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カテゴリ: カテゴリ未分類
(看護婦さんが、修ちゃんのアソコが元に戻って男の子になったと言うんなら間違い無いんじゃないの?)
 無意識のうちに机の上を指でトントンと叩く夏美。恋人(?)の修司の変身が完全に解けて元に戻ったことを喜ぶ気持ちと、それなのにユニ君が慎重な姿勢を崩さないことにちょっとイラついている気持ちが混ざっているようだ。
(彼が元に戻ったことを疑っているというわけではない。むしろ可能性としては、元に戻っている可能性のほうが高いと私も判断している。この場合、彼らが嘘をいう動機が無いからな)
 夏美のイラつきに気がついているのかいないのか、冷静な口調を崩さないユニ君。まあ、機械知性なんだからそれもしょうがないかもしれない。
(じゃあ、疑っているようなことなんか言わずに、最初からそう言えばいいのに)
 不満気な夏美。外から見ると、うれしそうな顔をしたかと思えば今度はむすっとした顔をする様子は、ちょっとあぶない人そのものである。
(そう言った不満は、私をプログラムした技術者に言ってくれ。それよりも、私が、『本当のところが分かるかもしれない』と言った真意は、前回の変身後、なぜ身体の一部のみ変身が解けなかったのか。それなのになぜ今になって変身が解けたのか。そしてあそこにいるもう1人の生徒、矢島克哉の部分変身はまだ解除されていないようだが、それはなぜなのか? そういったことが、もう少し観察を続けていれば分かるかもしれない。ひいては魔法少女♪奈里佳と戦うためのヒントが得られるかもしれないということなのだ)
 まったくもって冷静に自分の意見を述べるユニ君。この意見には夏美にも反論の余地は無い。
(なるほど、そういうことね。だったら、さっさと観察を続けましょう。ふふふふふ、情報収集が戦いの第一歩ッ! 見てらっしゃい奈里佳ッ! 今度は絶対に私が勝つッ!!)


「そういえば、部分的に女の子に変身していた他の人たちはどうなっているのかしらね? 堀田君のようにもう元にもどったのかしら? それとも矢島君のようにまだ変身したまま?」
 夏美に観察されているなんてことには当然ながらまったく気がついていない克哉、修司、美根子の3人は廊下を歩いている。克哉と修司は、色の変わった尿検査用紙持っている。
「早い遅いはあっても、そろそろ順番に元に戻りだしているかもしれませんね」
 修司は、根拠もないまま適当なことを言う。
「矢島君は、どう? 元に戻るような感じはあるのかしら?」
 ま、その意見はそれとしてという感じで修司の意見をスルーすると、後ろを振り返りながら美根子は克哉に質問した。
「ええと……。無いみたいです」
 一応、考えたふりをした後で、克哉は小さな声で返事をした。
「うーん、やっぱり他の人の様子を見てみないと、矢島君の状態が普通なのかどうなのか分からないわね」
 至極まじめな顔つきをして考え込み出す美根子。集中しているのか、眉間にしわが寄ってきている。そしてそのとき……。
「あッ!」

 修司と克哉が警告しようとしたその時には既に遅く、美根子は何故か何もない廊下でつまずき、転んでしまった。つくづく転ぶのが好きな看護婦である。
「痛~い」
 あまり痛そうには感じられないような口調の美根子。
「大丈夫ですか?」
 克哉は転んでいる美根子に手を伸ばす。

 転んで尻餅をついたまま、美根子は自嘲気味にそう話す。
「転ぶくらいで、失敗しちゃうだとか、自分が嫌になるだなんて、おおげさじゃないですか?」
 修司が不思議そうに尋ねる。
「転ぶ時に、足下がおぼつかない患者さんを支えていたりしていなければね。……それで危うく患者さんを骨折させちゃうところだったし。あ、ありがとう」
 美根子は修司に対してそう答えると、今度は手を差し伸べてくれている克哉に礼を言った。
「いえ、どういたしまして」
 それに対して克哉は、さらに手を前に伸ばして美根子の手を取る。ふんわりとした手の感触に思わず克哉は顔を赤らめるが、それは一瞬のことだった。
(奈里佳ッ! これはッ!?」
 声を出さずにいることに努力が必要だった。柔らかな手の感触とは裏腹に、克哉が掴んだ美根子の手からは冷たい凍るような何とも言えない感覚がはい上って来たのだった。
(直接身体に触れなければ分からない程度のまだ小さな芽のような状態だけど、この看護婦さん、結晶化しかけてるわね)
 奈里佳のいつになくまじめな声が、克哉の頭の中で響いた。





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Last updated  Jan 27, 2005 11:09:01 PM
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