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くさり-ホラー短編集-(筒井康隆)


本の運命(井上ひさし)


紹介して頂いた本☆


読了本


未読本


2006.12.31
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カテゴリ: 本のある生活
今年は、伊坂幸太郎との衝撃の出会いに始まり、筒井康隆の活躍に胸躍らされながら、ぼちぼちと本を読むことが出来た。今年の読了本は58冊。この中から断腸の思いで、マイベスト5を決めたいと思う。


1.オーデュボンの祈り/伊坂幸太郎

この本との出会いにより、伊坂本を全て読み尽くすまで、読書欲が減じることはなかった。「死神の精度」や「陽気なギャング・シリーズ」「グラスホッパー」など、お気に入りもあるが、デビュー作であり、さらに伊坂ワールドに入り込む切欠となった、この作品をベスト1に挙げたい。


2.銀齢の果て/筒井康隆

今年はツツイイヤーと呼びたくなるほど、筒井氏の活躍が著しかった。新作の発表、待望の短編集、名作の映画化・・・。「壊れかた指南」や「パプリカ」などを挙げてもいいのだが、この「銀齢の果て」は嬉しくなるほどのツツイっぷりで、待ってました!と感涙のバトルロワイヤル。ただのエンターテイメントではないのは、言うまでもなく、高齢化社会に一石を投じる渾身の快作だと思う。


3.独白するユニバーサル横メルカトル/平山夢明

「このミス07」の堂々1位。推理大賞受賞作。未だかつてこれほど強烈な作品を読んだことはないかも知れない。読書によってのみもたらされる異常な世界の体感。これは凄い。作者は狂人か、もしくは神に違いない。吐き気とカタルシスを伴う異常な経験をもたらす、この魅力の秘密を暴きたければ、作者の脳を租借するしかない。


4.銃とチョコレート/乙一

ハリーポッターの登場により、魔法のごとく世界にファンタジーブームが到来した。さて、猟奇的な作品を生み出すのを苦としない若手作家、乙一がファンタジーを描いたらどうなるのか。「GOTH」のような衝撃作ではなくとも、非凡な才能が炸裂していることは間違いない。子供向けのように思わせて、大人こそ十分楽しめるような話。この作品、「銃」と捉えるか「チョコレート」と捉えるか。




映画を観る前に原作を読むべきだ。この作品にもっと早く出会っていれば、数学嫌いにはなっていなかったかも知れない。数十分ごとに記憶がリセットされてしまう博士、見事な物語の構成。それこそ美しい見事な数式のような。





あなたは、今年、どんな本に出会いましたか♪





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最終更新日  2006.12.31 21:39:38
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