22歳くらいの時に観た映画「LE GRAND BLEU」という映画の中でジャン・レノ演じるエンゾが某シーンでカポタオルミナーナというホテルのラ・スコリエーラというリストランテでマンマに内緒で食べていたパスタ、スパゲッティ・マリナーラがきっかけの一皿です。映画の中ではこのパスタについての細かい描写はありませんでした・それが余計に想像させてくれて自分なりの「グランブルーのスパゲッティ・マリナーラ」を追い求めてしまいます。この日は食材にエビ、ホタテ、イカを使いオリーブオイルとにんにく、鷹の爪、白ワインを使い、バジルをのせて仕上げました。とても幸福な一皿でした。映画のようにいつかこのリストランテで地中海を眺めながらこのパスタを口いっぱいにほおばり、コルヴォ・ビアンコを飲むのが僕の人生の目標の一つです。