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「いつも何を考えているのか分からないと思ってましたけど、院長先生もちゃんと見てくださっていたんですね。先輩が患者さんたちに一番好かれているっていうこともご存知でしたし」
 普段は院長のことをあまりよく思っていなかった遠子であったが、さっきのことで、評価が180度変わってしまったらしい。
「そうね。せっかく信頼して頂いたんですもの。頑張らなくっちゃッ!」
 美根子も大張り切りだ。
「そうですよね。頑張りましょう。先輩ッ!」
 遠子も既にのりのりで応えるのだった。はてさて、明日の健康診断はどうなることやら。

 そしてその頃、院長室では婦長に内線電話をかける院長がいた。
「ああ、もしもし、私だ。今、ふたりをそちらに帰した。後はうち合わせ通り、彼女らを通常の勤務から外して、全面的に市からの依頼に応えるように言ってやってくれ」
 先ほどまで浮かべていた笑顔を跡形もなく消して、苦虫を噛み潰したような顔をしている。

 院長は電話の向こうにいる婦長に同意を求めた。
「……まったくだ。患者の命を預かる仕事をしているという自覚が足らないんだよ。彼女達には。……ああ、そうだ。ではよろしくな」
 電話の向こうの雰囲気から、婦長がいるナースステーションに美根子と遠子が着いたらしいことを察した院長は、受話器をおろすのだった。
「集団変身現象だなんてオカルトな事件が現実に起こるのはいいとして、それを医学的に解明するなんて出来るわけないじゃないか。まったく、市のお偉いさんも無理なことを言ってくれる。まあ、どうせ無理な仕事ならあの猫の手以下のドジ看護婦にやらせて、何か失敗でもしてくれれば問題なく彼女を辞めさせることが出来るのだが……」
 院長は暗い希望を口にした。その瞬間、院長は人の命を預かる医者ではなく、平気で従業員を解雇する経営者の顔になっていたのだが、それを見たものは誰もいなかった。。

 翌日、美根子と遠子の2人は中津木総合病院にて合流すると、そのまま克哉達が通う城南中学へと向かった。まずは校長に挨拶をした。そしてそのまま保健室へと足を運ぶのだった。
「おはようございます。真美ちゃん、いる?」
 やけに馴れ馴れしい態度で保健室のドアをくぐる美根子。
「おはよう。美根子ちゃん。お久しぶりね」
 対する保健室の主、真美先生もくだけた返事を返す。
「おはようございます。中津木総合病院から来ました犬飼遠子です。……て、先輩達ってお知り合いだったんですか?」

「ああ、ごめんね。こちら、高谷真美さん。ご覧の通り城南中学校の養護教諭をしているんだけど、私とは幼稚園から高校までいっしょに通った仲なのよ」
 美根子に紹介されたのを受けて、遠子に対して軽く頭を下げる真美先生。
「よろしくね。犬飼さん。それとも遠子ちゃんって呼んだほうがいいかしら?」
 笑顔を浮かべながら、真美先生は遠子に右手を差し出す。
「犬飼でも良いですけど、この3人だけのときは遠子と呼んでください。そのほうが嬉しいです」

「分かったわ。遠子ちゃん。それにしても、あなたの教育担当は美根子ちゃんなんですって?」
 真美先生は、微妙な興味をにじませつつ質問した。





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Last updated  Dec 10, 2004 12:44:44 PM
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