はりきっていこう(^o^)/

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2010年07月17日
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カテゴリ: ホラー
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また警報メール!?
( ̄Д ̄;)

大雨、洪水、雷、etc.の警報が出ない日がない今日この頃。
事故も多いようですので、皆さん十分注意して下さい。
m(_ _)m


雨はともかく、蒸しむしムシ虫うっとうしい!
こんな時は静かに雪景色でも見て、心だけでも落ち着かせよう。



それはこの映画(^-^)b


「ぼくのエリ 200歳の少女 原題:LAT DEN RATTE KOMMA IN 英題:LET THE RIGHT ONE IN」(2008 スウェーデン)

PG-12

『怖ろしくも、哀しく、美しい12歳の初恋 』

今年の最低邦題、最低キャッチに決定!
(`へ´)b

監督・編集:トーマス・アルフレッドソン
原作・脚本:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト 「モールス」
出演:カーレ・ヘーデブラント リーナ・レアデンション


「どんな話?」

ストックホルム郊外の新興住宅に母親と暮らす12歳の少年が主人公。いじめられっ子の彼は、立木にナイフで切りつけることでストレスを発散していた。ある時その現場を隣の部屋に引っ越してきた同年代の子に見られてしまうが、それがきっかけで2人は夜ごと言葉を交わすようになる。しかしその子は見かけ通りの少女ではなく、人間ですらなかった。そして近辺では残虐な殺人事件が発生。果たして…



少年と吸血鬼の心の交流を描いた静かで抒情的な吸血鬼映画だ。

うっ屈した思春期の少年が出会って心を通わせていくのが、なんと吸血鬼。

グロ描写はほとんどないし、あっても遠景なので苦手な人でも大丈夫。もちろん吸血鬼ものなので血は流れるけれど。

吸血鬼を使って障害のある恋を描いただけと言われそうだけど、そんな甘いお話じゃない。北欧の寒く静かな郊外を背景に少年の成長と吸血鬼の生存本能を高レベルでバランスさせ、なんとも哀しく切ない物語に仕立てている。
吸血鬼ってだけで拒否せずに、少しでも興味があればぜひ!


ホラー映画が苦手、ヨーロッパ映画特有の引き気味の画面が苦手、派手な画面がないと退屈、90分以上座ってられない。そんな人でも興味があればぜひ!
観て損はなし、強くオススメ。
(`へ´)b


7/10より銀座テアトルシネマで公開中。

以後

7/24より仙台チネ・ラヴィータ
8/21よりテアトル梅田
9/4よりシネ・リーブル博多駅
札幌シアターキノと名古屋ゴールド劇場は秋
京都シネマは時期未定

で順次拡大(?)公開予定。
(^_^;)



いや~、とにかく公開されて良かった良かった。
\(^o^)/
もしかして米版リメイクの方が先に公開されて、オリジナルが無視されるかもって心配してたから。



両親の離婚と父親不在も関係しているのか、ちょっとうじうじした内証的な少年オスカルが、部屋の窓ガラスに写る自分を

「僕なんて…」

と卑下しながら見つめていると、下の道路に車が止まって子供とオッサンが荷物を運んでいるのが目に入る。壁の向こうから物音が聞こえて来るから、どうやら新しいお隣さんのよう。


学校でいじめられいろいろ空想した彼がとうとう、夜、団地近くの公園で立木に向かって

「こい、このやろう!こうしてやる!」

って家から持ちだしたナイフでグサグサやってる時に、それを遊具の上からエリが眺めているのが2人のなれそめ。
謎めいたエリにどんどん惹かれていくオスカル。


そんな彼の様子に昔の自分を思い出して、こそばゆくなってしまうのは私だけじゃないハズ。
(^_^;)



同居人のオッサンを父親だと思っているオスカルが、壁越しに言い争う声を聞いてエリの事が心配になる。で、思いついたのがモールス信号を使った会話。壁をコンコンツー。(=翻訳小説のタイトル)

ほのかな恋を思わせる描写の後に血塗れのシーンが続いたりするから、いやでもエリが人間でないことを思い出させてくれる。

夜の闇が長い北欧の冬、静かな中で起こる異様な事件、真っ白な雪と氷を染める真っ赤な血。
全体的には静かな雰囲気なんだけど要所々々で事件が発生するし、それに関わった人たちがどうなっていくのかという興味もあって最後まで飽きずに楽しめる。
(^_^)



それに、エリが血の涙を流す中盤の山場とクライマックスのプールは、見逃すには惜しい名シーン、必見だ。


とにかく、ホラーだからとか吸血鬼だからとかで敬遠するんじゃなく、映画ファンなら観て損はない映画だと思う。



オススメできる○:映画ファン
オススメしない×:映画が嫌いな人



余談

ホラーに馴染みのない方のために
吸血鬼は十字架やにんにくが苦手で鏡に映らないだけじゃなくて

・吸血鬼は太陽の光を浴びると灰になる
・吸血鬼は招かれないと建物に入れない

と言う約束事があって、本作では非常に重要な意味を持ちます。
基礎知識として知っておいて下さい。



余談2

原作者のリンドクヴィストさんは「スウェーデンのスティーブン・キング」と呼ばれてるらしいけど、キング作品のような人間不信や絶対悪は登場しないから内容のことじゃなく、ホラーで稼ぐ例えととるべし。
活字がお好きな方は原作もぜひ。

let_the_right_one_in_poster.jpg









【以下ネタバレ全開にて要注意!!!】





知ってても楽しめますが、知らずに観たい人は読むべからず。





まず言いたい!

『200歳の少女』~ぉ!?
(#`Д´)

エリ=エライアスは、元々去勢された男の子だから少女じゃない!ミスリードもいいところ。画面ではきちんと中性的に描いているし、はっきりセリフにもある。人間に見えるけれど人間じゃない。少女に見えるけれど男でも女でもない。生きるためには善悪関係なく人間を殺さなければならない。そんなエリの不安定さが下手な観客だと上手く伝わらないかも知れないぞ。
(`□´)

それに、200年以上生きていると分かるだけで、200年前に生まれたなんて誰も一言も言ってない!

『200歳』の『少女』なんてバカ過ぎ。怒りを通り越してあきれ果てた。
(ノ_-)~

オスカルの複雑な恋愛感情が初恋だなんてどこにもないから、キャッチも適当。知ってか知らずか結果的に命をかけた究極の純愛なので、初恋からイメージされるような甘っちょろいものじゃない。


せっかく公開してくれたんだからあまり言うのもなんだけど、ホントに鑑賞したのか?鑑賞した上でのことか?
鑑賞前に間違った予断を与えるのはやめて欲しいなぁ。

米版リメイク(「Let Me In=(私を)中に(招き)入れて」)でさえ一応ポイントを押さえたものなのに…



一番致命的なのはモザイク。今時フィルムを引っ掻いたようなモザイク。全く何の意味もないモザイクが大きなマイナス!

去勢された傷跡を見たオスカルがショックを受けるシーンなのに、そこを隠してしまうとなぜ驚いたのか分からない。分からないし、2人の恋愛(?)の複雑さを示す重要なカットを見せなくてどうするよ。

もちろん作りものなので何の問題もないのになぜ隠すかなぁ。ロリ●ンが誤解するだけだと思うぞ、バカタレ。
(*`皿´*)/



脚本は原作者によるものなので、原作のエッセンス=映像化するならこの部分というところが残っていると考えるべきなんだろうけど、同じスウェーデンの吸血鬼もの 「フロストバイト」(2006) ではアメリカ映画顔負けの描写ができてるから技術的なものじゃなく、興業的な判断かレイティングからくる制約か、原作の残虐場面を大幅にカット。残った部分もかなりソフトにしてあるので、抒情的な部分とエログロのバランスが原作ほどじゃなくてリリカルさが強い。

その分説明不足で曖昧な部分が残るので、考えたり想像するのが苦手な人には向いていないかも。

ファンタ系が好きな人にそんな人はいないか。
(^_^;)



原作では、同居人のオッサンがたまたまロリコ●なだけでオスカルもオッサンと同じ従僕≒奴隷の道をたどるかどうかはっきりしないけど、映画では完全にそう描いているので、「吸血少女対少女フランケン」(2009)を観た人じゃなくてもオスカルの未来を予想できるラストだった。



そんな黒いハッピーエンドもイイけれど、ホラーファンとしてはもっとエログロ部分を残した原作のテイストに近い完全映画化版を観てみたいなぁ。

硫酸で完全に溶け落ちた顔面とか、ビクビクしながら血の風呂に手を入れるとか、細切れに破壊しないと活動停止しない吸血ゾンビとか…
(o ̄▽ ̄o)にょほほ





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最終更新日  2010年07月17日 22時04分58秒
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