無限の夢幻を有限に

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流れ水

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2007/07/01
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『お前、戦争を無くす方法って知ってるか?』

当たり前の様に出された質問 予定調和

『当然、単純な話だろ。戦争を起こせばいい』

直ぐに俺の口から発する言葉 契約履行

『小賢いな、その通りだよ』

嘗てのこの国の様に、戦争を起こせば戦争を捨てる

惨劇を、後悔を繰り返す程に、人間は愚かじゃない

『じゃぁお前、戦争をやりたいか?』

投げられた奇妙な質問



 俺の世界にはまだ、戦争ってものは存在しない』

視ても、触れても居ない事の否定

それが俺に出来る、返答

『楽そうな人生だな、お前のは』

『そう言う卑屈な人間でね』

彼は躊躇いがちに、タバコに火を点けて言う

『お前は吸わない人間だったかなぁー・・・』

『知ってるくせに』

『だよなぁー・・・』

せっかく火を点けた煙草に口をつける事も無く

ただ空を見上げて



およそ感情と呼べるものもなく、そう言った

『あぁ、当然だ。忘れた事なんか一瞬たりとも無いよ』

その事実を知りながら、捨てた残飯に、罪は感じない

『そんでも人間は増えてるんだってな・・・』

『結構な事だ』



『バカな会話に付き合ってくれてありがとうよ』

『気にすんな、偶にならむしろ心地良いもんだ』

どこかに心を置いてきたような気がした

それとも、徐々に消えて逝ったのだろうか

何てことは無い昼下がり

昇る煙草の煙りが、何かと混ざり消え去った





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Last updated  2007/07/01 05:46:41 AM


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