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2018年04月20日
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二宮先生語録巻の一 【七】(前半)



( なに ) ( ぶん ) ( ) ( ) つと ( ) う。 ( とし ) ( かん ) ( しょ ) ( ) り、 ( ) ( ちょう ) ( たん ) ( ) り、 ( くに ) ( せい ) ( すい ) ( ) り、 ( いえ ) ( ひん ) ( ) ( ) り、 ( こく ) (作物)に ( ほう ) ( けん ) (豊凶) ( ) り。 ( かん ) ( しょ ) ( ちょう ) ( たん ) ( ひとし ) うせば、 ( すなわ ) ( しゅん ) ( じゅう ) ( ぶん ) ( せつ ) ( ) る。 ( せい ) ( すい ) ( ひん ) ( ) ( ほう ) ( けん ) ( ひとし ) うせば、 ( すなわ ) ( ちゅう ) ( せい ) ( ) ( ぜん ) ( すう ) ( ) ( ちゅう ) ( せい ) ( ) ( ぜん ) ( すう ) ( ) り、 ( もっ ) ( こく ) ( ) ( ぶん ) ( ) ( ) す。 ( ) れを ( ) ( ) ( ) ( ) う。 ( これ ) ( まも ) れば ( すなわ ) ( こく ) ( ) ( すい ) ( はい ) ( きゅう ) ( ぼう ) ( うれ ) ( ) し。 ( ) ( ) ( みち ) ( ほん ) ( げん ) (根本)なり。



1 「中正自然の数を執り以て国家の分度と為す」について「既往の天禄を調査して、数十年の通計を得、盛衰貧富を平均し、その中を執って分度を立てる」「盛衰貧富を平均すれば中庸の分度が得られ、国家はこの中庸の分度を守れば治まる」とある。(『報徳外記』第三章分度(中))

《訳》国家が衰えたり窮乏に陥るのはなぜか?分内の財産を散ずるからじゃ。これを散じなければ国家は必ず富み豊かとなる。これを人の体と寒さ暑さの関係でたとえてみれば、その寒さに苦しむのは全身の温かみを散ずるからじゃ。衣服を重ねてこれをおおえば温かみを生ずる。もも引きやたびを身につけるのも同じじゃ。これは衣服が温かいのではない。全身の温かさを散じないからじゃ。もし衣服自体が温かければ、質屋の蔵で発火するだろう。しかしいまだかつて発火しないことで衣服が温かいのではないことが知れよう。分度の国家におけるも衣服のようなものじゃ。もも引きやたびのようなものじゃ。じゃによって国家の衰えたのを再興しようと欲する者はまず分度を立てるがよい。分度がひとたび立てば分内の財産が散ずることなく、衰えた国を再興できよう。廃れた家も元通りにできよう。それでは分度を立てるにはどうするか。年に寒さ暑さがある。日に長い短いがある。国に盛衰がある。家に貧富がある。穀物に豊作凶作がある。寒暑・長短いを平均すれば春分・秋分の二つの季節となる。盛衰・貧富・豊凶を平均すれば中正自然の数を得る。この中正自然の数をとって国家の分度とする。これを基礎というのじゃ。これを守れば国家が衰えたり窮乏したりする憂いがない。これが私の道の根本じゃ。





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最終更新日  2018年04月20日 03時48分48秒


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