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第24回 ★ 「S少年のこと」 ( 最終回 ) 「彼は自分で死を選ぶほど弱い人間じゃないと思います。 ・・・頭は良かったと思う。 でも”それ”を実行に移したかどうかまでは・・。もし、やっているとすれば、 お父さんに対する当てつけ、だったと思います。でも、どう考えても、ひとり じゃ無理な気がする・・ あまりにも計画的で・・」 (事件から20数年後、S少年の女友達の話) ●S少年の父親は、Sが問題を起こして警察に捕まるたびにその身柄を 引き取りに行った。運転免許証を取り上げられれば「仕事に必要だから。 今後は必ず真面目にやらせるから」と警察から取り返してきた。 そんな父親の姿は、S少年の目にはどのように写っていたのだろうか・・。←S少年死亡の翌日、捜査 本部は犯人の目撃者で ある現金輸送車の行員 四人を通夜の席に呼び、 遺体を「面通し」させた。 決定打と思われた容疑者 を失った警察にとっての 苦肉の策だったが、不確 かな記憶やプレッシャー、 目をつむり、鼻に詰め物を した遺体を見ての証言は 後々の捜査に波紋を投げ かける結果ともなった。 ←作成された証言表。 見づらいが、 「マユ・・生えぎわ似てる 90%」 「鼻・・良く似てる 85%」 「口・・口から小鼻が似てる 80%」 ・・などの記載が読める。 最終的には、四人とも 『平均すると、70%以上 似ている』との結論を 出しているのだが・・。 ●S少年、関根篤は少なくとも11月30日から12月6日までは立川市や福生町で 不良仲間と遊んでいたことが明らかになった。 が、母親は最後までこれを頑なに否定。事件当日の12月10日も「午前11時頃」 に起きてコタツでテレビを観ていた・・とタイミングの良すぎる供述をしている。 通夜の席で関根の女友達が「一週間ほど前まで一緒だったのに・・」と 漏らすと、ここでも母親は厳しい口調で否定している・・ (おわり) ※参考資料・「今、明らかになる!/ 衝撃犯罪と未解決事件の謎」 (日本テレビ「スーパーテレビ・情報最前線」/ 近藤昭二/ 編著 二見文庫) 特 撮ネタバレビュー 「・・・・・・。」( ← 感想 ) 海 底 大 戦 争 製作=東映(東京撮影所)/RAMフィルム 1966.07.01 カラー スタンダード 原案 福島正実 脚本 大津皓一音楽 菊池俊輔 特撮 矢島信男 監督 佐藤肇出演千葉真一 室田日出男 ペギー・ニール 岡野耕作 三重街恒二 菅沼正★東日新聞科学担当記者・安部(千葉真一)は、恋人の米・女性カメラマンのジェニー(P・ニール)から「米海軍の新型潜水艦実験の際、海底で人間に似た不気味な物体を見た」という情報を受けた。翌日、安部は誰もが信じない物体を確かめるためジェニーと一緒に海底に潜ることに。彼らがそこで 見たものとは・・? ●これはわたしが過去に観た数ある特撮物の中でも三本の指に入る超駄作である。 DVDの冒頭で「この作品は本編が古いためお見苦しい箇所が・・」と出るのは 毎度のことだがこの映画、それに加えてフイルムが欠落してる部分があるらしく、 真っ暗な画面が延々と続いたりする。 ・・なワケで、早々と観るのをやめてしまったのだった。 ▲超マイナー作のためか写真が少なくて困った。 ▲この寄り目の半魚人がいきなりドアップで 一部、他サイトから使わせていただきました。 登場。食事しながら観たりすると吹き出す スミマセン。(時々やってるけど) ので御注意。悪いデザインじゃないんだけど 若き日の千葉ちゃんは「劇団ひとり」に ナンカ嫌いだなあ。この後、TV「悪魔くん」 似てると書いたサイトがあり、笑いました。 にも登場しました。 ▲左は海外版ポスター。「SONNY CHIBA」の文字が見えます。 この時期は「緯度0大作戦」といい海外との合作が多いですね。 ところで「海底大戦争」と聞くとサンダーバードでおなじみ、ITC製作の 「海底大戦争スティングレイ を思い出す人も多いのでは? わたしは小三の頃、遠足のおこづかいを使わずに残し、敵の潜水艦 「メカニカル・フィッシュ」(深海魚みたいな奴)のプラモを買った思い出があります。 小さなチューブ入りのプラカラーが付いてて(この量では全く足りない)、それを ブチュッとソファーにぶちまけてしまい、ものすごく怒られました・・
2007年06月22日
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第22回 ★ 「S少年のこと」 ( 2) ●S少年の存在は当時、マスコミに大きく取り上げられる ことはなかった。それはS少年の父親が現職の警察官 であり、警察の威信にかかわるこの捜査を極秘裏に進 めていたこと、そして結果的に捜査陣がS少年には直 接接触することが出来なかったからである。 三億円事件の当日事件発生の連絡を受け、緊急配備 についたS少年の父親は、「もしや」という思いで息子の 様子をうかがうため、警察の車両で自宅前を通っている いる。 車庫にオートバイがあるのを確認し、家の中の様子を 伺うと、再び任務に戻った・・。 ●そして、事件5日後の12月15日深夜、 関根少年は自宅で青酸カリを飲んで死んだ。 青酸カリの包みには、なぜか父親の指紋だけが 残されていた・・ ★情報筋・K氏のマニア向け分析 「わたしはこう見る」 『平塚八兵衛をはじめ特捜本部はどうして少年の 追及を打ち切ったのか。新宿の「白十字」という スナックの店主の「少年は朝方まで一緒に居た」 という証言を信じたというのは不可解である。 確かに、少年が鑑別所にいたときに多摩農協への 脅迫がおこなわれ、信託銀行への脅迫状の切手に 付いていた唾液の血液型と少年の血液型は違う。 だからといってシロというのはいかがなものか。 切手など、誰かに貼らせればいいことだし、共犯が 脅迫状を書いたということも考えられたはずなのに・・』 (つづく)MOVIE ★怪獣化していく異形の孤独 戦え!不死身の火野正平! バ ラ ゴ ン フランケンシュタイン対地底怪獣 製作=東宝 / ベネディクト・プロ 1965.08.08 90分 カラー 東宝スコープ 製作 田中友幸脚本 馬淵薫 音楽 伊福部昭 特技監督 円谷英二 監督 本多猪四郎 出演 ニック・アダムス 高島忠夫 水野久美 土屋嘉男 沢井桂子フランケンシュタイン 古畑弘二 中尾純夫 バラゴン 中島春雄 ●第二次大戦末期、ドイツから日本に 「フランケンシュタインの不死の心臓」が 持ち込まれ、15年後、それは一人の少年 へと成長していた。 その急速な成長は止まらず人間の数倍の 大きさとなって収容された研究所から脱走。 一方、秋田油田に出現した肉食の 地底怪獣が白根の宿泊客を襲った・・。 ★DVD ●珍しくカルトとはいえない有名な作品を取り上げてしまいました。 やっぱり東宝特撮はこの頃までが一番充実してますね。 「地底怪獣」に「バラゴン」とふりがながあるのがカッコイイ。 ▲二頭(?)の戦いは岩を投げつけたりと楽しい。 ▲左より水野久美オネエさま、高島忠男、久美 翌年に始まる「ウルトラマン対怪獣」の基本形? オネエさまにビールをお酌してもらうシーンに 嫉妬(笑)、ニック・アダムス。 ←(左)フランケンシュタインを理解するのは久美オネエさまだけ。でもちょっとビビッてる?←(右)メイク中。演じたのはズブの素人の古畑弘二氏で医者の息子さんだそうです。 ★究極の怪獣リサイクル!「MOTTAINAI !」 ●怪獣ヲタクの間では基本中の基本ですが、本作登場の バラゴンはその後、円谷プロの「ウルトラQ」「ウルトラマン」 で首をすげかえて再利用され続けたことで有名。 むろん、時間と経費の節約という理由が大きいのですが オーソドックスな「地底怪獣型フォルム」であること、 そして何より、円谷英二と東宝の密接な関係なしには不可能な 「究極の怪獣リサイクル」なのであった! 東宝から「貸し出された」バラゴンは四体の怪獣に変身し、 最終的に東宝映画「怪獣総進撃」で再びバラゴンに戻され 最後のお役目を果たした。本当にご苦労さまでした。 ▲まず「ウルQ」18話 ▲「マン」3話「科特隊 ▲レッドキングVSチャン ▲森永チョコボールの 「虹の卵」でパゴスに 出撃せよ」のネロンガ ドラー戦に恐れをなし、 キョロちゃんみたいな ビビッて逃げたマグラ くちばし?がガバッと 開いて驚いたガボラ ●マグラを除いて、演じたのはゴジラ俳優・中島春雄。つまり「中身まで」同じなのであった!←海外版ラストではなぜか唐突に巨大なタコが登場。 「おいおい、山の中だろう」などとツッこまず、 素直にそのサービス精神を楽しみましょう。 ラストが国内版と海外版では違っていたり、他に TV放送用など四種類ほどのバージョンが存在する らしい。 ●この作品で好きなのはフランケンがイノシシを 捕まえようと掘った穴に自衛隊の戦車が落ちて 「人形」の隊員が「大丈夫です」と言ったり、その イノシシもとても良く出来たミニチュアが走ってたり・・ バラゴンが馬小屋を襲うシーンもあり、恐怖におののく馬までがミニチュア。 実際の馬小屋で撮影することも可能なのに、重要なのは「わざわざ手間のかかる 方法を選んでいる」こと。なんていうか、「特撮屋の意地をみた」っつー感じです。 ●さあ、何度も観た方も観てない方も、この機会にいかがですか?
2007年06月09日
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第19回 ★モンタージュの男 (前編) 10年前の遺影 ●三億円事件についてちょっとでも詳しい人なら、これは周知の事実ですが・・。 事件発生11日後の昭和43年12月21日(平塚八兵衛著書では22日)、 「三億円事件の顔」とも呼ばれた有名な「モンタージュ写真」が公開される。 しかしこの写真、じつは事件の1年半前に死亡していた男性の顔写真を ほぼそのまま使ったものだった。 ▲犯人は鼻、口もマスクでスッポリ隠していたらしいので、実際には中央の写真の感じか。 「目は口ほどに・・」とはよく言ったもので、これでもイメージは変わらない。 もっとも、あまりに見慣れすぎたせいもあるが。 右写真の男性こそ、このモンタージュのモデルになった人物で調布市のブロック工事 会社社長。写真は18歳のときのもので、酔ってケンカをした際ナイフを所持していた ため「銃刀法違反」の逮捕歴があった。(これを書いていて「オウム真理教」の事件で 「ドライバーセット」を持っていただけで同罪で逮捕された信者がいたのを思い出した。) 男性は28歳の昭和42年4月8日、埼玉県朝霞市内の工事現場で突然崩れ落ちてきた ブロックの下敷きになり、死亡した。あまりにも不幸な最期だった。 ●昭和49年暮れ、平塚八兵衛氏はテレビ出演の際、三億円事件の手配ポスターの モンタージュ写真部分を破り捨てている・・ (「後編」につづく)★大忍術映画 ワタリ【劇場版】3544円 ★「超健康優良児」ワタリに白土三平氏 大激怒!? 「赤影」プロトタイプか 大忍術映画 ワタリ 製作=東映(京都撮影所) 1966.07.21 カラー シネマスコープ 82分 原作 白土三平 脚本 伊上勝 西村俊一 特撮監督 倉田準二 監督 船床定男 出演 金子吉延 牧冬吉 村井国夫 本間千代子 ルーキー新一 大友柳太朗 ●諸国を戦乱の嵐が吹きぬけていた時代、 伊賀の里では百地三太夫を頭とする百地党と 藤林長門を首領とする藤林組が対立していた。 その争いの中、虫けらのように殺されていく 下忍を救うため、一人の少年忍者が現れた。 その名はワタリ・・ ●原作はいわずと知れた白土三平の人気マンガ。 少年マガジンの表紙や巻頭カラーで紹介されて いたのを思い出す。 映画は観る機会がなく、この歳でやっと初鑑賞。 ●オッサンになってから観た感想は「赤影だなー・・」 それもそのはず、ワタリ役は青影の金子吉延、「爺」役に白影の牧冬吉、 特撮監督の倉田準二は赤影の監督だしスタッフもほぼ共通なのだった。 ▲敵キャラも全身、真っ赤なボディペイントでまんま「赤影」。 ▲このスタイルを見ると 左端の紅一点、「敵九の一」は残念ながらブ〇なのだった。 「怪獣王子」のタケル を思い出す。●それにしてもワタリはぷくぷくの健康優良児で 当時、「こんな少年忍者はいねえよ」と ツッコんだものだった。 ●ワタリ役はおそらく、演技力の点で金子吉延以外にいなかったのだろう。 「だいじょーぶ!」の青影みたいな軽いキャラではなく、やや渋めの役柄 なのだが時々、金子の三枚目の地が出そうになるのが可笑しい。 ▲「爺」役、白影の牧冬吉。この ▲「日光江戸村よろしく!」 ▲百地党首領・大友柳太朗 イメージが最も白土漫画に近いか? ●今まで知らなかったのだが、原作者の白土三平はこの映画を観て激怒したらしく、 企画されていた続編はおろか、以降、東映との縁は切れてしまったのだそうだ。 (東映は仕方なく、横山光輝原作の「仮面の忍者赤影」をTVでスタート) なんでも、脚本段階でクレームを付けていたのに全くイメージと違う仕上がりに 憤慨したらしいのだが・・。 ま、確かに漫画のイメージとは違いすぎますわな。しかしねえ、そもそも小説にしろ漫画にしろ、原作のイメージ通りに仕上がったものの方が少ないわけで。よしんば、白土三平氏のイメージ通りに完成したとして、子供が観て面白い映画かどうかというのはまた別問題。ま、この映画、お世辞にも傑作とはいえないけど(笑)。大胆なアニメ合成を随所で使用。これがナニげにイイ。●あなたもこの「怪作」をその目で確かめてください!!
2007年05月22日
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(第八回) 今週の三億円事件 ★ 犯人は「日曜大工好き」? シリーズ・偽白バイを検証する (3) ●犯人は白バイ偽装の作業にタオル掛けやビニールテープ、ピンチなど「日用雑貨 品」を多用した。 赤色灯も書類入れに見せかけたクッキーの缶も「金具でボルト 留め」などの確実な方法は使わなかった。これらは第三現場で素早く取り付ける 必要があったから、という可能性もあり、実際その痕跡も残っていたとされる。 あ、メガホンを見れば すぐ解っちゃいますね(笑)。 注目して頂きたいのはその 取り付け位置が逆、という点。 現実には装備品がグラグラ だったり身体に干渉したりで 運転に支障が出る場面もあっ たのかもしれない。 同じバイクとパーツで偽白バイを再現したある方は、実際に試乗し「とても走れる ものではない」 と語っている・・ そして犯人の計算には入っていたのかどうか、第三現場出口から学園通りまで、 ハンドルは右に切ることになる・・ 偽白バイは「ヤマハスポーツ 350R1」、当時の本物は「ホンダ 305」(上写真 右側)と「ホンダCB350」が使用されていた。 詳細は 「白バイ50年物語」 実際、犯人も極力「ホンダ」を使いたくて当初、「ホンダ・ドリーム・スーパースポーツ」 なるバイクを盗んでいるが、エンジンの調子が悪く、小金井本町団地隣の公務員住宅 ・自転車置き場に放置した。 ● クイズの正解は「左」(笑) ●・・というワケで、次回は 「バイク盗難の悲劇(仮)」!! 【25%OFF】[DVD] 潜水艦イ-57降伏せず 3,544円 ★これぞ「食わず嫌い映画」の決定版? 「潜水艦映画」にハズレなし! 潜水艦イ-57降伏せず ●昔から特撮研究本などでその存在は知っていても、タイトルから 受ける堅苦しい印象や、何より観る手段がなかったことでやっと DVDで初鑑賞。しかし予想に反し、異色なテーマの力作だった。 製作=東宝 1959.7.05 104分 白黒 東宝スコープ 原作 川村六良 脚本 須崎勝弥 木村武 音楽 團伊玖磨 監督 松林宗恵 特殊技術 円谷英二 荒木秀三郎 ほか 出演 河本少佐 池部良 志村大尉 三達橋也 中沢中尉 平田昭彦 永井中尉 土屋嘉男 山野少尉 久保明 アンドリュー・ヒューズ マリア・ラウレンティ ●敗色濃い第二次世界大戦末期。日本に 有利な条件で終戦を迎えようと潜水艦イ- 57は某国外交官の父娘をカナリー諸島に 輸送する異例の特殊任務を与えられた。 しかしこの任務に批判的な乗組員は徹底 交戦を主張。悲愴な決意で基地を去るイ- 57は敵の防衛線をくぐり抜け、無事カナリ ー諸島に到着できるのか!? ●冒頭、いきなり「人間魚雷・回天」による特攻シーンで悲壮なムードに。 しかし、全編を重苦しい雰囲気にしないよう、「外人女」の乗船に色めき 立つ乗組員の描写など、明るい場面の活用に工夫のあとがあると感じた。 ▲しょうゆ顔の艦長・池部良とヒゲ面の ▲潜水艦映画にハズレなしの定説を覆した 男臭い三橋達也 の対比がよろし。 「ローレライ」も影響を受けている(笑) ●物語はハッピーエンドの方向へ向かうのかと錯覚するが、むろん そうはいかない。時まさに、広島への原爆投下・前日のお話なのだ。 実は誰かさんの お誕生年の作品。 東宝自慢の大プー ルは翌年の建造で 「小プール」を使 って撮影された。 実際に水中で潜水 艦を動かし、ガラ スの窓越しに撮る 方法も使用されて いるのでリアル。 本作はモノクロだ が特撮の合成用に カラーフィルムを 使用、それを転換 しクリアな画面に。 ●監督の松林宗恵、池部良、三橋達也ら関係者の多くが 実際に召集された戦争体験者なのでやっぱり説得力が違う。 ●海戦映画というと、動きの鈍重な巨大戦艦が 「ボカーン」と大砲を撃つようなイメージがあるが、 この映画は違う。 特にクライマックスの海上戦ではイ-57が実に キビキビとよく動く。油ののった円谷英二のミニ チュアワークが冴えわたる。 ほとんど話題になる事も少ない作品ですがぜひ ご覧いただきたい1本です!
2007年03月18日
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第23回 ★ 「S少年のこと」 ( 3 ) 「もっとデカいことやるはずだったんだがな」 「デカいこと?」 「驚くなよ、銀行の現金輸送車をやっつけるつもりだったんだ」 「どこの銀行だ」 「三菱銀行の立川支店さ。あそこからは明星高校に給料を届けているんだ。 それをやろうと思ってたんだがよ」 「恐くなったのか」 「冗談じゃねえや。 ちゃんと下見までしたんだが、仲間がみんなパクられちまって出来なくなったんだよ」 (43年8月初旬・福生署にて。傷害容疑で捕まった仲間の少年の話)●12月15日、立川署の刑事二名がSの自宅を訪ねた。 応対したSの母親は「あれはいま外出しております」 といった。 二人の刑事は顔を見合わせた。「・・では、明日 必ず出頭させるよう、御主人にもお話ください」 このときSは家にいた。そしてそのやりとりを二階の 自室で聞いていた。 間もなく父親が帰宅した。 父はその話を聞くとSを激しく叱った・・。 北多摩中央消防署に119番通報があったのは、 その日の深夜、午後11時半ごろだった。 救急車が到着したとき、少年はすでに死亡していた。 ベッドの横のテーブルに日頃の親不孝を詫びた 両親宛ての物など遺書が計三通(諸説あり?)と 二個のコップがあった。そのうち一個から強い 青酸反応が出た。 青酸カリは近所に出没するイタチを退治するため 父親が天井裏に隠しておいたものだと後に供述。 だがそれを包んだ新聞紙からは父親の左手親指の 指紋一個が検出されただけだった。 S少年の死に泡をくった捜査本部は翌日、現金輸送車 の行員四人を少年宅に呼び、「面通し」をさせた・・。 ▲S少年がモデルの主人公を 織田祐二が演じたTVドラマ 「新説・三億円事件」(92.フジ) (つづく) MOVIE ★これ、意外にオモシロイ! 汗を拭かない松方弘樹! 怪 竜 大 決 戦 ◆DVD 20%OFF! 製作 東映(京都撮影所) 1966.12.21 カラー シネマスコープ 85分企画 岡田茂 新海竹介 脚本 伊上勝特撮 赤塚滋 国定玖仁男 監督 山内鉄也出演 松方弘樹 小川知子 鈴村由美 天津敏 林真一郎 大友柳太朗 ●悪家老・結城大乗に父を殺された近江国・ 尾形城主の若君・雷丸(松方弘樹)は琵琶湖を 小舟で逃げる途中、巨大な竜に襲われるが 大ワシに助けられて飛騨国・蝦蟇ヶ岳に運ばれる。 それから十余年、雷丸は一人前の忍者に育てられ、 父の仇討ちの旅に出る。★大ガマと巨大竜の壮絶な死闘を描いた特撮怪獣 時代劇。「忍術児雷也」(1955年)のリメイクである。 戦前・戦後を通じて、何度も映画化された"児雷也"は "猿飛佐助"と並ぶ忍術映画のスーパー・ヒーローで、 演ずるは若き日の松方弘樹。ヒロインの姫君は小川知子。 時代劇のベテラン・大友柳太朗が悪役を憎々しく演じて いる。 当時の怪獣ブームを受けて東映が手掛けた異色の 怪獣映画である。●昔、TV放映されたのを観たような観てないような。この大ガマが「赤影」にもやたらと登場したので記憶がゴッチャになっている。写真は琵琶湖畔の城のセットで実際は床に水が張られる。よく見るとバックに脚立やスタッフが見える。二大怪獣の決闘はラストの15分足らずだがここだけは大掛かりなセットで結構見応えがあったりする。 怪獣の造型も秀逸。 ●「ワタリ」「赤影」など、この頃の東映特撮時代劇は、大友柳太朗のスケベったらしい 笑いと、天津敏のドスの効いた超低音がひとつのカラーになっていると思った。 ●ほかに大グモ、大ワシが 登場。大グモは苦戦する ガマを助けに空を飛んでくる! 実はこの大グモ、うちのトイレに 住み着いている5センチ以上は あるクモにそっくりなのだった! (笑) ガマはのどが動く仕掛けが あったりで感心した。●左は「巨大デコレーション ケーキ」製造中・・ではなく 造型中の大ガマ。 右は巨竜の目を仕上げ中。 キャラクター造型は「ガメラ」 「仮面ライダー」などの エキス・プロダクション。 ▲綱手という娘役の小川知子が可愛いのに驚いた。当時、まだ17歳! 大友柳太朗 演じる大蛇丸がじつは父親と発覚するが大友のセリフが 「そういえば昔、行きずりの娘(つまり綱出の母)に手を出した・・」 こういうトコ、当時は意味がわからなかった部分ですな。 ●ひとつだけツッコミたい!琵琶湖の小舟の上、少年が敵忍者に水中へ引き込まれるが 松方サン、舟の上で少年の名を叫び続けるだけ。普通、飛び込んで助けるだろう! 全然泳げないのか、着物を濡らすのがイヤだとゴネたのか?? さらに陸へ上がって少年の名を呼び続け、しかも少年、無事に地面に横たわってる! さすがは「仮面ライダー」でおなじみ、「超御都合主義」の伊上勝脚本だ。 さあ、この点も含めてあなたもチェックしてみませんか?
2007年06月15日
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第21回 ★ 「S少年のこと」 ( 1) 『立川グループって、主にSを絡めた話で非常にリアリティーがあるのですが・・ 元々立川グループなるものは存在していないって御存知ですか? 三多摩地区の 不良少年少女の総称なんですよ。色々な小さいグループがあり、その都度その都度 くっついて悪さしたり、遊びに興じたりの若者たち。でも事件を起こした犯人は、 その周辺に居た人物だということは間違いないでしょう。』 (※情報筋・K氏、談) ●その「S少年」、関根篤には、疑われても仕方の無い、多くの符合があった。 ☆昭和42年、空き巣や傷害で補導され保護観察 処分に。 ☆43年、強盗で執行猶予つき有罪判決を受けた のち8月、恐喝罪で練馬鑑別所送りとなる。 ☆9月4日、練馬鑑別所から茨城の養護施設への 移送中に脱走、自宅へ逃げ込む。 ☆9月24日、国立市内の飲食店で傷害事件を起し 10月1日、立川署が関東一円に指名手配。 ・・といった尋常でないワルっぷりに加えて・・ ★(とりあえず)モンタージュ写真に酷似している。 ★オートバイの運転が巧みで車の免許も所有。 現場の地理に詳しい。 ★車、バイクの窃盗常習犯だったが車を盗む場合、 三角窓を破ってドアを開け、エンジン直結で盗難。 ★仲間に現金輸送車を襲う話をしていた。 ★三億円事件9ヶ月前の43年3月、立川駅北口の スーパー稲毛屋に二人組の少年が押し入り 火のついた発炎筒をダイナマイトに見せかけて 現金12万7千円を奪った。(ただし関根は関与せず) (※下線部分は三億円事件と共通) ●しかし関根には警察が頭を抱えるある問題があった。父親が現職警察官だったのだ。 (つづく) 【25%OFF】 3,780円 ★戦後16年目のカタストロフ 一家団らんのちゃぶ台を「核」が襲う! 世 界 大 戦 争 製作=東宝 1961.10.08 110分 カラー 東宝スコープ 多元磁気立体音響製作 藤本真澄 田中友幸 特技監督 円谷英二 監督 松林宗恵出演 フランキー堺 乙羽信子 笠智衆 星由里子 宝田明 白川由美 ●戦後16年、東京が焼け野原から世界有数の 大都会へと復興したのはささやかな幸福の ために人々が懸命に働いたからに他ならない。 田村家では娘の冴子と航海士の高野の 結婚が決まり、喜びに包まれていた。 しかしそんな折、世界情勢は急速に悪化、 ベーリング海では連邦国、同盟国の戦闘機が 交戦、ついに「人類最後の」戦争が始まる。 人々のささやかな幸福は灰と化すのか・・。 ●ある意味、こんなに不思議でリアルな「近未来SF」もない。 庶民の平和な暮らしぶりを「これでもか」というほど見せておきながら、 映画は救いようのない絶望的な結末へと向かう。 そこに助けに来てくれるヒーローなどいない。逃げ出す術はない。 ●この映画の恐怖とは、普段なら自分の帰りを待っていてくれるはずの 愛する人たちがいなくなってしまう、その恐さだと思う。 人が傷ついたり、死んでいくような描写は一切、ない。 「核」を扱いながら、こんなにコンパクトで小奇麗な「戦争」映画はない。 本物の戦争を体験した松林宗恵が監督にしては、ものすごく意外な感じがした。 ←出演は、中央上から時計回りに 宝田明、 なぜか上戸彩に激似の星由利子(当時17歳!)、 この作品では妙にオバハンくさい、愛しの白川由美サマ (幼稚園の保母役)、さすがの貫禄、♪君はフランキー堺 ( 「ファンキー・モンキー・ベイビー」の節で )、 昭和30年代の「ニッポンの母親」を好演、乙羽信子。●この作品、テーマの割には大作扱いというほどでも 無かったのか、あまりお金がかかってる感じはしない。 米のミサイル基地の特撮セット(下写真)ではトラックや 重機が動き回り「サンダーバード」を彷彿とさせる円谷特撮が 楽しめるがファンには有名な世界の名所が核爆発で 吹っ飛ぶ一連のシーンは見るからに小さなミニチュアで 円谷英二はミニチュア特撮というより「ジオラマ」での 表現、と割り切ったのではないか、とすら思ってしまった。 (そんなワケねーだろ) ▲水槽の水に絵の具を落とし、逆さまに ▲連邦側ミサイル基地セットにてジープの したカメラで「きのこ雲」を撮る・・。 模型のチェックに余念の無いオヤジさん・・ ええっ?アレってこんな小さいんスか!? ●明日、食卓を囲むあなたのお宅へ飛び込んでくるかもしれない「突撃!隣りの晩ノドン」! そんな現在(いま)だからこそ、観ていただきたい一作です!
2007年06月02日
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★一滴の血も流さない 「昭和のヒーロー」だったのか・・?? 三億円事件 犯人逃走ルートを追え! (前編) 1968年 12月10日 朝・・ どしゃぶりの雨だった・・ 《※ 2010年12月補足・この記念すべき第一回記事、今読むと顔から火が出そうな ほど恥ずかしい出来で(笑)削除したいくらいですが、これも「通ってきた道」 ということで、あえて残しました。 出来れば飛ばして次へ行ってください(笑)》 ▲この写真は差し替えました。タイトル・「42年目の白日夢」。 いかがでしょうか。 ●日本信託銀行・国分寺支店の 行員四人を乗せた現金輸送車が 東芝府中工場社員のボーナス 約三億円を届けるため出発した。 ・・ AM9:15 輸送車は定められた輸送ルート のうち、「Aルート」を選択、 国分寺街道を南下していった。 途中の脇道で『警官』が大慌て で追いかけようとしていること も知らずに・・ 明星学苑の交差点を右折、 学園通りに入ってしばらく 走ると左側に府中刑務所の 高い塀が現れる。 そのとき、運転手は バックミラーに白バイ警官の 姿を認めた。 ・・ AM9:20 ※サイト 「「3億円事件・事件史探求」より地図を引用させて頂きました。 (写真は`07 1/2 撮影) ▲上の図のマル1より撮影。中央の斜めに入る ▲マル2より撮影。ここ(学園通り)を右折すると 道の途中にある空き地から犯人(の一人?) 「あの場所」が近づく。「ショートカット」から が白バイで出発した。 現れた白バイがバックミラーに映る場所だ。 「ビニールシート」を引きずったまま・・。 38年後の正月の街は車も少なく、あまりにも 現在は一方通行でこちらからは入れない。 静かだ・・。 (※マル4以降の写真は次回) (上写真は現在の空撮) ●・・輸送車を停止させた白バイ警官は言った。「支店長宅が爆破されました。 この車にも爆弾が仕掛けられているかも知れないので調べさせて下さい。」 これより以前に、銀行に脅迫状が届くなど、話の伏線が出来上がっていた。 警官は仰向けになって車の下に頭を突っ込み、突然立ち上がった。 白煙が立ち昇っている。 「ダイナマイトだ!爆発するぞ。危ない!下がれ!」 行員たちは蜘蛛の子を散らすように逃げた。 ・・すると警官は車に乗り込み、急発進させると府中街道方面へ猛スピードで走り去った!・・ 煙を上げていたのは、ただの発炎筒だった・・。 ・・ AM9:25 ▲事件直後の現場。中央の監視塔は ▲ 現在。・・覚悟はしていたがあまりの変貌ぶり 防犯カメラなどの普及により姿を消した。 に驚いた。塀が当時よりずいぶん低くなり、 この監視塔の看守が騒ぎを目撃しており 明るく塗装されている。車を奪った犯人は 事態を飲み込めないまま110番している。 この300mの距離を一気に突っ走って・・・ (以下、中編につづく) この強奪場所が「第一現場」、次回お送りする 輸送車放置場所が「第二現場」、偽白バイが 出発した脇道が「第三現場」、 空のジュラルミンケースを積んだ盗難車の 発見場所が「第四現場」と呼ばれる。 ・・犯人は「単独犯」か、 それとも「複数」だったのか? 普通に考えると「複数犯」と見るのが 自然だが、”一人でも絶対に不可能ではない” ところにこの事件の難しさがあると思う。 これらの何とも言えない「微妙さ」と 犯人の異常なまでの「強運」が まんまと犯罪を成功させてしまった・・ ●次回、後編は犯人が現金輸送車を放置した「第二現場」をついに発見!
2007年01月16日
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ガラモン ▼今回はこれまた超・有名怪獣、ガラモン(あるいはピグモン?)です。 弱冠、カラーリングの違う物が二体。アトラク用らしい、デフォルメされたデザインです。 ほかの怪獣はまったく分かりませんが、床で寝てるのはアニメ作品「ザ・ウルトラマン」の ウルトラマン・ジョーニアスですか? 右の赤い怪獣の一部のみ、どこかで見た気がします。 ガラモンはアトラクショーに出演すると、決まって体のトゲトゲを子供にむしり取られる、 という悲劇の怪獣です。 (1989年 Mont.Akagi氏 撮影) 怪 獣 供 養 (1) ▼数ある怪獣ショーの中でも最も異色な企画が1973年4月22日に二子玉川園で開催された 「怪獣供養」でありましょう。これは円谷英二氏(70年没)の長男、一(はじめ)・二代目社長が 後を追うように73年2月に急逝後、円谷プロ内で不幸が多発したため、厄払いとして実施され たものですが、結果的には遊園地の客寄せイベントになってしまった、というものでした。 (テレビマガジン特別編集・ウルトラマン大全集2 / 講談社 より)----- ▲左から 誠直也 (ファイヤーマン SAF 岬大介)、立花直樹 (ジャンボーグA 立花ナオキ)、 松川勉 (同 PAT 浜田隊員)、篠田三郎 (ウルトラマンタロウ ZAT 東光太郎)、一番奥は 円谷皐・円谷プロ第三代社長。 抱いている遺影は本人の出演作の怪獣というわけでもなく、「帰りマン」のタッコング、 「ファイヤーマン」のドランゴ、「ミラーマン」のダークロンなどが確認できます。 ▲総合司会は「おごそかな顔」が弔事向きの ▲歴代マン、円谷ヒーローが一人づつ祭壇に花 故・岸田森氏。 しかしこのギャラリーの数! を供えた。中央の男性が何か指示している。 ★「怪獣供養」の写真をもう一枚発見したのでこれは次回掲載 いたします。 ほかに神宮外苑で行われた「怪獣葬儀」なる イベントもあり、これも後日ご紹介する予定です。
2009年05月10日
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(3) ●第二現場の北西約400mに幼稚園があり、犯行時はその送迎時間に あたっていた。現金輸送車で「泥はね」された主婦らのほかにも目撃 者がいた・・ ※2010年10月8日・補筆 下の地図では主婦が南下してきたのは 「府中街道」になりますが、実際は内側の路地であったと思われます。 ▲この記事は事件12日目に発覚した目撃情報で、当日9時半頃、やはり 幼稚園に子供を送った帰りの主婦が第二現場北側を通った際、H家墓内に 青の小型乗用車が止まり、そばで三人の男が忙しそうに動いていた、というもの。 北側出口には雨に濡れて若い男が立ち、墓地の方を見ていた。(図を見ると かなりの至近距離で目撃している) 三人連れの一人は背が高く白ヘルメットに白っぽい長袖シャツ姿、他の二人は 背が低く黒っぽい服装。 見張りの男は身長160Cmくらいの若い男で落ち着かない様子だった。 (資料提供・クロベエ氏) ★参考写真 ▲こちらはツッチー刑事提供の珍騒動。 (昭和44年11月2日 毎日新聞) 事件翌年の44年11月1日、川崎市の側溝で主婦三人が発見。 今の価値なら400万以上か。いくら捜しても片方の半分は見つからず、 結果、拾得物となっていれば主婦らは半年後半分の33万円をゲットした はず。(3分の2、残っていれば「全額」だった) むろん、三億円事件との関連も取り沙汰されたらしいが、「夫婦ゲンカか」 というのがどこか昭和っぽくてイイ(笑) 小説男氏・魂の叫び ●ボツにすんな!! ~ 三億円のまちで ~ 脅 迫 状 の 教 師 宅 だ そ う で す が ・ ・ ・ どれがそうなのかよくわからない・・(笑) ※2010年10月8日・補筆 その「教師宅」は写真の矢印方向へ進んだ先にあり、 この場所は多磨農協へ届けるよう高校教師に指示された脅迫状が石の下に 置かれた新甲州街道下、興亜土木(写真・左)前の空き地近辺であります。 (写真は90年代です) 詳細は こちらの関連記事 にて!
2008年09月04日
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