2003年07月01日
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 毎年、1月初めの名古屋の熱田神宮や大阪の住吉大社で「踏歌(とうか)神事」という行事が行なわれています。

 舞人や笛役など10人ほどの人が「扇の舞」の披露から「祝詞(のりと)の奏上を行います。この時に演奏される鼓(つつみ)の音色から、その年の豊作を占うものです。

 この行事は、平安時代から行われ、「源氏物語」の「真木柱(まきばしら)」の巻にも記されています。下の原文の写真1行17字目から3行19字目まで。

祝いの舞歌7月1日真木柱27a

「御前、中宮の御かた(方)、朱雀院とに参りて、夜いたう更(ふけ)にければ、六条院には、このたびは所(ところ)せしとはぶき給(たま)ふ」

祝いの舞歌7月1日真木柱27a拡大1

原文の現代語解読文は次の通りです。

「踏歌(とうか)の一行は、冷泉帝の御前、秋好中宮の御前、そして朱雀院(前・朱雀帝)の御所にそれぞれ参ったので、夜が更けてしまったこともあり、源氏の君の居る六条院に行くのを省くことにした」

写真の原文をより見やすいようにするために原文の箇所3行文をさらに拡大しました。それが、下の写真です。



 昨日(6月30日)、時おり感想を記して下さっている「トコ7さん」のサイトに、雨の夜に捨てられていたネコを娘さんが拾ってきたので、「トミー君」と名づけたことが記されていました。
数日後、「トミー君」は友人に飼われることになり、名前も「朱雀君」に改名されたそうです。

ふと、朱雀帝のことを思い出しましたので「源氏物語」の中の「朱雀院(前・朱雀帝)」を記した原文を公開しました。





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最終更新日  2003年07月01日 09時40分43秒
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