のオリンポスとタイタン族の戦いはとにかく血飛沫で木っ端微塵で蹴り上げて殴り落としてぶっ飛ばす、ここはもっと長くても良かったなぁ。衣装や小物のデザインも独特で銀ピカの牛の置き物やなぜか筋肉型の鎧やそれはそれは見えにくいだろうかぶりものだったりととても楽しめる。細かい事は考えず映像だけ観ていれば間違いなく楽しめるはず。「インモータルズ-神々の戦い-」 ★★★(★半分)
2011.11.18
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ベッカとハウイー夫妻は8ヶ月前幼い息子ダニーを事故で亡くし立ち直れずにいた。ある日から事故を起こした少年ジェイソンとベッカは次第に言葉を交わす様になり…。ニコール・キッドマンが出演予定だった映画を降板し原作の映画化権を買い取り製作にも携わり主演も務めるという気合の入り様。ダニーの物を捨て忘れようとするベッカとダニーの思い出に浸っているハウイー。それぞれ違ったやり方で悲しみに耐えようとする夫婦の間には必然的に溝が出来ていきお互い相手ではない人に癒しを求めようとする姿はなかなかに痛々しい。特にベッカはガサツながらも気を使ってくれる妹や同じく息子(ベッカの兄)を亡くしている母親、さらにはスーパーに買い物に来ていた見知らぬ親子連れに対しても悲しみのあまり空気の読めないヒステリックぶりを存分に発揮してしまう。いつも思うんだけどニコール・キッドマンはヒステリックな役が本当に良く似合う。別にヒステリックなイメージはないんだけどどこかギシギシした雰囲気(褒め言葉)がそう見せるんだろうか?ジェイソンが話すラビット・ホールは母親に神はサディスティックだ等と言っていたベッカにとってピッタリの癒しだったんだろうと納得できた。ベッカが母親に悲しみは消えるか?と聞いた時の答えも素敵だ。少しジンワリしてしまった。悲しみの中で少しだけ前を向いて生きていくんだろうなと感じさせる2人の姿が良い。静かに進んでいくのでそーゆうものが苦手な人には微妙かも。「ラビット・ホール」 ★★★(★ちょっと)
2011.11.16
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第二次世界大戦中の1943年。イタリアの田舎町。8歳の少女マルティーナは弟を亡くして以来口をきかなくなっていたが再び妊娠した母と家族と共に幸せに暮らしていた。しかし小さな村も徐々に戦禍に巻き込まれていき…。1944年、イタリアのボローニャ郊外でナチスによるパルチザン掃討が行われ死者700人を出しそのほとんどが女性、子供、老人だったそうです。このマルザボットの虐殺を8歳の少女の目を通して描いている。前半は山村での暮らしが淡々と描かれている。マルティーナと叔母さんの仲の良さそうなやり取りが微笑ましかったし昔気質な祖母のキャラもなかなか強烈。酪農を営むマルティーナの家に時々食料を買いにやって来るドイツ兵と伯父さんも参加する反乱軍を見ているマルティーナが書いた作文の“どうして家で家族と過ごさないのか?理由はわからないけど皆人を殺したいんだ”という言葉は印象的でまさにその通りだ。後半情け容赦ない殺戮が始まるけどそれ程グロイ描写はなくここも淡々と描かれていく。その中で戦争も敵も味方も善も悪も区別の付かない8歳の少女がとる行動は理由も何も要らない純粋なもので悲劇の中でほんの少しの希望として残る。あまりにも淡々とした作りが気になっていたらどうもドキュメンタリー出身の監督らしく納得。マルティーナ役の女の子は劇中でも言われてたけどこの年にしてものすごいベッピンさん。しかも愁いを帯びた表情は大人顔負けでびっくりした。このまま成長したらもしかしてものすごいふけ顔に…。「やがて来たる者へ」 ★★★
2011.11.10
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【送料無料】スペル コレクターズ・エディション銀行で働くクリスティンはある日ガーナッシュという老婆から頼まれたローン返済の延長を断った事から不気味な呪いをかけられてしまう…。B級ホラーコメディ。A級を目指したけど失敗してB級になってしまった訳ではなく思いっきりの剛速球でB級を狙ったような作りに最初は唖然としてしまったものの割り切って観てしまえば面白い。そう観ていくと主人公も老婆も霊媒師も上司も同僚でさえも全てがB級臭さ満載で笑えてきてしまう。本当なら吐き気を催しそうな入れ歯やゲロ(よだれ?)のシーンなんかも嘘臭さ満載だし鼻血ブーや目玉ボーンなんてもうただのギャグだ。駐車場でのクリスティンとガーナッシュの応戦もあまりのタフさ加減に脱帽だしラストのオチも期待通りだ。いきなり大きな音でびっくりさせる手法が若干ウザイものの何も考えずに観る分にはお薦めです。「スペル」 ★★★
2011.11.03
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11月に観に行く予定の映画を。まずは11月5日に公開の「ラビット・ホール」交通事故で息子を失った母親がその事故を起こした少年との交流を通して悲しみを乗り越えていく人間ドラマだそうです。ニコール・キッドマンとアーロン・エッカート共演。ニコール様のいい所はどんなに本国ですべっていようとどんなに興収は見込めなさそうだとしてもとりあえず劇場公開されるという抜群の知名度があるところ。個人的にあまり面白い出演作のない女優さんだと思ってるんだけど出演してたら観てしまうんだなぁ。次に11月11日公開の「インモータルズ-神々の戦い-」ギリシア神話を舞台に光の神と闇の神の戦いを描いたものだそうです。詳しくないけど基本的にギリシア神話は好きだし劇場予告を見たら映像が格好良かったから観てみたいなぁと。次に11月19日公開の「ラブ・アゲイン」急に妻に離婚を切り出された冴えない夫がバーで知り合った遊び人の男に“いい男”へと改造されていくが…。ハートフルなラブ(?)コメらしいです。スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ジュリアン・ムーア、マリッサ・トメイ、ケヴィン・ベーコン、エマ・ストーンとなんとも豪華な面子。まぁなにはなくともジュリアン・ムーア、この人です。公開されるか心配だったんだけど良かった。次に同じく11月19日公開の「ラブ&ドラッグ」製薬会社のセールスマンとして働くプレイボーイのジェイミーは病院でパーキンソン病を患うマギーと出会う…。ジェイク・ギレンホールとアン・ハサウェイ共演といういわゆる美男・美女(?)カップルのロマンス?ドラマ?コメディ?昔より大分男臭くなっちゃったジェイクだけど相変わらずクリクリした目が可愛らしく久しぶりのコメディ(なのか?)という事でちょっと楽しみです。最後に11月26日公開の「フェイク・クライム」友人に罪を着せられ刑務所へ入っていたヘンリーは仮出所中に偶然見つけた地下トンネルを利用した銀行強盗を計画する…。キアヌ・リーヴスが製作、主演を務めたサスペンス?なんとなくDVDスルーでもおかしくない様な気がするんだけどこれもキアヌのネームバリューだろうか?とりあえず“出ていたら観る女優”ヴェラ・ファーミガが出てるからね…。全部は観に行ければいいけどなぁ。
2011.10.31
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天使にラブ・ソングを… 【DVD】クラブシンガーのデロリスはある日殺人事件を目撃してしまい警察に駆け込んだ。それから裁判での証言まで身を隠すため修道院のシスタークレランスとして過ごすことになるが…。デロリスは修道服を着ただけでなんか笑える。最初は修道院の生活に馴染めず浮いていたクラレンスがシンガーだったことからグダグダの聖歌隊を指揮する事になりその後初めて歌うシーンでの「Hail Holy Queen 」は素晴らしかった。シスター達が街の人達とも親しくなっていくシーンで流れる「Just A Touch Of Love」もノリが良くて好き。さらわれたクラレンスを助けるためヘリに乗りたいシスター達が操縦士に詰め寄るシーンは笑った。ラストの「I Will Follow Him」は鳥肌もの。笑えて元気になれる映画なのにヘタすると泣いてしまうし何回観ても面白い。邦題も良い。サントラ共々お薦めです。「天使にラブ・ソングを」 ★★★★★
2011.10.28
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製薬会社でアルツハイマー治療薬の研究をしているウィルは開発中の薬を投与したチンパンジーの子供シーザーが並外れた知能を持っている事に気付く…。ある惑星で猿が人間を支配するという斬新な設定で1968年に公開された「猿の惑星」。そのラストを観た時一瞬言葉を失うくらいの衝撃を受けた。この大ヒットSF映画の起源を描いたもの。まずパフォーマンス・キャプチャーと呼ばれている(?)人間の動きをコンピューターに取り込んでデジタル処理してなんだかんだ色々やるらしい技術で(詳しい事はわからない)描かれたシーザーが無邪気に飛び回るシーンや自我に目覚め自由を求めるシーンでの動きや表情がとても生々しい。これは善し悪し。とりあえず技術の進歩は素晴らしい。シーザーがリーダーとなりゴリラやオランウータンやチンパンジー達が結束して街中を駆け回るシーンは圧巻。ゴールデン・ゲイト・ブリッジでの攻防も見応えがある。普通に考えれば知性を身に付けた動物に人間が敵う訳がないんだよね。機械も動物も何もかも支配できると思っている傲慢な人間の行き着く先は決まっているんでしょうか。ラストは以外にもハートフルな感じで終わったのでちょっとびっくり。この後また色々あって68年版につながるのかな?とりあえず68年版を観てから観賞する事をお薦めします。「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」 ★★★(★ちょっと)
2011.10.26
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第二次世界大戦中のドイツ、ベルリン。8歳のブルーノはナチス将校の父の仕事の関係で母、姉と共に田舎の家に引っ越す事になった。その家の裏にある入ってはいけないと禁止された森を抜けたブルーノはフェンスに囲まれた“農場”にいた同い年のシュムエルに出会う。ネタバレ?ユダヤ人の強制収容所の所長の息子と囚人である男の子の友情を描きつつ…。確信犯の父親、臭いものに蓋の母親、ミーハーな姉、誇らしげな祖父、嫌悪感丸出しの祖母、といった中で何も知らないブルーノの目線で観せる所が良い。ある程度史実を知っている観客はブルーノの無知ゆえの反応が新鮮でもあり怖くもあり観ているうちにどんどんと引き込まれていく。中盤ブルーノのせいでシュムエルが罰せられるシーンがあるけどシュムエルはブルーノに対してどんな気持ちだったんだろうか?8歳にもなってしかもあんな目に遭っていたらそれ程無垢でいられるとは思えない。シュムエル目線でのシーンがないので自分とは正反対の立場にいるブルーノに対して悪意はないにしろ友情以外の何かしらの感情があったんじゃないかと思わせる所も怖い。臭いものに蓋だった母親が否応なしに現実を目の前に突きつけられた後いけない事だと言いながらも無力さに諦めていく反応も印象的だ。ブルーノの無知さだけの悲劇じゃなく周りの大人達の無関心さや無責任さも重なっての悲劇でただそうならざるを得ない戦争はやっぱり恐ろしいです。一つ間違えば我が身、最後のあの嘆きは誰の嘆きなんでしょうか?観た後若干気分が重くなるけどぜひ…。「縞模様のパジャマの少年」 ★★★★
2011.10.22
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ロスに住むアートディレクターのディランはN.Y.に住むジェイミーにヘッドハンティングされ越してきた。恋愛話で意気投合した2人は体の関係を持つ友人になろうと決めたが…。観る前からラストは必ずハッピーエンドだとわかるような映画なわけだけどジャスティン・ティバーレイクとミラ・クニスの嫉妬もしない、飾らない、甘い言葉も言わない、といったテンポの良い会話のおかげでなかなか楽しめる。ベッドの中でもきわどい言葉で自分の気持ち良い所を言い合う開けっぴろげなシーンでもジェイミーの絶叫やディランの反応などで無駄に下品にはならずあっさりしていて良かった。ジェイミーの自由奔放な母親やディランのゲイの同僚やアルツハイマーを患う父親といった脇役達も当然のようにいい味を出していて安心したままラストをむかえられる。色んな映画や音楽をネタにしているので詳しい人はより楽しめるかも。個人的に父親の遺伝子しか受け継がなかったんだなと余計な事を思ってしまう程ジェイミーと母親がまったく似ていない所がツボに入った。母親役のパトリシア・クラークソンは出番は少なかったけどやっぱりナイス熟女だなぁ。サラッと観るには問題のない1本です。「ステイ・フレンズ」 ★★★
2011.10.17
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【25%OFF】[DVD] ディセント冒険好きのサラは1年前事故で夫と子供を亡くしていた。立ち直れずにいるサラを仲間達は洞窟探検に誘い女6人で地下へと降りていくが…。ネタバレ有り洞窟のジメッとした感じだとか暗さだとか広いんだけど狭いっていうあの閉塞感は観てるだけで嫌だね。狭い所は好きだけどそれはいつでも出られるっていう前提があって初めて好きとか悠長な事言ってられる訳で入り口には戻れない、出口もわからないそんな状況で地底人なるものまで出てこられたらもう無理。でもこの地底人結構弱いぞ。目が退化していて見えないからたとえ真横にいても気付かないんだよね。その代わり耳と鼻が異常に発達していて息遣いや汗の臭いだけで…って事はないのか。それだと即行やられて終わりだもんね。そしてもう一つ怖いのが女6人の人間関係な訳どけどリーダー気取りの女、優等生ぶる女、自由人もどきな女、自己中な…これは全員か。しかし地底人とも戦わなきゃいけなくて洞窟から脱出もしなきゃいけないこの状況でまだ仲間割れするかね?ここまで来ると女は怖いというより馬鹿だ。本当に脱出する気があるのかと疑ってしまう。個人的にはどんなにはらわたが煮えくり返ってようと冷ややかながらも表面上はそれなりの態度で一番最後に裏切るような女性の方が怖いと思ってしまうので敵意むき出しで睨みつけるサラはまだ可愛いもんだ。まぁラストはハッピーエンドのような感じにも取れるけど賛否両論だろうな。女性陣のタフさ加減は一見の価値有りです。あと脚の骨を押し戻すシーンは痛すぎる。「ディセント」 ★★★
2011.10.09
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10月に観に行く予定の映画を。まずは10月1日公開の「ステイフレンズ」ジャスティン・ティンバーレイクと「ブラック・スワン」でブレイクしたミラ・クニス共演のラブコメ。まぁこの2人はどうでもいいんだけどミラ・クニスの母親役でパトリシア・クラークソンが出ているので。「人生万歳!」同様ぶっ飛んだ母親を演じている様で楽しみです。次に10月22日公開の「やがて来たる者へ」この冷めた顔をした女の子のポスターが気になり調べた所1943年イタリアの小さな村でナチスが実際に行った虐殺を描いたものだそうです。観なければ。次に10月28日公開の「ミッション:8ミニッツ」警告:このラスト、映画通ほどダマされる。というやけに自信満々のキャッチコピーに惹かれたわけではないしヒロイン(?)のミシェル・モナハンもあまり好きではないんだけどヴェラ・ファーミガが出てるなら観なきゃねという事で。最後は10月29日公開の「フェア・ゲーム」イラク戦争を巡る元CIA女性エージェントと政府の戦いを描いたものでショーン・ペンとナオミ・ワッツ3度目の共演です。なかなか面白そうだしまぁこの2人が出てれば大丈夫だろう。(本当か?)全部観れればいいけど…。
2011.10.02
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ポール・ウォーカー/ワイルド・バレットジョーイは犯罪に使われた銃の後始末を仕事とするマフィアの下っ端。ある日警官を撃った銃を自宅の地下室に隠したが息子の親友オレグが持ち出してしまい…。イタリア系とロシア系のマフィアや悪徳警官やらが入り乱れてるかと思えば変態夫婦やポン引きなんてものも出てきて色々入れたなぁ…みたいな。色々入れすぎで主役であるはずのジョーイの存在感が薄くなっちゃてて変態夫婦やオレグの母親と義父のエピソードの方が断然面白いと思ってしまった。やたらと動くカメラワークは若干邪魔くさく皆が皆叫びすぎでうるさい。ラストに至ってはちょっとずっこけてしまった。突っ込みどころは多いけどB級と割り切って観れば楽しめるかも。ジョーイの妻のテレサ役のヴェラ・ファーミガは今回かなり色っぽくてそそります。「ワイルド・バレット」 ★★(★半分)
2011.09.28
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50歳の恋愛白書 【DVD】30歳年上の夫ハーブと2人の子供と暮らす50歳のピッパ・リーは周りからは完璧な良妻賢母だと言われていたが日々息苦しさを感じていた。そんな中20歳年下のクリスと出会い…。基本的には若かりし頃や夫婦関係や親子関係や若干の男関係といったピッパー・リーの半生が描かれているのでこのタイトルは的外れもいいとこ。まるで50歳が恋愛に現をぬかしているみたいじゃないか。本当に映画を観てタイトルをつけたんだろうかと疑ってしまう。現在が描かれていく中でピッパの子供の頃の経験やハーブとの出会いが徐々に明らかになって良く辺りは興味深く観れたのにハーブの元妻ジジが出てきて結局お前かい!と肩透かしをくらった気分になってしまった。ラストは若干都合よすぎるスッキリ感が逆にスッキリしない。ただ良妻賢母ゆえに娘からは疎ましがられ息子にはなつかれる描き方は面白かった。ピッパの若い頃を演じた「ゴシップ・ガール」のブレイク・ライブリーは今後どうなるでしょうね?とりあえず微~妙に期待しています。お久しぶりのウィノナ・ライダーは愉快な役どころでちょっと面白かった。ただジュリアン・ムーア目当てで観たのに出番が少ないうえ役どころも微妙。相変わらず格好良いし魅力的ではあるけどさ。恋愛ものじゃないとわかった上で観るのをお薦めします。「50歳の恋愛白書」 ★★
2011.09.25
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【送料無料】クライモリ 【VHS】クリスは渋滞している道を避け森の中の迂回路を走っている途中キャンプに来ていたジェシー達の車に衝突してしまう。両方の車が使えなくなり一緒に電話を探しに行くが…。森の中で奇形の殺人一家に襲われるんだけど「ヒルズ・ハブ・アイズ」っぽいなと思ったらリメイク元となった「サランドラ」という台詞も出てきて納得。ただ近親婚という設定はどうだろう?ストーリー自体はホラーの王道なのでまぁいいとして低予算なのかな?と思う部分もあれば殺人一家の奇形メイクはなかなかのもので見応えがある。特殊メイクの有名な人が手掛けたらしい。ただキャラクターに個性がないので出オチで終わってしまう。他にもクリスの撃たれた足は?とか一人で救助に?とかジェシーは捕まえただけで殺さないの?等等の突っ込みどころはスルーして頭空っぽにすればそれなりに観れるんじゃないかな。「クライモリ」 ★★(★半分)
2011.09.21
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パーフェクト・ゲッタウェイ新婚旅行でハワイのリゾート地を訪れたクリフとシドニーはこの島に男女2人組みの殺人犯が逃げ込んでいるというニュースを耳にした。そこで2組のカップルと知り合うが…。完全ネタバレ↓犯人はどのカップルかという部分なんだけど、予告編だけで見当が付いてしまう。いつの頃からか謎解き+どんでん返し=主人公が犯人、という図式が確立されている中で結末は誰にも言わないでくださいとまで念を押されたら間違いない訳で中盤1組のカップルが逮捕されるシーンで120%の確信が持てる。ただ犯人探しをスルーすると主人公達の会話も含め1枚壁を置いた様な不思議な構成だ。これは若干卑怯な気もするけどありか?ありなのか?まぁありだとして、犯人がわかってからの展開はなかなか豪快だ。ビデオを見て気付くシーンは成る程、怖い。その後の追って追われての殺し合いと…ここも悪くない。そしてシドニーさんの最後の行動、うん、パーフェクト・ゲッタウェイだね。多分2回目の方が楽しめるんじゃないかな?ハワイの景色もとても鮮やかで綺麗でした。「パーフェクト・ゲッタウェイ」 ★★★
2011.09.18
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1942年。ナチス占領下のフランス。胸に黄色い星をつける事を義務付けられ公共施設への出入りも禁止されていたユダヤ人達はそれでも家族や隣人達とささやかながら幸せに暮らしていた。しかし7月16日の朝フランス警察によるユダヤ人一斉検挙が行われ…。ユダヤ撲滅計画を進めるドイツの占領下にあったフランス政府がやむなくナチスに協力し年齢、性別関係なくユダヤ人の検挙を行った。と、されてきたが実はドイツが要求したのは16歳以上の男女だけだった。孤児になった子供達を保護しきれないと考えたフランス政府が検挙の対象を子供にまで広げ1万人を超すユダヤ人が室内競輪場(ヴェロドローム・ディヴェール)に収容されその後、強制収容所に送られた。要求以上の検挙をした事は戦後約50年間伏せられていたそうです。このフランスの汚点とも言われている(?)ヴェル・ディヴ事件を描いている。強制収容所に送られたユダヤ人がどうなるかはわかっているので序盤無邪気にヒトラーの演説の真似をする子供とそれを見ながら笑う家族の微笑ましさがよりいっそう切ない。ユダヤ人を非人道的に扱うフランス警察に対して消防士が言い放つ一言が印象的だ。まさに恥なのだ。恥を恥として認識できない、出来ても従うしかない状況で収容者を看病する看護婦アネットや娼婦達が人として執る行動は素晴らしい。酷い事件だけどこうゆう人達が少数でもいた事で助かったユダヤ人達もいるという事実があるだけで少し救われた気分になれた。自国の恥をも映画として描けるフランスはすごいなぁ。日本には絶対無理なんだろうな。「黄色い星の子供たち」 ★★★(★半分とちょっと) 補足(?)アネット役のフランスの若手NO.1女優(?)メラニー・ロランちゃんがアルバム「En T'attendant」を発売しました。「女優が歌も歌った。 という事ではないの。アルバムを出すのは小さい頃からの夢だったわ」というような事を語っていました。興味を持った方はぜひ。アルバム【送料無料】Melanie Laurent / En T'attendant 輸入盤 【CD】
2011.09.16
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フィンランドの山奥で元CIAの父親に格闘技や語学を叩き込まれたハンナ。16歳になり山を降りる事を決め父の元同僚のCIA捜査官マリッサを殺すという目的を遂行するが…。「つぐない」での美少女っぷりでロリータ界を騒然とさせた、かどうかは知らないけどそのシアーシャ・ローナンと同作でメガホンを取ったジョー・ライトが再びタッグを組むという事でしかもケイト・ブランシェットも出るとなったら観に行かない訳にはいかない訳で…という事で鑑賞。この監督よっぽどシアーシャちゃんがお気に入りなのか色々な服を着せしつこい位に可愛く撮ってくれている。ファンとしては嬉しい限りだが。ケイトさんはハンナと父親を追う冷酷な捜査官役で相変わらず何を演じても上手い。歯を磨くシーンでは素晴らしくて思わず笑ってしまった。徐々にハンナの出生の秘密が明らかになっていくのはいいんだけどそれ以外のことがはっきりしないなぁ。父親がハンナに何をして欲しいのかわからないしマリッサの狙いもわからないしCIAの構成に至ってはさっぱりだ。アクションシーンはシアーシャちゃんは頑張っているもののいまいち迫力が感じられずスローモーションの使いどころもよくわからない。全体的にいまいちはっきりさせてないのは続編製作を視野に入れているからだろうか?もし入れていないのであればシアーシャちゃんを使ってアクション映画を撮りたかっただけなんじゃないかと思ってしまう。まぁ序盤はそれなりに引き込まれるシーンがあるし決してつまらないわけではないし続編への序章としてみればそれなりに楽しめるし2人のファンならば観て損はない。そーいえばエリック・バナも出てたな…。「HANNA」 ★★★(続編に期待を込めて…。作られるのか?)
2011.09.12
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恋のミニスカ ウエポン 【DVD】政府の秘密組織にスカウトされスパイになったD.E.B.S.のエイミー達4人は女犯罪者ルーシーの動向を探るよう命じられるが…。ネタバレ↓(ネタというほどのものもないけど)エイミーとルーシーが惹かれあってしまうという同性愛要素も入りつつのミニスカ制服姿の女の子達が活躍するアクションコメディのようなもの。はっきり言ってストーリーもアクションもコメディも演技もほぼ全てのものがゆるゆるで真面目に観れば観るほどアホくさくなってくるので頭を空っぽにして観ればそれなり…か?まぁタイトルからして真面目に観る人はいないだろうけど。めちゃめちゃ目立つ監視方法や名前を間違え続けるシーン等ちょこまかした小さい笑いどころはつまらなくはないしエイミー役とルーシー役の子はそこそこ可愛いので(絡みはライト)バカバカしいものが観たい時にはいいんじゃないでしょうか。「恋のミニスカ ウェポン」 ★★
2011.09.06
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ダブルフェイス 秘めた女 【DVD】8歳以前の記憶がない作家のジャンヌは夫と2人の子供に囲まれ暮らしていたがある日から周りが徐々に変化し始めやがて夫や子供、自分まで変化していき…。独特の世界観やジャンヌに何が起こっているのか過去に何があったのかといった謎や顔の半分がソフィー・マルソー、もう半分がモニカ・ベルッチという映像も面白いんだけど終盤種明かしされてもわかりにくいはわツジツマあわないわでこんがりながらもなんとか理解しようと思っている矢先にモニカ・ベルッチの笑顔。はい?なのである。別に全ての事にきっかりした説明は要らないけどこんなけ好き勝手だと若干イラつく。無意識にモニカが・ソフィーなのかソフィーにモニカが入ってきたのか。どちらにしろこんがらがってくる。一番わからないのがなんでいまさら?という事。頭が固いのか?それとも雰囲気重視で観ろとでも?よくわかりませんでした。「ダブルフェイス 秘めた女」 ★★
2011.09.04
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ドゥーニャとデイジー 【DVD】モロッコからオランダへ越してきた厳格なイスラム教徒の両親の下育ったドゥーニャ。その親友のデイジーは自由奔放なオランダ娘。ドゥーニャは親が決めた見合い相手に会う為モロッコに帰郷することになり一方デイジーは妊娠が発覚し…。性格は正反対だけど大親友の女の子2人の自分探しを描いたロードムービー。オランダの人気ドラマを映画化したものらしい。ドラマを見てなくても設定がわかっていれば観れる様になっていて笑いどころもちゃんとあるし無駄にハイテンションでもないし思っていたよりは真面目な作りで意外と面白かった。まぁ間違いなくドラマを観てからの方が楽しめるだろうけど。モロッコに戻ったドゥーニャに会いに来たデイジーに対するドゥーニャの母親の反応とそれでせっつかれるドゥーニャの面倒くさそうな対応は笑った。ストーリーも2人で旅してケンカして仲直りして旅を終え親とも一応和解してというセオリー通りの流れなので安心して観れるし何よりもドラマ版も見てみたくなる程ドゥーニャ役のマリアム・ハッソーニがやたらと可愛い。それだけでも観る価値があると思う。「ドゥーニャとデイジー」 ★★★
2011.09.01
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ハードキャンディ デラックス版 【DVD】14歳のヘイリーは出会い系サイトで32歳のカメラマン、ジェフと知り合った。実際に会いジェフの家に誘われついて行くが…。ヘイリーが襲われるかと思えば逆にジェフが…的な流れやほぼ2人の会話だけで進んでいく所やジェフのイケ面っぷりやヘイリーの幼さの残りまくるとぼけた二面性っぷりも良かったんだけどいかんせん2人の背景がほとんどわからない上にヘイリーの目的も曖昧ではっきりしない。あえて曖昧にしているのかもしれないけどだんだんフラストレーションがたまってくる。最後の告白が本当だとしたらヘイリーは何者なんでしょうか?とりあえず14歳の女の子に気絶した男を持ち上げるのは無理でしょう。って事は?んー?よくわからない。ただ決してつまらない訳ではないし芸達者なエレン・ペイジには感心する。男性が観たらめちゃめちゃ痛いかも…。「ハード・キャンディ」 ★★(★半分)
2011.08.28
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