2003年07月02日
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内大臣（前・頭[とうの]中将）と夕顔の姫君・玉鬘（たまかずら）に対し、蛍兵部卿宮（ほたるひょうぶきょうのみや）は、愛する思いを告白します。
蛍の宮は、あきらめきれずに玉鬘（たまかずら）に恋文を出します。玉鬘（たまかずら）は、
「しぶしぶにみ（見）給（たまふ）」
とその心境を語ります。現代語訳にすると、
「玉鬘（たまかずら）は、仕方なくその手紙をご覧になられた」
となります。玉鬘（たまかずら）が、蛍の宮からの手紙を読んでいた時、冷泉帝が玉鬘（たまかずら）の部屋を訪れます。
「源氏物語」「真木柱（まきばしら）」の巻に次のように記してあります。下の原文の写真７行１３字目から８行末尾まで。
「いとおしうおもて（面）あか（赤）みて聞（きこ）えんかた（方）なく思（おも）ひゐ給（たま）へるに、うへ（上）わたらせ給（たまふ）」
「蛍兵部卿宮からの恋文に玉鬘（たまかずら）の姫君が困惑し、顔を赤らめているところへ、冷泉帝がお越しになられた」
「うへ」とは「冷泉帝」のことです。
玉鬘（たまかずら）は、頭中将と夕顔の姫君です。頭中将の正室が夕顔をいじめた為に夕顔は玉鬘（たまかずら）と共に、頭中将の前から消息を絶ちます。
源氏の君は、偶然、夕顔のことを知り、玉鬘（たまかずら）を養女として引き取ります。
そのことを内大臣に昇進していた父の頭中将は知りません。玉鬘（たまかずら）の姫君の美貌は、またたく間に世間に広がり、とうとう冷泉帝までもが、玉鬘（たまかずら）に恋心を抱く事態にまで発展してくるのです。
昨日（７月１日）の掲示板に「奈津子0225さん」は、「源氏物語占い」による「玉鬘（たまかずら）」のことを記しておりました。冷泉帝がわざわざ見に訪れるほど、その美貌が天下に知れわたっていた「玉鬘」のことが描かれている原文の箇所を公開しました。
蛍の宮は、あきらめきれずに玉鬘（たまかずら）に恋文を出します。玉鬘（たまかずら）は、
「しぶしぶにみ（見）給（たまふ）」
とその心境を語ります。現代語訳にすると、
「玉鬘（たまかずら）は、仕方なくその手紙をご覧になられた」
となります。玉鬘（たまかずら）が、蛍の宮からの手紙を読んでいた時、冷泉帝が玉鬘（たまかずら）の部屋を訪れます。
「源氏物語」「真木柱（まきばしら）」の巻に次のように記してあります。下の原文の写真７行１３字目から８行末尾まで。
「いとおしうおもて（面）あか（赤）みて聞（きこ）えんかた（方）なく思（おも）ひゐ給（たま）へるに、うへ（上）わたらせ給（たまふ）」
「蛍兵部卿宮からの恋文に玉鬘（たまかずら）の姫君が困惑し、顔を赤らめているところへ、冷泉帝がお越しになられた」
「うへ」とは「冷泉帝」のことです。
玉鬘（たまかずら）は、頭中将と夕顔の姫君です。頭中将の正室が夕顔をいじめた為に夕顔は玉鬘（たまかずら）と共に、頭中将の前から消息を絶ちます。
源氏の君は、偶然、夕顔のことを知り、玉鬘（たまかずら）を養女として引き取ります。
そのことを内大臣に昇進していた父の頭中将は知りません。玉鬘（たまかずら）の姫君の美貌は、またたく間に世間に広がり、とうとう冷泉帝までもが、玉鬘（たまかずら）に恋心を抱く事態にまで発展してくるのです。
昨日（７月１日）の掲示板に「奈津子0225さん」は、「源氏物語占い」による「玉鬘（たまかずら）」のことを記しておりました。冷泉帝がわざわざ見に訪れるほど、その美貌が天下に知れわたっていた「玉鬘」のことが描かれている原文の箇所を公開しました。
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Re:冷泉帝の玉鬘（たまかずら）への恋心（画像(7/2)
kinkin-ms
さん
玉鬘、そうとうきれいな人だったんでしょうね。漫画じゃみんなきれいに描いてあるから・・・。
(2003年07月02日 09時04分52秒)
Re:冷泉帝の玉鬘（たまかずら）への恋心（画像(7/2)
奈津子0225
さん
こんにちは。興味深く読ませていただきました。<br>不思議なもので占いで『貴女は玉鬘（たまかずら）です』等と言われると単なる脇役だったのが私の中でヒロインになりつつあり、興味が湧いてきたところに日記にＵＰしていただけて感激しております。<br>ページをＵＰしたいと思いますので引用させていただいてもよろしいでしょうか？<br>リンクは問答無用で戴いて帰ります。あしからず。<br>o(_ _)oペコッ
(2003年07月02日 19時59分40秒)
Re:冷泉帝の玉鬘（たまかずら）への恋心（画像(7/2)
戸木田 佳子
さん
履歴から、きました。源氏物語、私も好きです。高校の頃、演劇部にいた私は、「末摘花の巻」（あれ、この名前で良かったのでしょうか？）を上演しました。意地悪な叔母役で。笑 また、きます。
(2003年07月03日 10時43分11秒)
Re:冷泉帝の玉鬘（たまかずら）への恋心（画像(7/2)
きっきママ
さん
「玉鬘」から「真木柱」までは割と独立していて「玉鬘十帖」などとも言われてますよね。<br>源氏物語の成立順序について詳しく勉強したことがないのですが<br>一般的にいわれる「玉鬘十帖」や「帚木」「空蝉」「夕顔」や「末摘花」「蓬生」「関屋」は<br>並びの巻などとも言われていますよね。<br>この並びの巻というのは成立が遅い（後から書き足された）ものなのでしょうか？<br>物語の本筋からそれることや、並びの巻にしか登場しない人物（玉鬘、夕顔、末摘花、空蝉）があることから<br>本筋のほうとは分けられるようですが。<br><br>しかしこの玉鬘の登場する巻あたりは<br>光源氏が最も栄華を極めるところですよね。<br>そういう意味で玉鬘のあたりは紫式部としても思い入れが深く<br>十帖にもわたって描かれているのでしょうね。<br><br>そして「若菜上」で女三宮をむかえることで<br>源氏の人生にも陰りが出てくる。<br>物語りも佳境に入っていくところですね。<br>
(2003年07月03日 13時45分50秒)
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