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2010.10.10
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カテゴリ: 2010年鑑賞映画
SENNA

アイルトン・セナ財団公認
 生誕50年記念作品


上映時間 108分
製作国 イギリス
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2010/10/08
ジャンル ドキュメンタリー/スポーツ

34歳の若さで
突如この世を去った
天才ドライバー。
彼は自らの命を捧げ
音速の先に、何を追い続けていたのか?


チェック :1994年にレース中の事故で他界したF1ドライバー、
アイルトン・セナの実像に迫るドキュメンタリー。
天性のドライビング・テクニックと甘いマスクでファンを魅了し、
その裏に秘めた闘志で数々の名勝負を繰り広げ「音速の貴公子」

を、彼自身へのインタビューやレース関係者、家族の証言を基に
浮き彫りにする。ふんだんに盛り込まれた大迫力のレース映像や、
貴重なプライベート映像の数々は必見。

ストーリー :1960年、サンパウロに生まれたアイルトン・セナは
1984年にF1デビューを果たす。ロータス、マクラーレン、ウィリアムズ
と名門チームを渡り歩いた彼は、3度もワールドチャンピオンの座に
輝きF1界を席巻。その華々しい活躍の陰で、アラン・プロストとの
確執などさまざまな葛藤(かっとう)の日々が、彼自身やレース関係者、
家族の証言から明かされていく。

<今回はシネマトゥデイから引用>

セナ1.jpg

【感想】
セナの映画と言うだけもうこのハートです

最近は全く観ていないF1ですが、結婚当初から、主人がファンで
セナが登場してからは、私もF1を見るようになって、夫婦でF1を
観ていました。なるべく放映時間で見たかったのですが、
放送の時間帯が遅いので、VHSのビデオで録画して翌日に見たりと


私も主人もセナの走りが、セナが大好きでした!いつのまにか
主人よりもF1に、セナに夢中になった私(笑)当時できた
ファンクラブにも入り、セナに逢う日を夢見ていました。

私も主人もセナは天才で、セナは絶対に死なないとなぜか
思っていました。それだけに、セナの突然の事故死は、
信じられませんでした(T^T)しかも、その日はリアルタイムで
観ていなかったので、朝のニュースで知ったのですが
本当にショックでした

私にとってのF1は、やはりセナなしでは考えられません・・・
私も主人もセナの死から、F1から遠ざかってしまいました。
今回の映画は、セナに逢える喜びもありましたが、映像の中で生きている
セナを見る事によって、セナがいない現実を思い知らされての悲しみも
あるわけで、主人が「切ない」と言って観に行かなかったように、
私もちょっと躊躇しましたが、やはり、セナに逢いたい!
そんな気持ちで映画館に行きました。
今回は、映画の感想と言うよりは、セナへの想いになってしまいそうです。

オープニングから、もう、だめですね・・・カート時代の若い頃のセナを
見ただけで、ウルウルしてしまいました。彼の声、わかり易い英語の
話し方を聞いてもう涙でした

そして、カートの世界から、カーレースの頂点F1の世界へ

思えば、鈴鹿の日本グランプリでは、いつも何か起こっていました・・・

プロスト・ロン.jpg

1988年、セナ、初のワールドチャンピオン獲得!何度も何度もガッツポーズ、
喜びを爆発させていたセナが印象的でした。

1989年は、プロストとセナ、終盤、シケインで接触、プロストはリタイア、
リタイアでは、その年のチャンピオンになれないセナは、マーシャルの後押しで
シケインを直進、エスケープゾーンからコースに復帰、1位でチェッカーを
受けたにも関わらず、抗議したプロストの主張が通り、シケイン不通過で失格、
その年のチャンピオンはプロストになりました。
私も主人も頭に来たことを覚えています。プロストのこと嫌いではなかった
私ですが、その事件以来、プロストが嫌いになってしまいました。。。
(後に、和解したので、今は嫌いではありませんよ)

続く1990年、スターとしてすぐのセナとプロストが接触、それで
セナのチャンピオンシリーズの優勝が決まりました。セナがわざと
ぶつけたとは思いませんでしたが、後味の悪いグランプリとなりました。
(鈴木阿久里選手の3位は日本人として嬉しかったけれど・・・)

セナ.jpg

そして、日本グランプリとともに印象に残っているのが、
1991年のブラジルGP。3度もワールドチャンピオンになっているのに、
母国のレースでは、まだ優勝をしたことのなかったセナですが、
この年初めてブラジルGPで初優勝。
ゴールの後、コックピットで、歓喜の声を上げ、子どものように
泣きじゃくるセナの声が無線から聞こえてきました。
そのシーンでまた涙の私(T^T)
後半、ギアボックスが壊れ、6速のみで走り、ゴール後、気絶したセナ、
彼の肩の激痛が相当なものだったことは、表彰台で、優勝トロフィーを
高々と持ち上げるのに、苦痛にゆがんだ彼の顔でわかります。。。

映画が終わりに近づくにつれて、ドキドキして来た私。
これはフィクションではなく、ドキュメンタリー、できることなら、
嘘であって欲しいと思ったあのシーンが、セナの事故シーンが
衝突シーンが近づくにつれて、その場を逃げ出したくなり、
泣きたくなってきました・・・
だけど、そのシーンはやってきました。。。
胸が締め付けられました
衝突後の映像、セナの頭がグラッと動いたのが見えました・・・

事故.jpg

そして、セナの死を報告する、三宅アナウンサー(フジTV)、
今宮純さん(解説者)川井一仁(リポーター)さん、
みんなが泣いているシーンに、私も涙ボロボロでした
1994年、5月1日、アイルトン・セナ・ダ・シルバは、
34歳の若さで、その生涯を閉じました

セナはF1レーサーでしたが、ブラジル人にとっては、ブラジルの
英雄であり、誇りであり、希望の星でした。そして、日本にも彼の
ファンは、いっぱい、いえ、F1観戦者のほとんどが彼のファンだった
ような気がします。

天才的なドライビングテクニックに魅せられたのは勿論ですが、
真面目で、繊細で、純粋で、やさしい人柄、甘いマスク(笑)、
私にとっては、理想の男性でした

スクリーンで大好きなセナに逢えて嬉しかった!
だけど、やっぱり切なかった・・・
あの事故からもう16年も経ってしまったことが信じられない・・・
あの事故依頼、FIFAの要請で、F1ドライバーの安全がより確保され、
それ以来死亡事故は起こっていません。

映画のラストで、「セナは骨折も打撲もしていなかった。
頭に直撃したパーツが、あと、15cmずれていたら、
セナは命を落すことはなかった」と語られていました。

F1を知らない方には、わかりにくいところもあると思いますが、
でも、たくさんのかたに、セナを見て、セナを知って欲しいなあ。。。

アイルトン・セナは私にとって、永遠にF1史上最速の、最高のドライバーです。
天才は、やはり夭折してしまうんですね。。。

10月8日(金)から公開
IMG_0004.jpg
クリックで公式サイトへ・パンフレット欲しい時に限って
製作されていないんですよね。(T^T))


彼は戦士
ールイス・ハミルトン(2008年史上最年少F1チャンピオン)

史上最高のドライバー
ーニキ・ラウダ(1975年、77年、84年、F1チャンピオン)


<本作の興行収入の一部は、貧しい子どもたちに対する
援助活動を行っているアイルトン・セナ財団に寄付されます>


ー以上チラシより

ノートアイルトン・セナ

オマケ

セナにとって、ホンダの存在も大きかったと思うので、
本田壮一郎氏とのシーンや 同僚(パートナー)としては、
珍しく友情を築くことができたゲルハルト・ベルガーとの
シーンも欲しかったなあ・・・

<TOHOシネマズ川崎にて鑑賞>

ファンクラブ.jpg
<ファンクラブに入った時の写真とセナ直筆<複製>の文章>

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最終更新日  2010.10.11 01:00:41
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