2006年01月20日
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 明石御方、紫の上、女御の君、女三の宮が合奏をする

 という場面が描かれております。それぞれが源氏の君に

愛された女性たちです。四人の女性たちが集い源氏の君が秘蔵する

それぞれの名器の楽器を渡されて、四人の女性たちによる

合奏が始まります。この合奏を「女楽」といいます。

 今までとは、少し違った原文の紹介をします。

 原文の全文の「読み下し文」をつけました。

 最初に原文の写真(額入り)を紹介します。


8月18日若菜下27a額入り


 原文の読み下し文を1文字ずつ正確に記します。

・・・くけたかきことさへいとならびなし。

 ひさし(廂)の中の御さうじ(障子)をはなちて、

 こなたかなたみきちゃうばかりをけぢめにて、

 中のま(間)は、院のおはしますべきおまし(座)よそひたり。

けふ(今日)のひゃうし(拍子)あはせには、わらべをめさんとて、

右おほい(大)殿の三らう(郎)、かん(尚侍)の君の御はらのあに(兄)君

 さう(笙)の笛、左大将(夕霧)の御たらう(太郎)よこ(横)笛とふかせて、

 すのこにさぶらはせ給(たまふ)。

 うちには、御志とねならべて、御こと(琴)共参(まゐ)りわたす。

 ひ(秘)し給(たまふ)御こと(琴)共、

 うるはしきこんぢ(紺地)のふくろ(袋)どもにいれたるとりい(出)でて、

 あかし(明石)の御かた(方)にびは(琵琶)、紫のうへ(上)にわごん(和琴)、

 女御のきみ(君)にさう(筝)の御こと(琴)、みや(宮)には、かく・・・


8月18日若菜下27a原文


 次に、原文の紙質を見るための拡大写真を公開します。

 原文の右上を拡大したものです。紙の繊維を見ることができます。

8月18日若菜下27a原文拡大


 今日の日記は、海外向けになっております。







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最終更新日  2006年01月20日 16時17分41秒
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