sun♪sun♪sunny♪

友だちづきあい



1年生もあと1月余り。小学生になったなあ・・・・って思うことは多々あるけれど、最近出るようになったお友達関係での話。

1年生になって、よくやく『Aちゃんはこんな人。Bちゃんはこんな人。』っていうのもお互い分かってきたんでしょうね。


Aちゃん。いつも命令口調で人に指示をし、思い通りにならないとすぐ怒ってしまう女の子らしいです。あまりにもきついので、だんだんと周りの子が『Aちゃん来たから、あっち行こうっと!』と離れていったり、『Aちゃんのこと嫌い!』なんて言う子も出てきたり。

そういえば、女の子同士っていろいろありましたね。自分の子ども時代を思い出してもそうでした。(笑)そんな中で、皆、自分がどうしたらいいのか、どう人とつきあったらいいのかを学んでいくんですよね。大事な成長の過程です。

先輩ママさんによく聞く、『女の子って陰険よ~!』っていうのもわかりますね。男のとはまったく違うみたい。

そんなAちゃんと、授業の中で一緒のグループになったジャスミン。Aちゃんは相変わらず、自分の思うとおりに皆に動いてもらおうとするらしく、グループ内でもめごとが起こっているとか。

グループリーダーになったジャスミンも『あんた、リーダーなんやから○○しいや~!!』といわれたり、いろいろあるらしいです。

『そんなんで嫌な気持ちになるねんか。』

なんて言っているけれど、意外に冷静な彼女。だからといってAちゃんが嫌いだとかなんとかいう話は出なくて

『だからな、Aちゃんは何でそんなん言わはるんかなと思って・・・』なんて考えてるんです。(まだまだ余裕あるわ~=笑)

グループのBちゃん達は『Aちゃん嫌い!あっち行こう・・・』とか言う感じで、だんだんと普段の生活でもAちゃんと仲良くできるお友達がいなくなっている様子。

ジャスは『Aちゃんにな、Bちゃん達に優しく言ってあげたらわかるねんで。』と言ったりして、一応リーダーとしてまとめようとしているらしいです。でも、これ以上言っても無理やなあと思うと何も言わないらしいし。(笑)


私が

『Aちゃん、ホンとはみんなと仲良くしたいんかなあ?』

とかって言ったら

『わからへんねん。でもな、仲良くしたかったら、自分も人が嫌な気持ちになること言ったらあかんのになあ。なんでかなあ・・・』とかいうから、すごい『第三者の立場』でみてるんだなあって思って。


でも絶対Aちゃんのこと嫌いとか文句とか言わないんだよね。あくまでも客観的に見てるんですね。

Aちゃんと、Aちゃんの言動って『別物』みたいな捕らえ方をしてるような感じ。

その辺り、うちのダーリンと似ています。

彼、どんなにひどい人でも(仕事上付き合いのある人や、同じ外国人の仲間などで)例のストーカーに対してでさえも絶対『hate』って言葉使わないんですよね。そう思わないんだって。その人のし
ている『行動』はすっごく嫌いやし、許せないんやけれど、その人自身を『hate』するようなことはないっていうんです。



最初は理解できなかったんです。

『何いってるの???どこがちがうの??』って。


でも、ジャスミンとか見てるとすごくそれって、結果的に自分を守ることになるんじゃあないかなって思うようになりました。

人を憎んだり嫌ったりって、すごいエネルギーいるし、自分の心の中に大きなマイナス要素を作り出しますよね。『人』と『その人の行動、感情、言動』を分けてとらえることができれば、何より自分が傷ついたり嫌な気持ちになることが少ないように思います。自分を否定されてるように感じることが少なくてすむというか・・・・


カウンセリングしてる友達に話してたら、

『その年で人間関係が客観的にみれるなんて、すごいよね~。それはなんでなんかなあ。どうしたらそう言う風になれるのかなあ。(母国語の)言語能力、理解力が高いっていうのは、やっぱりすべてにおいて基本やね。(自分の気持ちを言葉で伝えたり、物事を整理して見れたりということみたいです)やっぱり自分の中に余裕があるんやろうね』って。

生物学にも詳しいその友達は

『それっでDNAも関係してるんかな????』なんて面白いこと言ってました。


そうなのかあ。やっぱり気持ちの『余裕』っていうのは大切なんだなって思いました。『私はこれでいい』っていう自信と(いいところも悪いところも含めて本当の意味で自分を受け入れるというか)『相手を責めない』という(これもまた相手を受け入れるってことだよね)こと。

でも『自分の思い』は言葉で伝えるということってバランスがむずかしいな。思ってることはあるけれど、『この人には今言っても無駄や』と思うことは、彼女、言わないらしいし・・・自分なりになんとか整理してるってことなんでしょうか。

私が

『そんな人もいるねん。いろいろな人がおるからなあ・・・嫌な気持ちになるけど、もうほっとき!そうか、そうかって言っといたら
いいねん。そんな人は自分の自分の話を聞いて欲しいねん。』

なんて言ったら

『やっぱりな、そうかとはいわれへんねん。でもな、ママ。いじわるの人もいいひんかったら、皆(周りの人は、人間的に)強くなられへんやろう?だからそれも必要やねん。』って。


大人や・・・・(笑)


彼女がこれからこういった人間関係をどんな風にしていくのか、楽しみに見守ることにします。決して相手を説得しようとか、変えようとか思っていない彼女。そういうお友達とは、自分がこれからどんな風な付き合い方をすればいいのか、学んでいくんでしょうね。

そう言う風に物事とらえられるようになったら、たとえ嫌なこと、辛いことがあっても、長い時間がかかってでも、必ず自力でのりこえられるだろうなって。そう思います。

100人全員と仲良くなる必要はないし、好かれる必要もない。嫌な人がいても○。会わない人がいても当然です。皆を好きでいようとする必要もないし、そうしなければいけないということもない。

入学するときに、校長先生の話の中で

『学校では、いろいろあるでしょう。けんかもあります。けれど、けんかを通してしか学べない物、人との関わりの中で学ぶ物がたくさんあるんです。それがとても大切です。』

というようなことを話されたのを思い出しました。


そう言う人たちとは自分がどうつきあっていけばいいのかを学んでいくのでしょうね。大人の私達にも必要だわ・・・・(2004.2)



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